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           ダバオ通信  ヤン爺のラストライフ・ダバオ 
              Last Life Shift In Davao Philippines
         
  
            フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
                  「団塊 百年の孤独 老いの抗い」  
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これだけ 粛清 しても
汚職は なくなら なかった
「なんて こった」
国に尽くす 人間の行動として 

美しさを 求めてない者が 行う 悪さ
そう言って 顔を しかめた

そして シャブ絶滅も できなかった と

この人を 持ってしても できなかった
もう 誰にも 汚職 麻薬は 止められない

コロナにより 経済は ズタ ズタ
大統領の地元 ダバオで
シンボルで あった ホテル
「マルコポーロ」が
休止 廃業と なって 1年

今後も 致死率が 高い 新ウイルス
入ってくる 危機は 必ず くる

現代の災厄に 備え
都市部の人口 一極集中を 止め
地方への 分散を 図る
先を 見据える 疫病対策を 
大統領が 説いた

マニラ 東京も 同様の課題
人口過密都市で ある故 
あらゆる感染症に 脆弱だった

併せ 避妊による 家族計画推進
人口抑制の急務
「国が 食べさせて いける 
   人数で ないと 飢える者を だす」  

これら 難題に
政府の能力が 欠けている ことを
自らに 問うた
フィリピン大統領の 苦悩

ありがとう 思ったら すぐ 言うし
言い過ぎた と 思えば すぐ謝る
愛嬌に溢れる 大統領

フィリピンの 可能性に 
期待も していた

フィリピン人の
「自分 自分 自分?」
その 生き方には 限度が ある 

 

そうでは なくて
この人(ドゥテルテ) を 喜ばせ たい と
思った 瞬間から 
フィリピンは 限度を 超えて いける

 


◇◆◇ ─────────────────────
仕事 生活 世間の 困難の中で
自分は 否定 排除された
砕けた心 うつ うつした 息苦しさ
街の景色に べったり はりついた 

嫌悪な経験が

町を見る度 想い起こされて しまう
排毒 しきれない 心の傷 精神外傷

忘れることの 覚書
明日を ゼロで 迎える

熱々の 湯気からは
食欲を 刺激して やまない
甘く芳醇な 香りが
つゆが ひたひたに 染みた
蕎麦屋のカツ丼を 食べ 飲んでいる
なにも かも 忘れようと する 瞬間



 

今 ここで 自分が 消えても
誰も 気にも かけない だろう
ああ 陽光に 溶けて いきたい

人間は 途方もなく 自由
狭い 苦界など 
軽々と 飛び越えて いける

計画が あって
南国に 越してきた わけ では ない
東京には これ以上 いたく ない
逃げるように 身を 移した

フィリピンの地に 根を下ろす
覚悟のような もの なかった

ずっと ここで
暮らして いこうと 思えた 地など
これまで ひとつも なかった

死ぬまで 添い遂げたい 土地に
出会うことへの 憧れが
ないわけ では ない

そうには なれない 劣等感に
頑なに 背いて きた
自分を 誤摩化して きた
そうでは なかった か

フィリピンの 何処かに いる
マニラから 離れた 大きな島に
たった 1匹で暮らす オオカミ

オオカミの群れが 生息する
東京から 離れ
都市部や 郊外を 移動
海を渡り 群島に たどり着いた

島暮らしに 順応させて いく

遠吠えを 吐くことも
自分の存在を 知らせる ため
感情の ないはず が 無い
悲哀と至高の 吠え声

誰かに「話せる
「放せる」ことに つながる

なんの 志も ないまま に
東京に 戻って来て しまう の か

フィリピンの地に 根づく のか

土地の人間と なる のか

「自分と海との距離感」から
自分が いつも どこに いるの か
ダバオに いれば それが わかる
そのことに 安心感を 覚える

東京に 帰ったら
だだっ広くて 自分が
どこに 居るのか わから ない

どこ まで を
把握して いれば いいのか 
わから ない

フィリピンに 戻って きて
心の縄張りを 
見張れる ような ことは
自分に とっての 安心

フィリピンと 意気投合
今では フィリピン が
外国の ひとつでは ない
とても 大切な 人たちが
住んでいる 国に なっていた

「この国に 住めるな」

日常を ちゃんと して いかない と
周囲のギスギスで やられて しまう
何とかして 生活を 立て直そう
立て直そう と ゆっくり 暮らす

この国 社会の全容は 
外国人である 自分には 
まったく 分から ない

全体が 把握できぬ まま
この国が 眼前まで 迫る

金持ちが住む 地域の住民が
そうで ない 地区には 行かない
その逆も また 然り 
買い物する 場所も 交差しない 
貧富分離社会

安全な地域と 危険な地域は 
明確に「分離」し 存在する

長い年月を 経て
同じ民族でも 違う文化や
生活に なっている

フィリピン
想像していたもの とは 
だいぶに 違って いた

比較的 新しい世代では
「両親 それぞれの母語が 異なる」
そのような子供も 増えて きている
「新フィリピンの子」
こうした状況は 時間が 経つに連れ
徐々に 主流と なっていく

新世代 フィリピンが 良い方向に
向かっていく 遠い未来

 


◇◆◇ ─────────────────────
おもしろき ことも なき世に
おもしろく すみなす ものは
心なり けり

面白くない 世の中でも
心持ち ひとつ で 
面白くなるものさ― と 
フィリピン人には 力みが ない

「面白い」は 楽しいとは 違い
目の前が パッと 明るく なって
気分が 晴れる

好きな相手が できる と
自然な流れで デートに 誘い
家に 呼び込む

一緒に 風呂に入る
相手の 反応は 
快く承諾する者も いれば
少し ためらって から
ついてくる 男も

恥ずかしい のか 
断固拒否する男 と 様々

女は 無理強いは せず
ついてきた男に だけ 
試すことが ある

風呂のフチに 女が 座る
男は 対面になり
風呂用の椅子に 座る

女は 自分の 腿の間に
男に 顔を 入れるように 
促した

予期せぬ 指示に
動揺する男も 多いが
皆 結局 大人しく 顔を 埋める

女は シャワーを かけて
男の頭を 洗うの だった

太ももには 隙間が ある
呼吸も できるし 
泡切れも よい

この行為 女を 慕って くれて
予期せぬ指示にも 応じて くれた
男だけに 提供する

女と男の 行為を知る 過程
女は 太ももシャンプーで
楽園を 創って いた

楽園は 創っている 時
創っている側が 面白い
男のことを あれこれ 考え
こうして あげたい
ああして あげたいと 思案する

女の思い描く「男の反応」を
想像しては ニヤ ニヤ する

自分勝手に キモチイイ時間
まるで「一人で している」ような
この ニヤ ニヤは 楽園を
歓声させるまでの エネルギー源

女は 男と出会った
子供のように 甘える
この先の男を 思い浮かべ
デートの帰り道 ニヤ ニヤしていた

しかし 注意したい
楽園は あくまで 創造主の 所有物
自己中心的な 世界だと いう こと

創造主は マリアだった
男は そこに 招かれた だけ
間借りは できたが 
永住は できなかった

いつまでも あると思うな 親と金
いつまでも あると思うな 楽園

フィリピン人の 
性に対する 態度は 
不思議に おおらか で
のび のび している

そこには 陰湿な 
卑猥さの影は 少しも 無かった

女が 口に すれば
酷く 露骨な言葉で さえも
明るい ユーモラスな
響きを 持って 聞こえる

女の手が 股間に 伸びて いる
フカのヒレが 海面に 現れる
男は 僅かに 反応を 示した

「やめろよ」
女の手を 押しのけて 言った

この子と 二人で 
昼寝していた ところだ
邪魔するん じゃ ない

「二人で だって」
かすれた声で 女は 笑った

その声には
明るい欲望の 響きが あった

ふさぎ込み がちな 時こそ
意図して 顔を上げて みる
太陽の 光が 当たり
気持ちが 空に 伸び上がる

大切な人の 心の痛みを
想像すること が できる なら
フィリピンで 暮らそう 直感

「人間の土地」

馬で 行くことも
車で 行くことも
二人で 行くことも
三人で 行くことも できる

だが 最後の 一歩は
自分一人で 歩かねば ならない
急がなくて いい 

新たな 決意を 固め
靴紐を 締め 直し
歩く速度を ゆるめた

人生に 本当に 必要な物  酒と女
たった それだけ そのことに 気づく
そうなれば あれも これも 足りないと
不安に怯える 老いから 少し 解放される

 


◇◆◇ ─────────────────────
アジアの 人々に とって
日本は 憧れの国
アジアの「銀座通り 4丁目」

アジアの地で 生きる 

どういう こと か

そこに 住む人たちの 人生は
その人たちが 決める 

フィリピンで 何を している?

