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農村地帯の廃校の風景-中幌糠分校の今-
郊外の農村地帯を訪ねて道北の「JR留萌本線」の沿線上にある「幌糠駅」(ほろぬかえき)。郊外に広がる「農村地帯」にこの駅はあります。駅前には民家や商店が連なっていてそれなりに大きな集落が形成されていました。この「幌糠」の歴史は古く「町」の始まりは「明治期の開拓」まで遡ります。
明治時代「富山県からの移住者」がこの山林地帯を開拓し「集落」が生まれました。今でもこの地域の祭りでは富山県から伝えられた「越中獅子舞」を見ることができます。開拓で入植した人が「故郷を偲んで」始めた「郷土芸能」がこの北海道の山間の集落で受け継がれているのです。

駅前の小市街から少し奥に入り延々と広がる「水田地帯」を歩いてみることにしました。雲間から覗く「青空」と畑を黄色に彩る「菜の花」など爽やかな「初夏の景色」が目に入ってきます。


開拓の名残りの小さな集落
さらに進むと民家もほとんど見えなくなり「中幌糠」(なかほろぬか)という集落にたどり着きました。開墾された田畑も「荒れ地」となっています。周囲には「廃屋」が点在するだけで急に「寂しさ」が漂ってきました。この集落は「離農」や「離村」が進み既にほぼ「無人地帯」となっていたのです。
風で揺れる「草の音」だけが聞こえる「薄暗い林」から学校らしき建物が姿を現しました。この建物は「幌糠小学校中幌糠分校」という小学校の校舎です。開校は「明治38年」。かつてはこの山間にも大きな集落があったのでしょう。しかし「昭和58年」には児童がいなくなり閉校を迎えています。おそらく昭和後期には「過疎化」が急速に進んだと思われます。

さらに進むと民家もほとんど見えなくなり「中幌糠」(なかほろぬか)という集落にたどり着きました。開墾された田畑も「荒れ地」となっています。周囲には「廃屋」が点在するだけで急に「寂しさ」が漂ってきました。この集落は「離農」や「離村」が進み既にほぼ「無人地帯」となっていたのです。
BGMは坂本龍一 Solitudeです。よろしければ一緒にどうぞ♪
風で揺れる「草の音」だけが聞こえる「薄暗い林」から学校らしき建物が姿を現しました。この建物は「幌糠小学校中幌糠分校」という小学校の校舎です。開校は「明治38年」。かつてはこの山間にも大きな集落があったのでしょう。しかし「昭和58年」には児童がいなくなり閉校を迎えています。おそらく昭和後期には「過疎化」が急速に進んだと思われます。

閉校から30年近くが経過しているのに校舎は倒壊することなくこの地にしっかりと残っています。そして「校舎内の様子」も閉校当時から変わっておらず「時の流れが止まっている」ように感じました。




教室には「卒業生のことば」が残されています。「この地で育った人の思い」がこの校舎を支えているのかもしれません。ここは「思い出が詰まった」校舎なのです。


廃校になった今でもこの学校は「卒業した子どもたち」が懐かしくなって戻ってくるのを待っている気がしました。だからこそ「天井」が崩れても「床」が抜け落ちても倒壊するわけにはいかないのです。




教室には「卒業生のことば」が残されています。「この地で育った人の思い」がこの校舎を支えているのかもしれません。ここは「思い出が詰まった」校舎なのです。


廃校になった今でもこの学校は「卒業した子どもたち」が懐かしくなって戻ってくるのを待っている気がしました。だからこそ「天井」が崩れても「床」が抜け落ちても倒壊するわけにはいかないのです。
幾度となく訪れた「厳しい冬」に耐えかねたのでしょうか。「体育館」のように見えた建物は積雪の重みで「倒壊」していました。新緑の草木に覆われて「自然と一体化」しているかのようです。


足下にあったのは卒業生が「記念に残したメッセージ」でした。草木に覆われているこの山間にも「子どもたちの笑い声」が響き渡った時期が確かにあったのです。この校舎が開拓時代に築かれた集落の「証」となりこの地に「人の生活」があったことを伝え続けて欲しいと願います。


帰り道に後ろを振り向くと曇り空の下、放置された「廃バス」が目に入ってきました。まるで「人の生活」が消えかかっている「集落の悲哀」を表現しているようでした。


明治時代の開拓によっていくつもの集落が形成された北海道。しかし今「山間部の農村」では、既に住民は去り「学校」だけが置き去りにされているのが現状です。学校はその地に残り、通り行く人に今でも「開拓の足跡」を伝えています。開拓から「1世紀以上の時」が流れ、残された建物もいつかは「朽ち果て」・「自然に制圧され」・「手つかずの山林」に戻っていくのでしょう。山深い所にある小さな集落にも「辿ってきた歴史」があることに気づかされた日曜日でした。