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会津の中でも、新潟県との県境の地域を「奥会津」と言います。
とても自然豊かな地域で、日本でも有数の豪雪地帯としても知られた所です。

その奥会津の某町の某デイサービスセンターでの、豪雪地帯ならではの特徴的な老人福祉の在り方がとても素晴らしいので紹介したいと思います。

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デイサービスセンターとは、通常在宅のお年寄りが日帰りで介護サービスを受ける所で、基本的には宿泊は出来ない施設です。

でも、某町のデイサービスセンターはちょっと違うんです。

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奥会津某町は過疎化が進む山あいの町です。
特に山間部の集落ではその傾向が著しく、お年寄りだけの世帯など珍しくもありません。

また、豪雪地帯のこの地域は、雪のため道路が分断され陸の孤島になる事もあり、この間の大雪のような時にはお年寄りでは雪かきもままならず、家から出られない位、ちょっとした遭難のような状況になる事だってあり、場合によっては生命の危険性だって考えられるのです。

そんなお年寄り世帯のために町が取った手段とはこうです…。

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そのデイサービスセンターは、4月~10月までは普通の介護サービスを提供しています。
でも、11月~3月の冬期間、希望したお年寄り世帯の方々のみが利用出来る宿泊サービスがあるのです。

このデイサービスセンターにある離れのような棟には全室個室の宿泊施設が12室あり、冷暖房、テレビや冷蔵庫、トイレやキッチンが全室完備してあります。
風呂だけは共同ですがそれぞれに和室も六畳あり、お年寄り2人が住まうには充分な施設だと言えます。

何より雪害からは解放され、若いスタッフに囲まれ暖かい施設で安心して厳しい冬を乗り越えられるのがきっとお年寄りには一番嬉しいんじゃないかな?
(^-^)v

それにもうひとつ、これによって効果をもたらした事があります。

お年寄りが入居する冬期間にはその分施設のスタッフが必要となって来ます。
その一方で農林業に従事する人の多いこの町は、冬期間仕事が無く以前は出稼ぎに出ていた人もいたのですが、そういった人たちの冬期間の雇用の場となっているのです。

さらに、お年寄りが留守し冬期間空き家になってしまう家は、ちゃんと行政が防犯の意味合いも兼ねて除雪などを定期的に実施し、ここにも冬期間の雇用が生まれています。

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いかがでしょう?

冬の厳しい地域ならではの、地域ぐるみでお年寄りを守ろうとするしくみ…。
素晴らしいですよね!?
きっとお年寄りも安心して過ごせる素敵な町なのだと思います。

ちなみにこの施設は、災害などの緊急時にも活用出来るようになっているそうです。

例年になく厳しい冬にあって、とても心温まる老人福祉のお話でした…。
(^O^)/