2009Jリーグ第9節 (九州石油ドーム)
大分 1 - 3 G大阪
得点 : (大分) 家長 (G大阪) レアンドロ JJ(2)
**********************************************
16連休なんて人もいるようですが、カレンダーどおりだと今日からGWのスタートです。
予定では、4月30日、5月1日は休む予定だったのですが、急なプレゼンテーションが入ったり、豚インフルエンザ対応があったりで休めませんでした。
ニュースは豚一色。いまだ強毒か弱毒かもわからない未知のウイルス。ドラッグストアに行ったら、マスクは売り切れているし、ちょっと騒ぎすぎ??と思わないでもないけど、危機管理は、ありそうもないことを想定しておくこと。この際、マスクとか非常食とか、確保しておくことも悪くないと思う。小さい子供を持つ親としてはやはり気が気でない。水際作戦が今のところ奏功しているようだが、GW明けがひとつのヤマか。
メキシコでは、無観客試合なども開催されているようだが、Jリーグは無事開催。
それにしても、快晴のGWというのに九州石油ドームは2万弱の観客で空席が目立つ。
これもインフルエンザの影響??などと考えてしまう。
**********************************************
さあ、FC東京戦のいい流れを持ち込むことができるか?ガンバ大阪!
スタメンは・・・・・前節と同じやね。まあ、無難ですな。
下平は完全に安田からポジションを奪った感じですね。中澤もパクが復帰してもポジション譲らず。西野監督も、いい流れのときはいじらない様子。
開始から、まあ、圧倒~~~~~~~~~~~~~~~~~的に、ボール保持。80:20ぐらいあったんじゃないだろうか。FC東京戦と同様、ボールを奪われたりクリアされたりしても切り替えが早く全員でプレス敢行。なかなかシュートには持ち込めず、少しいや~~~な予感がちらっと出てきたその時!
むうが、マラドーナになった!!
と言っても若い方にはなんのこっちゃ?という感じでしょうが、僕にはあのシーンと見事に重なったのです。1990年イタリアW杯決勝トーナメント1回戦、アルゼンチン対ブラジル。
4年前のメキシコ大会は神がかり的な活躍でアルゼンチンを2度目の世界チャンピオンに導いたマラドーナだったが、4年後はチーム力の低下もあり、グループリーグ初戦でカメルーンに敗れるなど、ボロボロ。超守備的な戦い方で勝ち抜いた。そして迎えたブラジル戦。僕の記憶の中では、とにかく、圧倒~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~的にブラジルに押し込まれる。(確かブラジルには若きドゥンガもいたような気がする。まだロン毛だった。)まあそりゃ圧倒的だったね。ガンバと違ってシュートも打ちまくる。でも入らない。ブラジルのフォワードは誰がおったかな?カレッカいたよな?アルゼンチンはほとんど敵陣に入れない。そりゃー大分以上に。ブラジルが点を取るのは時間の問題だった。でもアルゼンチンは耐えた。そして後半も残り時間10分!
マラドーナが自陣右サイドから乾坤一擲のドリブル開始。そう、むう君のように。とにかく最後のチャンスにかけていたという感じだった。マラドーナに群がるブラジルDF。確か4人ぐらいを引きつけていたような気がする。裏側にはカニーヒア(元・浦和の岡野選手はこの選手にあこがれて髪の毛を伸ばしたという話です。)がフリー!そこに「右足」でスルーパス!カニーヒアがGKとの1対1を制して1点をもぎ取り、そのまま試合終了という試合だった。<マラドーナのドリブル⇒カニーヒアへのスルーパス><むう君のドリブル⇒家長へのスルーパス>が重なったのだ!
違うのは、点を取った時間帯。大分は早すぎた。これが後半半ば過ぎだったら、ガンバは相当あせっただろう。たぶん、ブラジルと同じ運命を辿ったのではないだろうか。
ちなみに、1990年のW杯、アルゼンチンは最終的には決勝までいったんだけど、準々決勝はユーゴスラビア、準決勝はイタリアにPK勝ち。決勝の西ドイツ戦ではシュートがたったの1本でっせ?1本。それもマラドーナのFKのみ。とにかく、PK戦の多かった大会というイメージがある。
Jリーグにも関係する選手が多かったよなあ。優勝した西ドイツには、リトバルスキ(千葉)やギド(浦和)がいたし、イタリアにはスキラッチ(磐田)がいて得点王になった。イングランドのリネカー(名古屋)もいたし、アルゼンチンとのPK戦ではずしたユーゴ代表のピクシー(名古屋)もいた。もちろん監督はオシムです。オランダにはファネンブルグ(磐田)もいたし、そうそうソ連代表でアレイニコフ(G大阪!)、韓国代表でファンボ・カン(大分)もいた!!!
ガンバはラッキーでしたね。大分DFとGKの連携の悪さのプレゼントゴールで同点。
JJの2ゴールはパスで揺さぶり中央のDFをルーズにしてサイド攻撃から生まれたきれいなゴール。べったり引いた相手を崩すのに有効なサッカーでした。もっとミドルを打ってもいいと思ったけど。
反撃に出た大分の決定的なチャンスでのミスに助けられたとはいえ、今期リーグ戦で一番のゲームだったんじゃないだろうか。
*******************************************
採点です。
藤ヶ谷(6.5):後半の決定的なヘディングシュートをセーブ。(ていうか、正面に飛んできた?)
下平(6.0):2点目のきっかけとなったクロスを含め、いいクロスを連発。
何気なく出してしまうクサビのパスはなんとかして。
山口(6.0):家長に裏を取られた場面以外は終始安定。ヘディングシュートは決めたかった。
中澤(6.5):コーチングすごいね。テレビのマイクでもばっちり拾ってました。
橋本(5.0):幾度と無く、むう君に自分のサイドを破られた。
パク(6.0):右サイドバックで登場。無難にこなす。
明神(6.5):むう君にぶっちぎられたのは相手がよかった。あとはとにかく走りまくってました。
遠藤(6.0):彼ほどの名手ならば普通の出来か。自分でシュートをもっと打ってもいいのでは?
佐々木(5.5):よく走りボールに絡んでましたがクロスの質が・・・。だからもう読まれてるってば!
山崎(6.5):古巣相手に厳しいアシスト。前線を活性化した。
ルーカス(6.5):献身的に攻守に奮闘。この人のキープ力にかなり助けられている。
レアンドロ(6.0):シュートが少なかったが、周りを生かすこともできることを示す。
JJ(7.0):かなり体調もよくなったきたか。少なくとも家長より守備もしていたし、2ゴールはお見事!!
安田(5.0):時間が短かったと言え、ただ一人今のガンバのサッカーにフィットできなかった。
西野監督(5.5):だから高木を使えよって。
家長(5.0):ゴールを決めたがそれだけ。前より走らない選手になった。ドリブルの切れもイマイチ。
今のままだったらガンバに戻ってもポジションはない。
むう(6.5):大分の唯一の攻め口。川勝さんが言ってた様に、もう少し走れれば・・・。
九州石油ドーム(4.5):芝がひどかったね。
*********************************************
さあ、中3日で山東戦。FCソウル戦で宇佐美が見れるように、1位通過を決めてほしいですね。
浦和⇒ソウル⇒鹿島⇒新潟ですからね。前半戦最大のヤマ!
**********************************************
忌野清志郎さんが亡くなりました。
残念です。合掌。