家にいて 何も して いない
フィリピンの風と ゆったり 遊ぶ
アジアを 眺めながら 退屈が 一番

「七福神」を とって みても
船に乗っている 神様の うち
日本の神様は 恵比寿様だけ
ほかは インド 中国の神様
アジアの神様 呉越同舟

アメリカとヨーロッパを 見て
うらやましがる のは やめよう

アジアを
上から目線で 見ては いけない

アジアと 付き合って いく

論語に
七十にして 心の欲する所に
従って 矩を 踰えず

70歳に なったら
自分の 思うままに 行動しても
道を 踏み外すことは なくなる
そう言って 慰めて いる

濃密な 神様との関係
己の熱量を 認めて くれた
すべての ルールから
解き放たれた 自由

 

女神
 

この島に 大切な人を 見た
女らに 出会った ときから
食べて 飲み 眠り
そして 愛し合う事で 過ごす

ダバオでは 
自分でも 信じられ ない
欲望と能力を 発揮できる

女神との 交合経験

健康な 女たち
単純で明るい 男たち
南国の風景 その中に 
性と死の 匂いが 色濃く 漂う

十数年の歳月を 経た この地で
女神らの 存在に 救われて きた

人間と いう 
自由な可能性に 挑んで きた

自分は と いうと
アジアの どこに いよう とも
たいていの 生活環境や食事に 

順応してきた 自信

アジア人に なりたい

ここまで 読んで くださった方
いま 読んだことは 忘れて ほしい

そして アジアを 旅し
無心で 人々と 出合って 
いただき たい

 


◇◆◇ ─────────────────────
おっぱいまでが 顔だって
えらいこっちゃ と 嘆きつつ
ヨタヨタ 歩く

遠回り 近道 脇道 裏道 坂道 王道・・
どの道を 行くのも 好き 好き

邪道に だけは 踏み入らない
身を亡ぼす ことに なる

産業革命 以前には
職業選択という 概念は なかった
官僚である 武士の子は 武士に
パン職人の子供は パン職人
農民の子供は 農民に なるの が
当たり前 だった

子供は 働く親の背中を 見て
親を 職業上の ロールモデルと して
育った

工業化社会と なって
都市への 人口集中が 求められた
農家の次男 三男は 生まれた街を 出て
工場の集積する 都市へと 移り住んだ
そして 今まで 見聞きしたことも ない
仕事に ついた

今では 当たり前の こと が
この地球上で 行われるように

なった のは わずかに 100数十年前

菅総理と 同い年
沢田研二 五木ひろし 
落語家の 桂文珍 月亭八方 
ヨネスケ 前川清ら みんな 団塊

「団塊の世代」
806万人だった 仲間が
670万人まで 減って しまった が

最近 3年間の
出生数 320万人の 2倍強が
まだ 生きている

4年後 最終ランナーも 追いつき
団塊世代 全員が 75以上と なる
生き残った者 目出たい 祝い酒

806万人 あの日の 映像
原っぱのチャンバラ 紙芝居の水飴
紅梅キャラメル 酢昆布 型抜き
メンコに ビー玉 紙芝居は 黄金バット

駅前広場には 街頭TVの 少年時代

青春時代を くぐり
結婚と 数十年間の 仕事人間
バブル 札束の上で 狂い
高度成長の 担い手と なった

名も無い 男たちが
日本の歯車を 回した
バイブルは「坂の上の雲」

バブル崩壊後 失われた10年を 
おろ おろ と 過ごして いた

自分史は 現在まで 続く
60年間を 振り返え れば・・

社会の理不尽に 反旗を 翻す
仲間 数が 唯一の力 団塊の反乱

等身大「ガンダム」を 奪い取れ
反乱の先頭に 立たせろ 歩かせろ
老人への理不尽に 一揆を 起こす
抑圧社会ニッポンに 塊の力を 示す 
団塊は やり残してきた ことが ある
今 死ぬ前に ケリを つける

