下請け零細工場で働いてて、仕事は大手建機メーカー向けの金属部品加工。

だったんだけど、零細だから大手企業では絶対しないような失敗を、します。

 私がよく経験していたのは注文された部品で仕上がり寸法が

注文内容とズレているのにそのままメーカーに納品するという失敗。

 零細の認識ってちょっと違うんです大手とは。つまり

失敗があってもかまわない。誰かが気がついたらその人が対応すればいいじゃん

って感じで不良も平気で流しちゃうんです。その不良が納品先の大手建機メーカのチェックによって

発見されて、メーカーからの視察が

入ることになり。いつもテキトー作業している現場を一時的に視察対応バージョンにします

機械前面には品番を記載した札を提示して

→今この機械ではこの品番の部品を加工しています。と

だれが見てもわかるようにする

加工前の素材が入った入れ物にも品番を提示する

加工後の品物を収めた容器側面にも品番を掲示する

以上のようにして、今時点で工場内のどこにどの品物が流れているか

みんなが分かるようにしてミスがあればみんなが気が付きやすいようにしたうえで

大手メーカーからの視察を受け入れるのです。が

視察が終るとそれらはみんな廃棄処分されてもとに戻り

再びいつ不良品が出てもおかしくない状態へと帰るのでした

ということがあったんです。こういうのほんとに困っちゃいますね