最近、転職サイトや新聞などで求人情報を集めているが、私の経験やキャリアに見合う求人はなかなかない。35歳転職限界説は、やっぱり本当なのか。
2007年10月、雇用対策法の改正が行われ、募集・採用における年齢制限が原則禁止になった。これは、中高年の転職希望者にとっては朗報といえる。ただし、大幅に年収ダウンするような仕事では、よほど別の付加価値がなければ、食指は動きにくい。では、見合う求人に出会うにはどうしたらいいか?これには、希望条件の見直しと求人情報源の拡大が有効だ。自分の希望条件は、現在の転職マーケットにマッチしているか。また求人情報源は、インターネットでいえばリクナビNEXTのような転職サイト系、政府系、サーチ系、人材紹介会社集合系など、そしてハローワーク、人材紹介会社、人材銀行、雇用安定センター、新聞、求人情報誌、フリーペーパーなど、あらゆる窓口や媒体から徹底して集めることが大事。なかには1社の求人がいくつかの媒体に載っていることがあるが、さまざまな記事を読むうちに、企業の求める人材像がより鮮明にわかってきて、レジュメの作成時に役立つ。
指南!
採用条件からはずれているなと感じても、入社したい気持ちがあるならあきらめることはありません。まずはレジュメを送ってみてください。書類選考に受かる確率は高くないものの、「ちょっと会ってみようか」という企業も必ず出てくると、経験則からいえます。(佐々木氏)