政党の 城を 乗っ取れ 下克上
「三日間の反乱」衆院選 戦国
体力は 失った が
数を 持って 票を集め 勝利しろ
607万の ときの声 最後の決戦 
いざ 衆院 関ヶ原

社会の 諸問題に
いち個人が ほとんど 何も
影響を 与えられないと しても

社会に 生起する
様々な 不都合や 軋轢を
「おかしい これは 問題だ」
言挙げする 誰かが いない と
その声に 共感する 個人 

個人が いないと  旗揚げ 決起 できない

社会は 必ず 変わる
この変化は どこか から
与えられた もので なく
必ず 多くの個人が 関わって
変化を 起こせる

自分の ような 
取るに 足りない者の 言葉も
誰かが 受け取って くれる かも
しれません

それが 別の言葉に 
直接行動に つながることが ある

 


◇◆◇ ─────────────────────
ふらっと 入った 居酒屋

同時代の男が 店の片隅で
黙念と吞む 一人酒に 出会う

目と目が合った 黙礼を 交わす

週4日も 通うと いう
「この店の 魅力は 何です?」

「変哲も ない ところ かね」

取り立てて 何も ないから
ひとり酒を 飽きずに 面白がれる

行きつけの居酒屋を 持つことは
ひとつの財産 心を 広げている

日本の 居酒屋は この 1年で
都市で 1千店ほど 店を 閉めた

店仕舞いの 予感が 
ひたひたと 潮のように 
今も 寄せて くる

此処 なんだっん だっけ
かなり前に 廃業して
既に 誰も 覚えている者が いない

「コロナ世を 生き抜く」
並大抵の根性では できないの だと
これほどに 厳しく 認識させる 時代

居酒屋 支え手の 馴染み客 を 
政府が あっちイケ シッシ 門前払い

感染対策 成功なんじゃ ないです か
成功で ないと 言うので あれば
一体 どこまで 目指すん です か

感染者数を
一ケタ 二ケタまで 落とす ために
どれだけの 犠牲を 被らなければ 
いけない

この辺で ひとつ 成功だと 
みんなで 評価する
政治的な メッセージも 出す

感染が 再拡大したら 
短期のロックダウンすれば いい

政府は 言え ない 言えない だろうな

でも そういう考え方が あって いい

フィリピンでは
ドゥテルテ大統領が 4月にも
外出・移動制限措置を 緩和する

足元の コロナの 感染者数は
急増しているが 経済を 動かす
医療体制が 十分に 
対応できる 状況にある と
理由に 挙げている

自分は 疑いも している が
そう あって ほしい

コロナ 自然体で やり過ごそう

少し ぐらいの 
汚れや くるい なんか で
大騒ぎ 清潔マニアな 了見じゃ
とても やって いけない よ

抗菌グッズなんか 放り だし
橋が 落ちよう が
列車が 脱線しよう が
ビクとも しない 図太さ

そうじゃ なきゃ 居酒屋なんて
客を 楽しませる 価値 ない って

人が 居酒屋を 忘れて しまったら
貧しく なるような ものを 思う
それは そのまま 食と酒に 当てはまる

無理に所望して 注いでもらう 酒

 


