概要
以前までモノで溢れかえった部屋に住んでいた筆者がミニマリストとしてモノを減らし,それにより得られた効果や考え方の変化が書かれている本です.

 

 


ミニマリストはどういう人のことをいうのか,という説明から入って,それでは逆になぜ今までモノを増やし続けてしまったのか人の習性や本質的な欲求と絡めて解説されています.


そこから実際にモノを捨てるためのテクニックだったり筆者が実践した考え方や捨て方が解説されて,実際にモノを減らすことでどのようなメリットや変化があるのか,筆者の実体験をもとに幸せについての心理学も踏まえながら解説されていく本です.


以前に幸せについての本を読みました.

 

色々な研究結果をもとに科学的根拠に基づいて幸せとは何かを考えさせてくれる本でとても面白かったです.

 




この本を読んで自分が印象的に残った2つのトピックについて書き残します.


モノを増やす理由

人は広告や新しい商品が発売されるとそれに飛びついてしまうものだそう.

私も革新的な新しいガジェットが発売されると,欲しくなり買ったことも何回もありました.


しかし,この本で綴られているように人には慣れから飽きがきます.

欲しくなった商品が自分の手元に届いて自分が喜ぶことは想像できてもそれを一年後使っている自分のことは誰も想像できないです.


所持する前までは欲しくてたまらなかったモノも一年も使うと慣れてしまい,以前のようなそのモノに対しての「欲しい」などの興奮感はなくなり,飽きがきてまた新しいモノをが欲しくなりそれを買うサイクルが生まれることでモノが増えます.


そもそも人の神経ネットワークは刺激の「差」を検出するものだそう.


人はこの「差」という刺激を求めてしまう生き物だそうです.だから今あるモノに神経が慣れてしまったあと,新たな「差」とした刺激を求めて新しいモノ買って増やしてしまう.そしていつかそのモノに神経が慣れてしまい飽きが来る・・・という流れで人はモノを増やしてしまうということが書かれていて印象に残りました.


自分の価値の伝え方
人が社会的な動物である以上,「自分に価値がある」と思わずには生きていけない.と筆者は述べていました.


例えば,好きな人が自分を好いてくれると嬉しい気持ちになります.

それは,相手が自分の存在を価値あるものと認めてくれたからです.


また,人のTwitterでたくさんの人からいいねが来たりフォローがくると嬉しい気持ちになります.

それは人が自分の価値を認めてくれたからであると筆者は言っていました.




自分の価値の伝え方は見た目が1番手っ取り早いです.

かっこいい,かわいい,スタイルがいい,おしゃれなど.


ですが,自分の価値の伝え方は他に内面的なものでも伝えることができます.

優しい,面白い,思いやりがある,明るいなどです.

しかし,内面的なものは人に伝えることが難しいです.



そこで,モノを通して内面を伝えようとする方法があります.



高級車に乗り,ピチッとしたスーツにピッカピカの靴,そして高級腕時計.




これは,「私はこれだけのモノを変えるだけのお金を稼ぐことのできる能力を持っている」ということをモノを通して人に伝えることができます.



筆者が紹介していたモノを通して内面を伝えるイメージはこんな感じです.



この本の筆者も以前まで廊下いっぱいの本棚に本を積み上げていたそう.買ったが数ページめくって終わった本も数々あったそう.その本を筆者は捨てられずずっと家に置いたままだったらしいです.

そこで彼は,本棚を通して自分の価値を伝えようと必死だったことに気が付きました.



「僕は今までこれぐらいたくさんの本を読んできた.本棚を見てもらえばわかる通り,興味はあらゆる方面に幅広く,好奇心が旺盛な人間.ぼくは知的な人間なのかもね」



こんな感じです.




これには自分にもピッタリ当てはまるものがありました.



この本を読むことでそれに気づくことができました.


その内容はまた次の記事で書こうと思います.

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました.