あの頃テクノが好きだった

シンセサイザーなどの電子音を中心とした音楽テクノポップが80年代前半に一躍人気を博しました。僕もその時期に10代を経験していたため、YMOを代表するテクノの影響を色濃く受け、音楽もテクノばかり聴いている時期がしばらく続きました。

YMO(80年代)からPerfume(2000年代)へ

70年代末より登場して今もテクノの原点となっているグループは独国のKraftwerk、米国のDEVOそして日本のYMOです。中でもYMOの楽曲は「ピコピコしたキャッチーな電子音」「カチッとしたわかりやすいメロディー」で構成され、今までの歌謡曲とは全く違う「新しい音楽」で、当時の子供たちを夢中にさせたのです。
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80年代後半になる頃には「冷たく無機質で機械的だったテクノ」は終焉を迎え、それとは対照的な「人の動き・熱・汗を感じるバンドブーム」が始まりました。しかし、2008年には中田ヤスタカプロデュースによるアイドルグループPerfumeが大ヒットし、それまで形を潜めていたテクノポップが再注目されることになったのです。このときYMOを聴いていたかつての子供たちも既に30代後半迎えていましたが、Perfumeのヒットによって、テクノが好きだった自分を思い出し、心を揺り動かされた人も多いはずです。自分もその一人なんですよ。
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そしてYMOの他に、もう一つ大きく影響を受けたグループを思い出しました。坂本龍一や高橋幸宏とも交流が深かった英国のバンドJAPANです。

英国ロックバンド JAPAN 回想 -たまに聴くレコードから-

坂本龍一がアルバム'B2unitのレコーディングをロンドンで行った際に、同じスタジオにいたのがJAPANでした。坂本氏はTaking Islands in Africaという楽曲を提供し、これをきっかけに2人は意気投合しYMOとJAPAN(坂本龍一とリーダーのDavid Sylvianそして高橋幸宏とドラムスのSteve Jansen)の交流が始まります。

JAPANは本来テクノと関係のないバンドでしたが、所属事務所の商業主義によって無理矢理テクノへ路線変更させられています。しかしそれがバンドとしてのスタイルを構築することとなり英国本国でも人気が高まることになりました。

YMOとは異なりJAPANの曲は「ヨーロッパの深遠な憂鬱さ」「英国流のダンディズムの美学」が前面に出ており、全体を通して「落ち着いた内向的なテクノポップ」に仕上がっています。初めて聴いた洋楽もJAPANですが当時は「大人っぽいなぁ」という印象を受けました。

次はレコード棚から取り出したJAPANのアルバムコレクションです。
毛沢東の写真が掲げられている部屋で箸を持って食事をするのTin Drum のジャケットが印象的です。

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上段左から
QUIET LIFE [1979]
Gentlemen Take Polaroids [1980](邦題 孤独な影)
Tin Drum [1982] (邦題 ブリキの太鼓)・・・全英12位
下段左から
ベストアルバム(米国輸入盤)・・・たまたま輸入盤店で見つけた貴重なレコードです。
Exorcising Ghotsts [1983](ベストアルバム)

メンバーのルックスやメイクはアイドル並みで日本でも多くの女性ファンをとりこにしました。リーダー・ボーカルのDavid Sylvianは美形でビジュアル系アーティストの先駆けであったと思います。彼の歌声は「渋くて・なよなよ」していてテクノとの相性がよいです。

坂本龍一が提供した曲は次のTaking Islands in Africaです。シンセの音色やメロディーも坂本色が強いです。


次は輸入レコード店や中古専門店などから購入した12inchシングルです。おそらく国内で入手困難なレコードも含まれていますよ(^_^;)たまたま店員さんがJAPANのファンだったので、その方のコレクションを安価で譲る受けることになりました。あれは幸運でした(^^)

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上段左から
The Art of Parties [1981]
Ghosts [1982]・・・全英5位
Night Porter [1982]
下段左から
Visions of China [1981]
Canton [1982]
Cantonese Boy [1982]

後半はオリエンタルな要素がかなり強まりそれがテクノと融合して独自の世界を作り上げています。坂本龍一がシンセサイザー(Prophet 5)の使い方や音の造り方をかなり教え込んだと言われています。ラストアルバムのTin Drumでは東洋的で複雑な音が飛び交い奇怪かつ奥深いメロディーが聴けます。


3:06からの正確に刻むドラミングと共に流れる歌舞伎の声が独特な神秘を醸し出していてかっこいいかも(^_^)v

いつからか新たなアーティストの音楽に手を伸ばさなくなり、20代の頃によく聴いていたアーティストを追い続けるようになりました。YMO、坂本龍一、そしてJAPANもう20年以上聴いています。音楽が好きなったきっかけがテクノですから、やっぱり今でもテクノを耳にすると「あれっいいな(>_<;)」と思ってしまう自分がいます。かつてのテクノ少年として、Perfume人気が今年も続いてくれることを密かに願っています。