ストーマ・ソング・ライター心の日曜日♪-20090412130317.jpg
僕が入院していた病院の放射線治療棟は、建物の一番端長い廊下を行った先にあります。

その長い廊下で僕は一人の女の子と出会いました。

その子は小5か6くらいで、少し巻き毛の目のくりっとした可愛い女の子でした♪

毎朝すれ違うので、自然と「おはよう」と声をかけるようになったのですが、恥ずかしがってすぐにお母さんの後ろに隠れてしまいます。
僕は自分の娘と彼女が重なって見えてしまい、いつも気になって仕方がなく、つい溢れてしまう涙を隠すのがひと苦労でした…。

彼女はすでに治療棟のアイドル的存在です。彼女が入って来ると、医師や看護士や技師、沈んだ表情をしている事の多い患者たちまでが明るい表情になります。
みんなに「○○ちゃん!」と呼ばれ、するといつも、彼女はあのはにかんだ春の日だまりのような笑顔を見せてくれるのでした。

だけど…
彼女も放射線治療患者の一人なのです…。

そのまだ小さな身体で病気と闘い、きっと辛い事や痛い事もあるでしょう…。
なのに彼女はその笑顔で、明日を迎える勇気や失いかけている希望を、多くの大人たちに与えてくれているのです…。

それはまるで、病める者たちのために放射線治療棟に舞い降りた、美しき天使のようでした☆

その後一時退院した僕は、もう彼女と会う事もなく、結局彼女がどうなったのかは知る術もありません。

しかし…
僕は彼女が今元気でいる事を信じて疑いません!!
だって彼女は天使なのです!
神様が天使を見捨てるはずがありません!!
奇跡はきっと彼女と共にあったはずです…。
今もきっとあの日だまりのような笑顔で、誰かを幸せな気持ちにしている事でしょう…。