夏休みの途中下車<立ち寄った秘境駅>-JR北海道 留萌本線 藤山駅にて-

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お盆で久々の帰省
盆休みのUターンラッシュを迎え、各地で渋滞が本格的に始まったようですね。僕も18才まで過ごした「ふるさと」へ帰省して、「懐かしさ」を感じながら数日間過ごしてきました。

高台から眺めた「ふるさと」の写真です。北海道の日本海側に面した小さな街です。海沿いに開けた街は周囲が深い山々に覆われていて、海と山の自然環境に恵まれています。

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ぶらりと途中下車
その「ふるさと」を走るJR北海道 留萌本線にある駅のほとんどが無人駅です。中には「秘境駅」と呼ばれ、周囲には閑散とした集落のみが残る地域も少なくありません。いつもは通過するだけの小さな駅に「ぶらりと」途中下車をして「まだ見ぬ地」を歩いてみることにしました。

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留萌本線 藤山駅にて
こぢんまりとした古い木造の藤山駅は「正方形」の形をしています。かつては横長の駅舎でしたが、無人化に伴い「事務室」が取り壊され「待合室」のみが残り現在の姿になったそうです。
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駅前には「開拓記念」の石碑があります。この「藤山」という地名は、原生林だったこの地を農場として開拓した藤山要吉(ふじやまようきち)さんにちなんで名付けられたのだそうです。
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その隣にはもう使われていない小さな小屋が緑の中に埋もれそうになっていました。
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ホームに出ると駅舎の側面がむき出しになっていて取り壊した様子がわかりました。北海道の荒い自然に耐えかねて少し疲れを見せている感じがします。
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線路の向こうには見渡す限り緑の山々が続いています。
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この地の風景の中心になっているのは稲作や畑作の広大な農地手つかずの原野なんですね。空の青と山と畑の緑がとにかくきれいに感じました。
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道路沿いに植えられた「ひまわり」からは自然に添えられた夏の色彩を感じます。
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廃校を迎えた小学校
しばらく歩くと林の中から学校らしき建物が見えてきました。
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校舎正面には「102年間ありがとう」の横断幕が残っています。この藤山小学校明治33年に開校し平成15年102年の歴史を終え閉校を迎えました。当時の児童数は4人だったそうです。ここは近隣の地域から離れていたため、自治体はこの学校を最近まで残してくれていたんですね。地元の子供たちの冬場の通学の大変さを考えると小さな集落でも学校は必要ですよね。
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こちらは教員住宅のはずです。少しずつ倒壊が進んでいるのは冬の積雪に耐えかねているからでしょう。
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辺りは静かで耳に届くのは「風で草木がこすれる音」「遠くで車が通る音」だけです。

さて後ろを振り返ると駅からはずいぶんと歩いてきたことがわかります。来た道を戻り次の列車をゆっくり待つことにします。のどが渇いても辺りには商店や自動販売機もありません。夏の日差しから隠れるには駅舎に入るしかないようです。
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途中下車で初めて立ち寄った「藤山駅」周辺。ここでは人と人がすれ違うこともほとんどありません。都市の文化から遠く離れて時間がゆっくりと流れるのを楽しんだ夏休みでした。