「あの人の手紙」
作詞:伊勢正三 作曲:南こうせつ


泳ぐ魚の群れに 石を投げてみた
逃げる魚たちには 何の罪があるの
でも今の私には こうせずにはいられない
私の大事なあの人は 今は戦いの中
戦場への招待券という ただ一枚の紙切れが
楽しい(語らいの) 日々を(悲しい) 別れの日にした

殺されるかもしれない 私の大事なあの人
私たち2人には 何の罪があるの
耐え切れない毎日は とても長く感じて
涙も枯れたある日 突然帰ってきた人
本当にあなたなの さあ早くお部屋の中へ
あなたの(好きな) 白百合を(かかさず) 窓辺に飾っていたわ

あなたの優しいその手は とても冷たく感じたけれど
あなたは無理して微笑んで 私を抱いてくれた
でもすぐに時は流れて あの人は別れを告げる
いいのよ優しいあなた 私にはもうわかっているの
ありがとう私のあの人 本当はもう死んでいるのでしょう
昨日(手紙が) 着いたの(あなたの) 死を告げた手紙が






ものすごい激烈な歌詞です。
うちの嫁さんにはじめて聞かせたとき(僕の弾き語り)、最後の歌詞で「ぞくっとした」と言ってました。
いわゆる反戦フォークというにはあまりに強烈。
これが「なごり雪」とか「22才の別れ」と同じ人が書いた歌詞とは思えません。

ちなみにメロディもいい。 Am⇒(G)⇒C⇒D(Dm)⇒E(Capo2)の超シンプルなコードをひたすらストロークで弾くだけ。コードもみんな簡単なものばかりなので誰でも弾けます。
しかしこの歌詞の世界を再現するのは難しい。



映像がないほうがこの曲の良さがでるような気がしますので、音源だけのバージョンを探して貼り付けさせていただきました。イントロが超シンプルで超かっこいいです。









平和を願う曲としては、「Imagine」と同じくらい名曲だ・・・・というのは言いすぎか。



中学のときのコンサートで最後に演奏した曲です。懐かしいなあ。
高校に入ってからはサッカーばかりやってギターはほったらかし。大学でも時々エレキはやってましたがまともに演奏したりすることがなくなり、そのまま長い月日が経ってしまった。
そしてアコギ・インストに突如目覚め、今はわずか5分でも弾かない日は無いぐらいだけど、こういう弾き語りはまったくやっていません。
でも、やはりいい曲はいつまでもいいですね。



まさに、The Song Remains The Same