どうも編集プロダクション兼ボルダリングジム、B3春日部のS川です。
ブログを書いている暇があったら原稿を書けと編集から叱られそうですが、ちょっと気になったことがあるので書いちゃいます。
テーマはオリンピック。
と言っても、クライミングが競技種目なることをどう思うかとか、混合ってどうなんだ!っていう話ではありません。
競技名が「スポーツクライミング」となっていることが問題です。
さてさて、スポーツクライミング(正しくは“スポート”ですけどね)という言葉は、トラッドルートの対義語としてボルトルートを示していました。
まあ、ざっくり言うと「冒険的要素を極力省くことで難度を追求したクライミング」って感じで説明されているやつね。
大枠では、コンペもその一分野だったんですが、今回、もしオリンピックの競技に採用されたら、コンペが(しかも、三種混合が!)スポーツクライミングってことになっちゃいます!
まっ 今のところ、この捉え方は間違っているとしか言いようがありませんけど、相手は天下のオリンピックですよ!
あっという間に、言葉がねじ曲がって伝わるに違いないです。
ヤバい! ヤバいですよ!
これは否定的な意味でヤバいっす!!!
まあ~ね
肯定的な「ヤバい」が辞書に載る経緯と同じく、言葉の定義は変わるものです。
クライミングライターとしては、この定義が一般化したところを見計らって変えるしかないですかねえ。
あっ
でもね…
スポーツクライミングがコンペを示す言葉となることは、どちらかといえば賛成です。
なんか、トラッドに対してスポーツクライミングって言うことで、ボルトルートならなんでもアリなイメージから、どんどんルールが形骸化されていく傾向がある気がするんですよねえ。
ではでは、またぼやきたくなったら、こちらに書きます。
さっ 原稿書こっ!
