第90回天皇杯・全日本サッカー選手権 準々決勝
G大阪 2 - 1 浦和
これで冬休みの楽しみが残りました。
相変わらず4枚ボランチの固い布陣で臨んだガンバでしたが、宇佐美、佐々木と、ぐいっとギアを上げて、山口でゲームを終わらせる、2010シーズン後半の定番??パターンで快勝です。2006シーズンの、後半から、キレキレのばんどと家長を投入して一気に試合を決めるパターンに似て・・・はいませんね。あの頃は最初から高いギアに入っていました。まだ加速すんの?みたいな。青切符の速度領域からさらに赤切符の速度領域に突入するような感じ。今は残念ながら、安全運転から法定速度をちょこっと超えるぐらいまで加速し、早めにブレーキをかけて安全に止まる感じでしょうか。
まあ大事なことは、1月1日に国立のピッチに立つこと。待ってるぞ~~~~。
採点です。(SA・・・素晴らしい!! A・・・よくできました B・・・ふつうです C・・・もう少しがんばりましょう D・・・もっと努力が必要です E・・・目を覆いたくなるプレーでした)
藤ヶ谷 : B (シュートは全部正面に飛んできました。ミスは無し。)
安田 : C (アグレッシブに行こうとする意欲は見えた。クロスバーに当てたシュートは決めないといけない。浦和・宇賀神との同級生対決は、宇賀神に軍配かな。)
中澤 : B (浦和の攻撃に迫力が無かったとはいえ無難な出来。制空権握る。)
高木 : B C (浦和・高橋のスピードに手を焼くも全体としては危なげなし。やっぱ、ミスからエジミウソンに決定的なシュートを打たれたのでCやな。)
下平 : B (決勝点につながるルーカスのパスは見事でしたが、判断が遅く、一発で裏を取れるチャンスを何度かつぶした。)
明神 : A (サッカーマガジン連載の奥様の手料理で?完全復活。ワンボランチもそつなくこなす。しかし毎日あんなご馳走食べてんのかよ~~。)
遠藤 : A (芸術的FKを決める。ゴール裏からの映像を見ると、右足で蹴るにはかなりきびしい角度であることがわかる。イエローは余計だった。準決勝は出場停止。元旦に向けてしっかり調整してください。間違っても代表合宿に行かないように。)
橋本 : C (前半20分のビッグチャンスはせめて枠に飛ばさないと。前半飛ばしすぎたのか、だんだん消えていった。負傷で交代したが、雰囲気的に肉離れか。)
武井 : B (馴れないポジションでよくがんばっていると思います。)
イ・グノ : C (若干空回り気味。ドリブルで突っかけてはつぶれるパターンが目立つ。)
ルーカス : A (素晴らしいとしか言いようが無い。)
宇佐美 : A (MOM。シュートを打つタイミングが日本人離れしています。大宮戦のドリブルシュートもそう。日本人選手は、トラップして、1・2・3で打つ選手が多い。インステップできれいにインパクトするタイミング、きれいなフォームでシュートを打ちたいから。外国人選手はフォームとか関係ない。打てるタイミング打つ。トラップで少々足元に入りすぎるとか関係ないし、とにかく打つ。キーパーの呼吸に入らない。宇佐美のシュートのタイミングもそんな感じがします。)
佐々木 : B (ちょっと弱気なところが見受けられました。他チームからオファーがあるらしい。J1でレギュラーを張れる人材だけに来シーズンはわかりませんね。)
山口 : B (いきなりトップの位置でプレーしていたのでびっくりしました。インターセプトのタイミングはさすが。)
西野監督 : A (延長戦を見据えながら的確な選手交代でした。)
さて、準決勝の相手は、清水です。会場はほとんど清水のホーム・エコパ。対するガンバは遠藤出場停止、橋本・加地は難しそう。
予想布陣。
ルーカス 平井
イ・グノ 武井
遠藤 明神
下平 高木 中澤 安田
藤ヶ谷
佐々木と宇佐美は切り札的に使いたいはず。延長もあるので。リーグ戦でもイ・グノのサイドハーフは何度かやっている。平井OUT宇佐美IN、武井OUT佐々木INでギアを上げるパターンかな。
国立で待ってる。