4/12 水曜日 自宅療養45日目。
夜中、0時40分に目が覚め、ボタンを押すほど痛くないけれど、シロップを飲んで、もう1度ちゃんと眠りたい、とシロップを希望してくれたので、シロップを飲んで貰うと、すぐに眠くなり、眠りについてくれました。
その後、1∶44、3∶37とお腹の痛みで目が覚めてしまい、ボタンを押して、痛みに耐え、頑張ってくれていました。喉が乾いた、とお水を少し飲んでもくれました。
ペットボトルにシリコンストロー付きのキャップをつけてあるボトルを自宅療養になってから、気に入って使ってくれていました。(気に入りすぎて色違いが欲しいとおねだりしてくれて、色違いでいくつか揃えて交換して使ったりしていました。)
お水を飲む時は、自分でサイドテーブル(病院にあるのと同じテーブル)から、取って飲んでいたのですが、わたしが休み始めたこの週の月曜日位から、自分の手で持って、1人で支えて飲むことが手の震えと力の入らなさで難しい時があり(飲める時もありました)、蓋を開けてあげて、彼女の手にわたしの手を添え(自分で頑張って飲みたいようで、わたしが完全に持つことを嫌がりました)、ひと口ふた口、ストローできちんと吸って飲んでくれました。
3∶37に目が覚めた後、ボタンを押し、お水を飲んで、暫く経った頃に、、
「トイレ行く!トイレ!トイレ行く!トイレ!トイレ!したいからトイレ行く!」
と、半分夢の世界で騒ぎ始め、、(声がほぼ出ないので、騒ぐといっても動ける範囲で少しバタバタして彼女の中では頑張ってくれて声を出している声量です。)
『トイレ?行きたいの?行く?でも起きたらお腹痛いでしょ。いいよ、オムツでして。出るかなぁ…出るといいねぇ。』
ベッド横の床に敷いてあるマットから話しかけ、
「トイレ行く!」
『座ってみる?お腹痛くない?』
こんなやり取りを何回かして、ベッド横から彼女がバタバタして、柵に手をぶつけたり、チューブが抜けたりしないように落ち着かせているうちに、現実の世界に戻ってきてくれ、、
「ごめん…うんち出る夢みてたのかな…」
と言い、少し疲れたのか、眠りについてくれました。
5時半、、
彼女はいつもは5時半には起床するのですが、4時頃までトイレ!と言って起きていたので、珍しく眠っていました。
わたしはいつものように早めに起き、彼女の朝の任務の準備を行い、いつもより早めのコーヒーを飲み、洗濯をしながら過ごしていると、、
6時すぎ、、
「お腹痛い!トイレ!」と…。
慌てて部屋に戻ると、首元のチューブを少しですが、引っ張る?…触りながら、バタバタし始めていて…
『とりあえずボタン押す?チューブ触っちゃ駄目だよ。抜けたら大変だよ、痛いよ〜。』
彼女の手をチューブからそっと離し、ボタンを押すか再度確認し、ボタンを押しました。
彼女はすぐ落ち着いてくれ、
「まただね…ごめん…でも出ないのはわかってるけど、なんか出そうな気持ちなのは本当。今もかな…。でも、カテーテル入ってるし、うんちは出ないはずだもんね。」
『首元のチューブ、少しみてみるね。あと、朝の任務時間には早いけど、お腹のガーゼもみてみようね。』
首元のチューブを固定してあるテープをそっと剥がし、見てみると、抜けてなかったので安心しました。
ただ、テープがぐっしょり汚れていて…
お腹のガーゼもぐっしょり汚れていて、ガーゼの上のシートまで滲み出ていました。
いつもの廃液と違う色で少し感じの違う廃液でした…。
わたしが色々考えてもわかるはずもないので訪問看護の24時間受付に電話をして、状態を話し相談しました。
先生と一緒に訪問していただいている看護師さんが緊急当番で、すぐにわたしとわかっていただけました。(元気な感じの明るい看護師さんです。)
とりあえず、チューブは抜けていない、ガーゼなどは交換して体もきれいに拭いて今は落ち着いて、現実の世界に戻ってきて、朝の歯磨き、たんの薬の吸入など、毎朝の彼女の任務をやりたい、と言っています、と伝えました。
『すみません、上手く説明できない上に今は落ち着いているのに緊急に電話してしまって、、』と謝ると…
「○○さんと●●クリニックの私達の仲じゃないですか。遠慮は無用…遠慮されたら寂しいですよ。どうします?行くなら全然行きますけど、緊急代金がかかっちゃうんですよね。
