4月11日。
震災から1年と1ヶ月の日、被災地いわき市にて山下達郎コンサートがありました。
実は20数年前、まだ結婚前で付き合っていた頃の家内と初めて行ったプロのコンサートが、宮城県仙台市で開催された山下達郎のコンサートでした。
あれから僕は、仙台市にもう1回、郡山市に1回の、計3回行く機会がありましたが、家内は結婚して子育ての真っ最中だったので、実に20数年ぶりの今回で2回目のコンサート。倍率が非常に高く、やっと手に入れたプラチナチケットです♪
(*^-^)ノ
震災直後、ラジオからよく流れた曲がいくつかありました。
その中のひとつに山下達郎の「希望という名の光」があります。
僕もこの曲を聞くと、震災直後テレビで見た瓦礫の中を家族を探し歩く少年の姿が頭をよぎります…。
今年の3.11は日曜日。
山下達郎が毎週日曜午後2時からFMでやっている「サンデーソングブック」でも、彼ならではの言葉でメッセージがありました。
(ツイッターとかで見れば分かるように、この日の心に響く放送はすでに伝説になりつつあるようです)
達郎の福島県でのコンサートは、今まで常に郡山を会場にしていました。しかしそのホールが被災して他の会場を探した時、彼がこの被災地いわきを会場にしてのコンサートを選択したことには、僕には何か特別な意味があるような気がしてならないのです。
加えて、病気、震災、娘の手術…と、本当に色んなことがあった20数年を経て、家内と行く当時と同じ山下達郎のコンサート…
単なるコンサートのわくわく感とはまた少し違った感覚を持って、この日会場のいわきアリオスへと出かけました。
そのコンサートはとてもとても素晴らしいものでした。
演奏力、歌唱力、声量、表現力、完成度、センス、トーク、パフォーマンス力、そして人間性…
「世界のヤマタツ」と呼ばれているのにふさわしい、アカペラあり、ギター合戦あり、振り付けありの、たっぷり三時間半の心震える至福の時間でした♪
「今日はこの特別な場所に、僕もバンドのみんなも特別な想いを持ってやって来ました。」
「残念ながら僕の音楽で日本中の人々を幸せにするなんてとても出来ません。でも、今日この会場に来てくれた1700人の皆さん…その一人一人の心へならば、小さな明かりを灯すように癒やしや勇気を与えられるかも知れません。」
「らしくないけど、好きな言葉じゃないけど、一緒に頑張りましょう。このホール少しこじんまりしてるけどなかなかいいですし、また来ます!呼んでくれたなら南相馬だってどこだって行くんです!」
…僕は、普段こういう事を話す人ではないはずの、達郎のこれらのメッセージに涙が止まらなかったです。
ふと横を見たら家内も号泣でした…。
彼が3.11のラジオ番組で語った「全ての音楽は人の心のためにあります」の言葉のように、彼にはプロやアマチュアの枠を超えた、全てのミュージシャンのお手本になるべき、「音楽への、人の心への真摯な姿勢」があります。
ありがとう山下達郎。
僕はあなたのファンで本当に幸せです…。
「希望という名の光」
この世でたったひとつの命を削りながら
歩き続けるあなたは
自由という名の風
底知れぬ闇の中から
かすかな光の兆し
探し続けるあなたは
勇気という名の船
だからどうぞ泣かないで…
こんな古ぼけた言葉でも
魂で繰り返せば
あなたのため祈りを刻める…
眠れない夜のために
子守歌があるように
傷ついた心へは
愛という名の絆を…
運命に負けないで
たった一度だけの人生を
何度でも起き上がって
立ち向かえる力をおくろう…
どうぞ忘れないで
移ろう時の中から
あなたを照らし続ける
希望という名の光を
あなたを照らす光を
希望という名の光を…
by 山下達郎
