わたしは、ヒューマン系のドラマや映画が大好きでした。


でも…

彼女の病気がわかってから…

闘病生活を描いているような内容の物語を観るのが辛くなり、観ることができなくなりました。


彼女が入院していた時…奇跡が起きて、長い闘病生活になる、彼女を支えて、彼女の身の回りのこと、家事、仕事、全てを頑張ろう!と思っていた頃に、録画していずれ観ようと思っていた生田斗真さん、多部未華子さん主演のドラマ

〘幸運な人〙…


彼女が旅立ってしまってから暫く経った頃、ドラマを観たら、時間がいつの間にか過ぎていくと考えて、時間を進めるために観ようと思い、見始めてみました。

でも、癌に夫婦で向かい合う、というドラマ…

彼女と重なってしまい、観ることができず、結局消去してしまいました。


今まで、

映像の中のお話、、と無意識に普通に第三者として捉え、普通に鑑賞して、、、感動したり、可哀想、辛いだろうな、よかった、、などと思ったりして、涙を流して観ていました。


第三者として観ていた頃、

もし、当事者になったら、、共感して観るようになるのかな、と思っていましたが、違いました。


当事者になったら…

重なりすぎて…

辛くなって…苦しくなって…

観ることができない、とわかりました…。


年があけ、、

1月始まりのドラマが始まりました。


その中で気になったドラマ…

木梨憲武さん、奈緒さん主演のドラマ、〘春になったら〙…


余命3ヶ月の父親とその娘のお話。


辛くて観れなくてまた、途中で消去してしまうかも…でも、観てみよう!と思い、録画をして観ることにしました。


1話目…父親と娘の賑やかなやり取りでみることができました。


そして、第2話のドラマ終盤の憲さんの台詞…

薬で治療したら、ガンと闘うだけの人間になっちゃう。それで1、2年生きてなんの意味があるんだ。」


残りの3ヶ月、やりたいことをやり、父親として過ごしたい、と治療をしない決意をする父親の台詞…

号泣してしまいました…。 


薬で1日の大半を眠って少しでも延命する、という方法を、、

『ただ息をして生きているだけになっちゃう。それじゃ、一緒にいる、って言わない。』

と、選択しなかった彼女…


癌の治療を拒否するドラマの中の父親と、治療が不可能と診断されて緩和ケアの生活をしていた彼女…

違いはありますが、とても重なって感じて…


もし、治療という選択肢があったのなら、2人で相談して治療を受け、闘病生活を頑張っていたと思います。頑張る気満々で車椅子や杖を使うような生活の話までしていた彼女とわたしですから、、。

入院していた時の先生の僅かな希望のお話にも、、

「もし、腸が少しでも回復したら先に進めるね!」

と彼女は常に前向きでいてくれました…。

わたしとずっと…少しでも長く一緒にいたい、と思っていてくれた彼女…。 


なんで今、、

わたしの傍にいないんだろう…


おかしいよね…


ずっと一緒にいたかったよ…

あなたもそう思ってくれていたよね…


素敵なあなたにそう思って貰えたこと、、


すごいことだと感じているよ…


好きになってくれてありがとう…

たくさんの愛をありがとう…


おれもずっとずっと大好きだよ…


ずっとずっと愛してます…