不思議な碧い池 -自然に溶け込むコバルトブルー-


ようやく北海道も過ごしやすい初夏を迎えました。今日のような晴れの日曜日は、風と空気もさわやかで、やっぱりどこかへ出かけずにはいられません。早起きをして「どこに行こうかな(^_^;)」と探していると・・・「おやっ」という場所を見つけました。

道北 美瑛町には不思議な『碧い池』があると聞きます。その「池」は大雪山十勝岳連峰の麓 白金温泉地区にあります。今日はその「碧い池」で「頭がいっぱいです。さて行きますか(^^♪」

白樺街道を行く

美瑛町から白金温泉地区へ向かう道路は両脇に白樺並木が延々と続き、遠くには大雪山連峰が見えます。日差しを浴びた新緑の林がとてもきれいに感じました。

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駐車場から「池」までは少し離れたところにあり、白樺の小道を抜けて行けなければなりません。木漏れ日がまぶしく「きらきら」しています。

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不思議な『碧い池』

ひっそりとした池のほとりを歩くと、なんと「碧い水」が全体に広がっており見たことのない光景に出くわしました。

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「碧い池」の中で立ち枯れていているカラマツなどの木がこの景色をさらに幻想的にしています。

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この「碧い池」は、自然の池ではなく、火山災害の対策工事によってできた人工池なのだそうです。工事の副産物として突如として現れた「大きな水たまり」だったんですね。

池の「碧い色」は、川の水がアルミニウム成分を多く含む地下水と混ざり合ったためにできた『コロイド』という粒子によると言われています。その『コロイド』粒子が太陽の光と水中で衝突し、様々な方向に光が散乱し、その光が私たちの目には青く見えるのだそうです。


砂防ダムにもこの不思議な『碧い水』が広がっていました。コバルトブルーの水が自然に溶け込み神秘的な印象を受けました。

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山の緑と空の青そしてコバルトブルーの水面が一体となって現実から離れて幻のような光景となり記憶に刻み込まれています。

森の中にひっそりと佇む不思議な「碧い池」は周囲も静寂に包まれ別世界のようです。予期せぬ自然現象によって生み出された「不思議な碧い色」。ここでしか見られない自然が織り成す芸術もまたいいですね。

帰り道に立ち寄った丘には『菜の花』が満開で見ごろを迎えていました。

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自然が生み出す色彩は何よりも鮮やかできれいかもしれないですね。ここでは空の色と花の黄色のコントラストがきれいに見えました。

せっかく外出したので「直売所」さんでソフトクリームをいただきました(^^♪

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さわやかな初夏の風と空気の中で美味しく感じました。

これから北海道は観光シーズンを迎えます。「週末どこに出かけるか?」と考えるのが楽しくなってきました。ようやく迎えた春と夏を大切にして過ごしたいと思います。