そんなこんなで
あっという間に夏も終わり
季節は秋へと変わり始めた頃。
先生は毎回、いろんな検査をする。
ある日はツベルクリン反応。
子供の頃にやったあの検査。
ほんとかよっ。
やはり反応なし。
アデノイドの検査。
喉の奥の組織を取って検査に回す。
これがちょー痛かった。
鼻から毛抜き級の器具を突っ込まれて
ブチッと組織をひっぺがす。
麻酔はされてるものの
頭のなかではブチッと音がして
痛みの衝撃が全身に走る。
その後一時間くらい鼻に綿棒刺したまま
エコーとか針刺したりと
踏んだり蹴ったりである。
ても結果は出なかった。
あげくのはてには
PET検査。
癌を画像で確認ができるそうな。
詳しくはネットで調べてください。
検査はいたって簡単。
薬の入った注射を打ち
一時間静かにリクライニングチェアに
座ってるだけ。
結局これも反応なし。
もうさ、いくら使ってるんだよ。
この時点で気付くべきだった。
この医者に任せてはいけない。
所詮、大学病院は患者を
モルモットにしているだけだと。
けれども原因がはっきりしないまま
ってのも気持ちが晴れない。
最後にリンパ節を1つ取ってみますか?
やらなくてもいいし
これでダメならそのまま放置しても
大丈夫ではないかと。
これにはさすがに悩んだ。
これだけ検査をして
さらにメスを入れるのかと。
ある日、同僚の女の子と話をしていて
彼女の言葉に吹っ切れた。
あたしだったら絶対切るよ。
意外な反応だった。
だって結果がわからないままなんて
絶対嫌だもん。
切って何もなければそれでいいじゃん。
確かに。
目から鱗な発言でした。
ただし医者と言うのは
リスクヘッジのためなのか
同意書を書かされたのだが
それが怖すぎる。
首には幾つもの神経があり
もしも切断した場合、
肩が上がらなくなる可能性があります。
そんなことで不自由に
なりたくない。
でも切らなきゃわからない。
やはり葛藤するものの
最終的には切ることにしました。