■冬の記憶(屍と共に・・・)後編
前回の続き・・・・
その日は、月明かりもなく、おまけに土手沿いの
物置小屋付近は静寂と闇に包まれていた。
当然、小学生の時の事、追い出され慣れてるとは言え、恐怖感はある。
しかし、少しでも寒さをしのぎ、野宿をするのならこの場所しかなかった。
・・・小屋の鍵は簡単に開いた
中は真っ暗で何も見えず、ひんやりとした冷たい空気が身を包む。
・・・しばらくすると暗闇の中、わずかではあるが目が慣れてきた。
すると、大きめなサイズのゴザが数枚、小屋の壁に立て掛けてあるのを発見
ラッキー![]()
俺はゴザの一枚を冷たい地べたに敷き、
もう一枚を体に包み、まだ寒いが強引に寝た。
やがて、夜が明けたのと同時に親が
物置小屋を捜しあて、起こされることに。。。
そして、体に包んでいたゴザをどかし、起き上がる俺を見て
親はビックリしていた!![]()
俺が着ていた服が血だらけだったからだ
明るくなって判ったのだが、俺が包んで寝ていたゴザは
血だらけの猫の死骸が包んであった物だった
どうやら誰かのタチの悪い悪戯か、死んだ猫をゴザに包んで、
うちの物置小屋に捨てたみたいだった
真っ暗の中、俺は全然気がつかず、猫の死骸の横、
血だらけのゴザに身を包み一晩を明かしていた
なんだか知らないけど、その後もひどく親に怒られたような・・・
寒い冬、たまに思い出す小学生の時の記憶
・・・完