今日、午前が先生訪問で午後が看護師訪問だけど、午後のを午前にまわして、先生の訪問、昼前位だから、看護師が少し早めに行くようにしましょうか。状態を聞いた感じだと、それで大丈夫な気がするから、、それなら緊急代金もかからないし。」
『急に午前にしたらご迷惑かかりますよね。ご予定がびっしり組んでありますよね、絶対に。緊急代金は構わないんですが…』
『今日は●●(メインの看護師さん)が訪問の日ですよね。大丈夫!なんとでもなるから!じゃ9時半の予定のところ、早めに向かうように連絡しておくからね。予定も心配しないでね。』
その後、7時前に看護チームのHさんからも緊急に連絡したことを聞きつけたようで、心配して、お電話をいただきました。(多分本来、メインの看護師さんが午前に訪問する患者さんをHさんに代わっていただいたのか、2人で行く予定を1人に変更にしたのでは…と後で思いました。)
メインの看護師さんからその後、連絡をいただきました。
『大丈夫?落ち着いたままだといいんですが。報告聞いた感じだと大丈夫そうだけど、今からすぐに行った方がいい感じですかね?』
『ありがとうございます。すみません、ご迷惑おかけして…。今、落ち着いています。朝の彼女の任務をやった後でウトウトしています。』
『じゃ、いつもより少し早めに行く、って感じにしましょうか。せっかくウトウトし始めたみたいだし。』
看護師さん皆さん、料金まで気にかけていただき…急なことにも優しく素早く対応していただき…
本当に本当に有難かったです。
8時半過ぎ9時前に看護師さん到着。
看護師さんが彼女の傍に行き、そっと彼女を覗くと彼女は目を覚ましました。
『おはよう。ウトウトしていたの起こしちゃっいましたか?ごめんね〜。朝、大変でしたね〜。大丈夫かな?みせてもらってもいいかな。テープ剥がすの痛いよね、ごめんね〜。』
優しく話しかけながら、首元のテープをそっと剥がし、
『チューブが少ーし出てきちゃってるかな…。チューブ止めで縫ってある糸は切れてないから大丈夫かな…チューブ、少ーし戻すから痛かったら言ってね、入れる前に念の為にボタン押しとくね。』
『よし。上手く戻りました。お腹のガーゼも替えたばかりだけど見せてくださいね〜。あと今更だけど、今日は午後の予定だったけど、午前になったから処置も続けてやっちゃいますね。』
「予定変更してもらっちゃったんですね…すみません、ご迷惑をおかけして…。」と彼女。
『全然大丈夫ですよ〜。気にしないでくださいね。問題なしです(笑)。』
その後、朝、交換したガーゼをキッチンに取っておいたので見ていただきました。
『腸が脆くなっているので、腸の縫い目に小さな穴が開いてしまっていて、そこから腸に少しだけ溜まっていたお通じがお腹の中にでてきたみたいですね。それで廃液と一緒にお腹と首元のチューブのわきから出て来たようです。抗生剤の点滴は毎日しているから大丈夫だと思うので安心してね。』
『あなたがトイレ!って言ってたの本当だったね。ごめんね、ちゃんと対応出来なくて。首元のチューブ、引っ張る前に…間に合うように対応出来なくて…本当にごめんね…。やっぱりあなたの言う事はいつでも合っているね!すごいね。トイレ、って伝えてくれたのに、、ごめんね…。』
謝ることしか出来ない自分が情けなくて…。
「大丈夫。ちゃんとガーゼとかきれいにしてくれたもん。ありがとう。」
『気にしていたお通じ、違った形だけど、すこーし出て来て良かったですね〜。ガーゼも替えてもらってちゃんと拭いて貰えてたし。さっぱりしましたかね?』
と、看護師さんがわたしをそっと気遣いながら彼女に話しかけてくれました。
「…まだ…ありそうです…もう少し出そうな気がします…(笑)。」
『この際だから、続けて出るといいですね(笑)。』
汚い話かもしれませんが…
栄養点滴のみの彼女のお通じ、匂いは全然しませんでした。色も通常のうんちのような茶系ではありませんでした。
すみません、長くなりましたが…
45日目、まだ続きます。
この日を思い出して書くことが…特にとても辛く…
でも、彼女の頑張っていた記録をきちんと残したい気持ちで綴っているので、、
長くなってしまいますが、区切りながら綴っていきたいと思っています。
長々とまとまりのない記事を読んでいただいて、、
本当にありがとうございます。