ストーマ・ソング・ライター心の日曜日♪-20090927071651.jpg
暗い重いお話になります。
気のすすまない方はここでスルーして下さい…。

先日ある一人の若者がこの世を去りました…。

彼は僕の友人の長男でまだ22歳。
生まれてすぐに心臓に疾患が見つかり、赤ちゃんの頃から計三回も手術を受けました。
そのため、どちらかと言うとひ弱な少年時代だったようです。
その反動からか、青年になると強いものや早く走る事が大好きで、チューンナップした愛車を乗り回す良くいるタイプの若者になりました。

彼は昨年11月に結婚し、4月に可愛い女の子が生まれ、この秋には式を挙げる予定だったそうです…。

子供を授かってからの彼は、家業を真面目に手伝い大好きな車もほどほどにしていて、無断で外泊するような事も無くなっていたのですが、久しぶりに連絡も無く帰宅しなかった晩の翌朝(奥さんと子供が奥さんの実家に泊まりに行った日の事だったそうです)、ある峠道の崖の10メートル下から彼の車が見つかったのでした…。

お通夜の席…

友人は、「とても人さまに自慢出来るような息子ではなかったが、やっとこれからなのにどうして…」と言ったまま後は言葉が出て来ませんでした。

僕は友人にかける言葉すら見つからず、ただ泣きながら共に酒を酌み交わすのが精一杯でした…。

会場の隅っこ…
茶色の髪に明らかに不似合いな黒い服を着た、深くうなだれた若い女性がいました。
その華奢な腕には、天使のような穏やかな寝顔でスヤスヤと赤ちゃんが眠っていました…。

どうして…!?
時に運命は残酷です!
僕には分かりません!!
神様教えて下さい、どうして…!?

僕は、お通夜から帰宅してからも切なくて切なくて、もう寝ていた娘の寝顔をしばらく見つめていました。