漫画の実写化とは、本当は何十年も前からあるモノだが、技術の進歩などによって、十数年前から急激に増えてきた。






しかし、そういった「実写化作品」というのは、原作漫画が好きな人達、あるいは、先にアニメ化されているモノだと、そのアニメ版が好きな人達から物凄く叩かれる。



その理由は、大抵、「実写化は原作とは内容が全く違う、大幅改悪された駄作の方が圧倒的に多いから」だというそうだが、僕は「いや、そうか?」と思う。



確かに、十数年前なら、漫画の実写化は、駄作の方が多かったと、僕も思う。







だが、僕は色んな作品を観ているから良くわかるが、近年の実写化作品は、ほとんどが原作に忠実で、クオリティも、とても高い作品がほとんどだと思う。



だから、そうやって、最近の実写版を「大幅に改変し過ぎ」、あるいは「クオリティが低過ぎる」という人達は、

「少しでも内容が原作と違うだけで「大幅改変している」と言う」、

あるいは「二次元作品を再現したモノを、二次元の世界の奇抜なモノや変わったモノを実写で再現してるから違和感を抱く」という人達がほとんどだと思う。



しかし、そうやって、実写版に対して「違和感を抱く」というのは、元々のモノと同じモノを観るつもりで観たり、実写は実写でも「フィクションだから現実とは違う世界」であるという風に観るという視点を変える柔軟性がない人達が多いからなのだと思う。







そうやって、違和感を抱いたり、その違和感のせいで、実写版を良い作品だと思えない人達も多いが、

僕は、二次元作品でやっている、ハデなシーン(わかりやすい例ならギャグシーンなど)やハデな髪型や髪色や服装も、実写で再現しても「コレはフィクションだからこういうモノなんだ」と思って見るから

別に、「変なモノ」だとは思わないし、そういった部分も含めて「その作品らしさ」というのもあるので、そういったところも、どんどん再現して欲しいし、

前述の通り、今は、色んなCG技術や特撮技術が発達した時代なので、そういった、ハデなシーンや登場人物達のハデなヴィジュアルを今の発達した技術で、どんどん再現して欲しいし、

そういった、ハデで奇抜なモノを実写で再現したモノに違和感を抱く人達も、好みの問題で、ある程度、限界もあるかもしれないが、視点を変えて、

「実写だけれども、フィクションだからこういうモノなんだ」と思って、楽しむ事も大事だと思う。



そして、どんな実写版にも、色々な事情があって、ストーリーや設定などが色々と、改変やカットもされたり、俳優達の演じ方がアニメ版とは違う演じ方になっている事も多いが、

そうやって、改変やカットなどされたり、俳優達の演じ方がアニメの声優達の演じ方とは違う実写版に、自分が納得がいかない部分もあったとしても、そういう表現をしたのは、必ず理由があるはずなので、視点を変えてみて、

「ここは作った人達はどういう意図でこんな風にしたんだろう?」、「もしかしたら、こういう意味を込めて、こうしたのではないだろうか?」などと、色々とポジティブな捉え方をしながら観る事で、

作り手達が込めた思いも、完全にではなくても、ある程度、理解しようとして、

色々考えながら、色々と想像を膨らませながら観る事も大事だと思う。



そして、これまでにも、

「宮崎駿」監督作品(ほぼ全ての作品が他作家作品のオマージュに使われている)、

「大友克洋」監督作品(「童夢」、「AKIRA」、「SOS大東京探検隊」など)、

「新海誠」監督作品(「言の葉の庭」、「君の名は。」など)をオマージュして、実写映画を作る実写映像作家もたくさんいて、あのハリウッド映画ですら、日本の漫画やアニメを参考に実写作品を作る事もあるし、



逆に、アニメでも、

「宮崎駿」監督、

「高畑勲」監督(「火垂るの墓」、「おもひでぽろぽろ」など)、

「湯浅政明」監督(「夜は短し歩けよ乙女」、「きみと、波にのれたら」、「犬王」など)、

「朴性厚」監督(「呪術廻戦」アニメ1期及び劇場版など)、



漫画家でも、

「手塚治虫」先生(「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」、「どろろ」、「リボンの騎士」、「火の鳥」など)、

「鳥山明」先生(「Dr.スランプアラレちゃん」、「ドラゴンボール」など)、

「荒川弘」先生(「鋼の錬金術師」、「銀の匙」、「アルスラーン戦記(原作「田中芳樹」先生」)、

「尾田栄一郎」先生(「ONE PIECE」など)

「岸本斉史」先生(「NARUTO」など)、

「岸本聖史」先生(「666~サタン~」など(上記の「岸本斉史」先生の双子の弟でもある))、

「堀越耕平」先生(「僕のヒーローアカデミア」など)

「芥見下々」先生(「呪術廻戦」など)、

「藤本タツキ」先生(「チェンソーマン」など)、

「鈴木祐斗」先生(「SAKAMOTO DAYS」など)、

実写作品を参考に作品を作る、漫画、アニメの作家も多いので、「漫画やアニメ(ゲームも)などの二次元作品」と「実写(三次元作品)」は、

相対する敵のようなモノではなく、お互いを高め合うための良いライバルのような存在なので、

実写化をやめてしまうと、映像作品の進化の妨げにもなるので、

色々な漫画やアニメのためにも、実写作品のためにも、僕は、これからも、色々な漫画の実写版を作り続けて欲しいし、

逆に、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」などのような、たまにあるアニメの実写化も、どんどんして、良い作品を作り続けて欲しい。


最後に、映像作家さん達への応援コメント

日本だけでなく、全世界の漫画やアニメ、実写映画、ドラマの作家さん達、僕は、いつも、たくさんの作品を楽しませていただいております!尊敬、応援、感謝してますし、これからも、尊敬、応援、感謝し続けます!

これからも、ずっとずっと、頑張り続けてください!

そして、これからも、たくさんの作品で、僕やたくさんの人達を楽しませてください!!!