彼女の一周忌…
彼女が生前言っていた、わたしへのお願い、、
「きちんとした法要とかはしないで。あなたとゆっくり過ごせればいい、、
なんなら普通の生活の中で、あなたが普通に出勤日だったら休みを取らずに仕事に行って、帰ってきたら、私と一緒にご飯を食べてくれればいいよ。ただ、私の好きなご飯ね(笑)。贅沢は言わないから(笑)。
でもまだ先の話。私、諦め悪いから、あなたと一緒にここで過ごしたいから、まだまだ頑張るつもりだから(笑)。」
『お葬式もきちんとやらないで、って言ってる位だから、そういうと思っていたよ。
わかった…御経あげたり、とか人を招いたり、とかしないよ。だけど、休みは取るよ(笑)。
ゆっくり過ごそうね…あなたの好きな美味しいもの、一緒に食べて。
まだまだまだまだ先の話だけどね(笑)。』
話していた通り、きちんとしたことはやらなかったよ。
いつもの月命日より、お花やお供えはちょっと奮発したけれど(笑)。
買い出しに行って、デパ地下、スイーツ売場をみて歩いていると、あなたの好きだったものが次から次へと目について…
あなたがわたしに、
「これ食べたい!」 「あ、これも好き!」
って、気付くようにおねだりテレパシーを送っている…?と思って、、
あなたが嬉しそうに食べてくれる顔を思い浮かべて、色々買ってきたけど、チョイスあってたかな?
きっと実際は、
「あなたが好きなもの買ってね!私のために無駄遣いしなくていいから!買いすぎ!」
と、呆れて怒っているかも…とも思いながら、買い物していましたが…。
本当に、あなたが傍にいることをせめて、感じとることができたら…
鈍感ポンコツ人間のわたしにそんな能力はなく…。
沢山一緒に食べようねと揃えた彼女の好きな食べ物…お供えも、、
現実にはわたし1人が食べていて…
美味しいものを食べることが大好きだった彼女…
普通に元気に過ごしていた時に、
もっともっと食べさせてあげれば良かったね、ごめんね…
食べることが出来なくなり、緊急入院し、点滴生活になってしまった時にこう話したら、、
『十分すぎる位に食べてたでしょ。私の好きなもの、おねだりしてない時にも買ってきてくれて…。あなたと一緒になって何の位、大きくなったか知ってるでしょ(笑)。でも奇跡が起きたら、腸の手術をして、また少し食べることができるようになるかもだし。もし、点滴のままでも点滴だけで栄養とれるなんてすごいよね。ただ、せめて飲み物は自由に飲めるようになるといいなぁ。』
そういってくれました。
お供えした後に一緒に食べている時、、
現実の世界で、、
彼女のお供えに便乗して、わたしだけが美味しいものを食べていることが本当に申し訳なくて…
美味しいね、と話しかけながら食べていても、申し訳ない気持ちで心がいっぱいになって…
それが苦しくて…
泣きながら食べていて…
体もそれに反応してなのか、お腹がゆるくなって、、
体重も減った時のまま、変わらずで…。
もっともっと一緒に美味しいもの、みつけて食べたかったね…
買い物に一緒に出かけて、おねだりして欲しかった…
4連休で休みを取り、ゆっくり過ごしました。
彼女の親御さんから連絡は一切ありませんでした…
連絡が来たら来たで、どうしたものか…と悩んでしまうのですが…
「死ぬまで会いたくない。死んでも会いたくない。でも死んだ後はあなたの意見が私の意見だから…絶対にあなたが思っていることがあっているから、、私の意見もあなたと同じと思ってね。」
と、言っていた彼女…。
我が家は2人きりの家族でした。
今はわたし1人きりになりました。
でも…きっと…
彼女は傍にいるはずです…
訪問看護師さん曰く、
彼女は○○さんを見守る、というより監視してますよ(笑)、なにかしでかさないか、怪我しないかって…(笑)。
監視…(笑)
わたしもその言葉が当てはまるな、と感じています。
あなたの傍に逝ける、その日がくるまで監視、よろしくお願いします…