中顔面を短縮できるルフォーⅠ型骨切り術はどの位、顔を小さくできるのか。
これには噛み合わせの問題が大きく関与してきます。
ルフォーⅠ型骨切りを単体で行った場合には、2mm程度の情報移動が限界であるケースが多いです。
それ以上の変化・小顔効果を期待する場合には、SSROやIVROを一緒に行うことで下顎とセットの治療が行われています。
★SSRO(下顎枝矢状分割法)・・下顎前突症の解消。下顎枝を矢状方向に分割→歯列の骨を後方あるいは前方へ移動する方法
★IVRO(下顎枝垂直骨切り術)・・下顎前突症の解消。下顎枝を神経管の後方で垂直に分割→下顎を後方に移動する方法。
それぞれ骨を切る箇所が異なってきます。
口ゴボである、受け口、しゃくれ、前突の方は手術の適応となる可能性がありますので、一度咬合状態、顔貌、セファロ写真等のレントゲン、CT、MR等の検査結果に基づいて診断等で判断されることをオススメいたします。
失敗例としては、下歯槽神経の損傷(神経麻痺)・変化が乏しい・開口障害・咬合障害・たるみ・鼻の形が変わる(鼻翼が広がる)などが想定されています。
ちなみに、IVRO(下顎枝垂直骨切り術)は顎無しの症例では行えないのと顎間固定の期間が長くなるので、SSROが適応されるケースが多いです。一方でメリット性は、骨を切った状態のまま、ネジやプレートで固定しない点です。顎関節疾患の発生率と痛みが少なくなります。また、オトガイ神経麻痺のリスクがSSSROよりも低いことも利点でしょう。
治療をされるうえでは、是非専門の外科医を選択する様に。
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