2011 J-League Div.1 第11節




福岡 2 -  G大阪










相手のスタイルがどんなスタイルでも、





風とかピッチの状態が良くても悪くても、





先発メンバーが誰であっても、





チームの戦術を貫く。バックラインからパスを足元にワンタッチ、ツータッチでつないでいく。





パスが奪われれば、複数で相手を挟んでボールを絡みとりショートカウンターにつなげる。








こんな素晴らしいサッカーが実現できても、シュートにつながらなければ、ゴールにつながらなければ、勝利につながらなければ喜びも半減。


「意味が無い」とまで言わなかったのは・・・・





これ、僕がプレーしている親父サッカーのことだから(笑)。





でも文章にして書くと、こういうサッカーしているんです。でもペナルティエリアに進入する回数が少ないしシュートが少ない。





今日は素晴らしい天気でしたが、風が強く、ピッチコンディションは凸凹(福岡じゃなく利根川の河川敷です)。ボールがまともに転がらないコンディションでしたが、いつものようにパスをつないでいくことを確認してキックオフ。


いい感じでパスをつないで攻めこみペナまで侵入、シュートを打つも入らない。そのうちペナにだんだん入れなくなってきた。うちのバックラインはパスをつなぐために極端なまでにプッシュアップ。今日のように風が強い日はけっこうリスクが高く、相手のロングボールに何度かおびやかされる。で、結局相手のクロスが風でコースが変わり、凸凹のピッチでイレギュラーしたボールがキーパーの頭を越してゴールイン。まさに強風を凸凹ピッチにやられた失点。


わがチームはいいサッカーしているけれども、いかんせんペナに侵入する回数が少ない。シュートはパスがきれいにつながって相手を完全に崩しきらないと打たない。


今日のように、空中でもグラウンダーでもイレギュラーがおきる可能性が高いコンディションのときは、ペナの中にボールを送り込まないと怖くない。アクシデントはおきない。


結局わがチームのエースFWが強引にドリブルでペナに侵入、倒されPKを獲得。1-1で引き分けた。





上記、青太字で書いた戦術は・・・・・・、そう、ガンバ大阪のそれと同じ。同じ次元で語るなんて失礼千万ですが、どつぼにはまるパターンは同じ。広島戦が典型的なパターンですね。












とはいえ、今日のガンバは3点取りました。でも、福岡のほうが溌剌としたサッカー、チームとしての連動がみられたと思います。ガンバの得点は、PK、宇佐美の個人技、相手GKのミスですから。いや、どれもいい得点だったと思います。でも恐いサッカーをしていたのは福岡でしょう。





ACLでの疲労もかなりあるようで中盤でボールをまったく拾えず、我慢のサッカーを強いられました。まあでも、どつぼにはまっても勝っていたのが強いときの鹿島。こういう試合で勝ち星を拾うことができたのはシーズン終盤で大きな意味をもつことになると思います。(そう思う得ることになりますように!)








採点です。(SA・・・言うことなし! A・・・よかったです B・・・普通です C・・・もう少しがんばりましょう D・・・ひどいです  E・・・J1レベルではありません)


              


藤ヶ谷 : A (2失点よりも、絶体絶命の1対1をとめたことを評価すべき。あれは試合のターニングポイントだったと思います。)


藤春 : C (交代出場のときのような思い切りのよさが見られなかった。前半で見限られました。もう少し見てみたい気がしたが。)


中澤 : C (棒立ちで裏を取られたり、終止不安定なプレー。)


山口 : D (敵に丁寧なパスを出したり、棒立ちで裏を取られたり、同サイドの藤春をカバーできず。DFリーダーとしては不安だらけのプレー。)


キム・スンヨン : C (クロスは悪くないが守備の上達見えず。こいつも前半で見限られる。でもまた次には出てくるんだろうなあ。)


武井 : C (中盤でまったくボールが拾えず圧倒された前半の原因に。)


遠藤 : C (得点しようという意欲が強かったがらしくないミスも。)


二川 : A (相変わらずトラップの瞬間を狙われるが、PKにつながった倒れながらの絶妙なスルーパスと、長い距離を走った3点目でMOM。)


宇佐美 : A (消えている時間も長かったが、約60mを独走したドリブルシュートは欧州の香りが。3点目もアシスト。辛抱強く起用した西野監督の期待に応えた。ザッケローニもにやり。)


平井 : C (どフリーのヘディングシュートをはずした場面以外に見せ場なし。)


アドリアーノ : B (PK獲得、得点したが、1対1をしっかり決めて試合を終わらせるのがエースストライカーの仕事です。)




明神 : A (武井とはレベルが違うところを見せました。)


佐々木 : A (自分の強みで一気に流れを引き戻した。影のMOMでしょう。)


加地 : B (まあ普通のプレーかな。あんまり印象に無い。)





西野監督 : A (ボランチとしての武井と藤春を早めに見限り、佐々木と明神で流れを引き戻す。でも辛抱強く使わないと成長も無い。難しいところですね。)











まあなんだかんだ言っても、ACLではグループ1位突破だし、リーグ戦も2試合消化が少なくて3勝1敗なら、結果を見るといいスタートが切れているんですよね。


サッカー見てるとここ数シーズンで一番よくないように見えますが、それが結果には出てこない。


不思議なモンですね、サッカーは。





ちなみに親父サッカーの方は、今シーズンスタートして5戦し、5連続引き分け・・・・。決定力不足です。