犬などのペットの体毛をカットしたり、爪を切ったりするのがトリマーという職業です。

 

人間で例えると、さしずめ美容師にあたるのがトリマーです。

 

この職業につくためには、特別な資格は必要ありませんが、

民間団体が認定してる検定試験に合格していれば、それだけペット用美容サロンやペット用ホテルなどに就職しやすくなります。

 

トリマーとしてのスキルを証明するために、ぜひ取っておきたい資格のひとつだと言えるでしょう。さて、トリマー関連の資格にはいろいろなものがありますが、まず最初に受験すべきなのが、トリマー2級です。

 

トリマー2級は、ペット用美容サロンでグルーミング業務ができるための知識やスキルを持っていると認められる人だけに与えられます。

 

トリマー2級の上位資格として、1級の資格もありますが、1級を受験するにはトリマー2級資格を先に取得しておく必要があります。

 

試験の難易度もそれほど高くないので、誰でも努力すれば取得できる資格です。

 

トリマー2級の試験は、筆記試験と実技試験とがあります。

 

実技試験では、実際にトイプードルなどの小型犬のカットをすることになります。

 

そのため、テキストを読んで知識を頭につめこむだけでなく、犬を落ち着かせながら、ハサミを使って上手にカットする技術を磨く必要があります。筆記試験で合格レベルの得点をとるのは、独学でも十分に可能ですが、実技試験だけは独学では難しいのが現実です。実技試験の対策は、トリマースクールなどの専門学校に入学するのが最も簡単です。