英知を磨くのは何のため?
                        君よ それを忘るるな
                        労苦と使命の中にのみ
                     人生の価値(たから)は生まれる。

 どこかで聞いた言葉なんですけど、思い出せません。でも、いい言葉だなぁと思います。
人生って、うまくいかないことのほうが断然多いと思う。苦しい、悲しい、つらいと思うことはたくさんある。けれど、それはすべて私の血となり肉となっている、ことは確かだと感じています。今起こっていることがどんなことでも、それを素直に受け止めることが大切であることを、この大学4年間で学びました。
 夢を叶える人も愛されている人も、みんな同じ。一人ひとりがそれぞれの孤独を抱き、生きていることを感じている。そして、喜びと同じくらい強い痛みを、全身で感じて受け止めている。それが真の強さと呼ぶのかもかもしれないな、と思います。手渡された悲しみや運命も、乗り越えるために、というより乗り越えられるから存在するのかもしれない、と最近すごく思うようになりました。人は一人で死んでいけるかもしれないけど、一人では生きてはいけない。だから誰かと寄り添いながらも、自分の足で立って生きていく。神様って案外意地悪で、案外やさしいのかもしれませんね。

 もうあと何ヶ月で終わってしまう大学生活。振り返るのはまだ気が早いですか??(笑)
 私にとってこの大学4年間は不思議な4年間でした。過ぎ去るのが早かったっていうのもそうなんですけど、それだけじゃないです。今まで生きてきた中で、こんなにたくさんのことを学んで、様々な感情を知って、使ってきたのは初めて。
 不思議な縁でこの大学、学部にやってきて、経験してきたものは、どれも初めてのものばかりで、ビックリの連続でした。目的地が見えないところをただひたすら走っては立ち止まり、また走っては立ち止まり・・・。まどろっこしいようなどうにもならない思いを抱えたこと、今までにないくらいたくさんの経験をし、そこから得た学びを、どう扱っていけばよいかわからず混乱したこと、時間の勢いについていけず、わけもわからず焦って過ごしたこと・・・。
 でも、そんな中でも、ひとつひとつ大切な何かを知って、きらきら光る自分だけの価値(たから)を発見してくることができました。そして、今までの歩みが無駄でなかったことを実感しています。だからこそ今の私があって、今だから巡り会える人がいて、今だから向き合える自分がいて、これからも向かうべき道が目の前にある。それがどんな道なのかは見当もつかないけど、感謝が心から言える幸せを思い出すことの出来た私には、きっとこれからもいくつもの道しるべや周りの景色に助けられることだろうと思います。

 私にとって、卒業論文は4年間での集大成というよりも、そういう旅をしてきたことのレポートみたいなものだったのかもしれません。「頑張った!」というよりもむしろ、「やりきった!!!!、走り抜いた!!!!」という思いが強いです。頭痛い~!熱がある~!眠れない~!頭がハゲる~!どうしよう~!って・・・あぁ~、何度限界を感じてギブアップしそうになったことか・・・。でも、何だかんだいったって、結局は周りの人の助けがあったからこそここまでこれたし、この4年間で私の体に染み付いた経験による感覚が、卒業論文を執筆するにあたって必要となるエッセンスにもなった。
 卒論を取り組むにあたって、私の本質が良くわかりました。自分と見つめ合う機会がより増えました。今まで、苦しみながらもがきながらも頑張ってきたこと、自分を信じれるようになりたいがために、最後まで先生や仲間の指摘や感じた疑問に食いついたこと・・・。今までやってきた努力は、これからも経験するであろうどんなことにも耐えたり向かっていける心強い見方になることでしょう。

 本当に今まで一年間長かったです。
 テーマを決めることから始まり、大量に資料を集め、調査概要を考え、調査と分析をし、悩み考え結果をまとめるという作業は、長丁場で苦しいと感じる作業でしたが、私にとって大きな力になりました。
 自分でやるべきことは自分できちんと進めることは大切ですが、 それ以上に仲間と協力しあうことの大切さを実感しました、一番に。
 前述したように、2時間しか寝れない日が続き、頭が痛くなったり、気分が悪くなったり、知恵熱が出たりしたことが多々ありました。 今まで使ってくることのなかった脳みその一部を使ったからかなぁ~?
 苦しみながら、もがきながらも目の前のことに真摯に向き合い、取り組んできたことが、こんなにも深い強い達成感につながっている。このことが、一年前の私に想像できたでしょうか?
 今は、やっと出来た・・・という思いに浸っていて(感無量ってこういうとき使うのかな?)、自分の論文がどのくらいの価値があるものか、判断することは難しいです。 専門家の先生や、将来の自分や、親や、親戚や、自分の子供に見せられる論文に仕上げることが出来たかは、もう少ししたら、わかるかもしれません。

 共にここまで悩んで歩いてきた仲間に、ありがとう!!最後まで私のために親身になって付き合ってくれた先生に、ありがとう!!そして今まで、相談にのってくれた方、応援、激励してくださった方、調査に協力してくださった方、悩みを聞いてくれて大丈夫だと声をかけてくださった方、本当にありがとうございました!!! みんながいてくれたからここまで辿り着くことができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
 来週は分析の仕方を知らない1年生から、研究のプロに成長した4年生の前でプレゼン。 小学生に勉強を教えているような感じで、どうしたら一番わかりやすく伝えられるのか?を考えながら、すこしでもわかりやすいプレゼンにしていきたい!!