◇◆◇ ─────────────────────
その街と 歴史を 長く 作ってきた
神社の 1階にある 居酒屋
今日も 横に大きな暖簾を 下げた

大きな窓が 開け放たれ
夕暮れと 一体化した店内で なごむ

ふと思った
ほどよい許し ほどよい縛り その 心地よさ

街が 酒場を 育て
酒場も 街を つくる
街 酒場 人 この 有機的な 交わり
わざわざ 足を 運びたくなる 魅力

自宅の ある街は
夜 眠りにつくため だけに
戻る街では ない

自分の 住む街にある 酒場を
再発見する機会が 生まれる

街と 人との関係も 変わる
これからの 生き方を 意識する

酒場 人 街 つながり 子供 夕暮れ……
アテと 味わい深い酒に
まみれながらの 思考

そんな 気持ち が 
生まれては 消えていく
ゆるやかな 感覚

この リアルな 感じ
どこで おじさんに 出会ったの だろう
おじさん そのものが みえる 
いろんな オジさんに 命を 吹き込んだ

『霊長類ヒト科 おじさん族 絵日記』 

おじさんだけを 描いた 作品
居酒屋店内の壁に 何枚もが 
展示されて いた

世の中の 厳しさ
社会の 理不尽さ
人生の 儚さ などが
おじさんの 喜怒哀楽の
どこにも 分類できない 表情
心情が 描かれて いた

作者の想いが 絵に添わせ
短い文章で 綴られていた

19歳の 大学生 が
おじさんたちを 
ほのぼの と 描いた 作品

おじさんたちの 表情を
日本画タッチで 仕上げた 
しみじみ あらゆる 角度から
受け止めよう と ながめた

作品は 世に放たれた とき
大衆の ものと なる

一人 ひとりの
おじさんの 人生 
想像したく なった

おじさんは 
世間に 存在し続けて いる
おじさんとの 関係性に ついて
19歳の 作者は 

しっかり 観察し 感受し
考察 吟味して いる

おじさんの
「挑発的な 可笑しさ」
「世間様との ズレ方」を
面白がれ ない やから が
今 世の中に 強烈に 増殖している

おじさんたちは
やりきれない事に 疲れてる
身体性 社会性 無限との葛藤 
おじさんの 知性 保守の神髄

性と暴力と 酒と女に しか 
この世の 救いが ない点 では
おじさんを お味方 したい

おじさんを 全部 理解できるって
そんな 若手も 嫌いだが
おじさんを 理解しよう と しない
若者は もっと ダメだ

自分も 70を 超えた が 
無邪気な 童心 失って いない

月の美しさに 見惚れて しまい
海に落ちた 事も あったっけ

童心が 残されて いるから
女の方から 寄ってくる

女友だち いっぱい 作って
行きたい ところに 行って
美味しいもの 食べて 酒飲んで
好きなモノに 囲まれて いたい

もっと 老いて
自分の力を たのむことが
できなく なった とき
まず しくじりを するのは 女だ
自分を 見れば それが 証拠

間違いなく
「笑われてしまうだ ろうな」

どう 生きよう とも
人生は 一度 きり
リハー サルも なければ
アンコールも ない
リセットも 巻き戻しも 出来ない

困難や 苦悩を 抱えて いても 
今 ここで 面白 可笑しく
生きるしか ないじゃ ないか

おじさんが おじさんで いられる
それって どういう事 でしょう? 

「もー おじちゃん
   何が 言いたいか わからない
   ハッキリ しゃべっ てよ!」

どん兵衛だと 言えば わかるな

「全然 わかんな~い」

艶福家で 年少組の おじさんは ネ
「豊」と「福」で「色」を
挟み撃ち してるん だよ

ハッキリ しないと いうのが
たまらない だろ

「おじちゃん 勝手に ほざいて て」

いったい 誰が 
おじさんを おじさんに
したので しょう? か

おじさん 取扱い注意
知的で無私で ユーモアが ある
一緒にいれば 面白がれる

政治や ビジネスの 世界では
いま だに おじさん が
強い支配力を 持っている

おじさん世代が 退場するまで
日本は 変わらない

おじさんでは 知恵が 足りない
今日の 日本の 複雑な問題には
おじさんでは 話が まとまら ない

若い者たちは きっと
我々よりは 賢くなる
その時には 必ずや
皆が 受け入れられる 解決を 
日本に 見い出して くれる

日本の オードリー タンが 

あたらしくする 日本社会

静かに おだやかに 変わって いく

 


◇◆◇ ─────────────────────
前を通ったから 寄った だけ

居酒屋だけが 
おじさんが 此処に いること を 
静かに 豊かに 許している

ちょこの 酒を なめるように 吞む
「自助か・・」声に ならない つぶやき
塩辛い顔が 深い ため息を 吐く

おじさんは 天井を 見上げる
夜が ふけた

「アリとキリギリス」の 童話
「おまえら 夏のあいだ 酒飲んで
   歌ってる から ダメ なんだよ」が
日本の解釈

「それぞれが 助け合って 生きていく」
その話でも あるが フィリピンの 解釈 
その通りの国に なって いる

総理は 日本人たちに 対して
自助という 言葉を 向けた

質問の ある記者は
中央のマイクに お進み下さい

ソーリー   ソーリ
駄馬尾新聞の ブン ブンです
総理に 質問が ・・

『自助』は 矛盾した 言葉
人は 他人との つながりが なければ
自分を 助けること さえ できません

お金も ないし
まったく 人との繋がりが 切れている
孤絶している人は 自助しようが ない

自分にも いつ その言葉を 
突きつけられる 側に なるか
ブンブンの顔に 血が さしている

自分と いう ものは
固定的に 捉えられて いる 
ですが 他者との 交わりで
影響を 受け 流動的に 変化している

日本の基礎と すべきは
「自発性」「相互理解」「共好(共同作業)」
日本の キーワードに されたら どうですか
誰も 置き去りにしない 姿勢

居酒屋からの 帰り道
月の居場所を 見失うほど 暗かった
雲が 夜の黒さに 協力するように
月を かくれんぼ させる

「暗い 一日って あっという 間」

どうも 帰り道は 虚しく 切ない
空を 見上げる ことすら 面倒な 帰り道

 


◇◆◇ ─────────────────────
3 1 1「放射能が 降っている 静かな夜」

TVにも 写真にも 目に映らない 放射能
目に見えない 恐ろしいもの を 鬼と 呼ぶ

「陸奥(みちのく)の しのぶ もぢずり
   誰ゆゑに 乱れ そめにし
   我ならなくに」(百人一首)

都にない 地方の美しさを 詠んだ

もじずり は 
土地が 合わないと 根付か ない 花

生き残った 人たち が
つむぐ 生への 営みが
もじずりの 花の 美しさに 重なる

放射線を 浴びて
放置された 福島の牛たち
殺処分 寸前の 何頭かを 助け出した 
女性が 振り返る

牛には 記憶が ある
カタと ムッちゃんと ウエは
同じ牛舎に 飼われて いたから

震災後 再会した とき

モワン モワン 言い あって
『あんた 生きてた の』って 感じで
ダダダダッって 駆け寄り あった

原発事故で 
牛の出荷が できなく なり
「原発さえ なければ・・」
納屋の壁に 遺書を 書き残して
首つり自殺した 酪農家の男性
その妻は 比人 だった

今日 どす黒い 津波が
テレビに 映って いた
人間に そむく 恵みの海

あの日は フィリピンに 居た
原発の爆発映像 

「なんじゃ こりゃ〜」

着の身 着のまま 逃げる 17万人


「神の火」だ なんて 口に するな!
元々が 対立 相克 補助金と いった
原発は 人間模様の るつぼ

原発は 自然災害 戦争や
破壊テロを 想定して
造られては いない

原発には リスクが 存在する
それは 地元民の 共通認識だった
リスク予測が 現実と なった

避難 賠償 差別 あつれき 離散
風評被害 新たな連鎖

地元民 きつく 噛んだ 唇に 
血が にじんで いた

日本は 何を やっているんだ
それが 恥ずかしくて 憤ってる

自分には「遠い場所の出来事」
そう 感じてしまったのは 事実

当事者では ないから こそ
感じるもの 見える ものも ある

その 人たち に なり切る 
そんな ことは できっこ ない

これまで 築いた ものが
すべて ぶっ壊わ された
その感覚を 抱く と ともに
「これ 相当 ヤバい な……」
日々 思い続けて いた くせに

いつの 間に か 
自分は 元の日常に 戻って いた

あれから 10年・・

『汚染水』と いう 言葉
『高度処理水』と でも 言えば
印象は 違って くる? の か

マスコミは
「東電は 悪者かつ 無能」
「政府は 無策」
「原発は 不要」と いった
3つを 主張して きた

それは それで いい

しかし そろそろ
先に進まなくては マズい
散々 批判したので あれば
その後は 再建のスピードを
速めるための 建設的な 議論に
メディアの力 活かして 欲しい

「ここで 再び 生きて 行こう」
帰ってきた 被災者の老婆が ひとこと 
人に 作ってもらった 町は
守ろうという 気持ちに なれない 
老いた者の 生まれ育った地への 想い 
人間が 生存する基本 土地

「廃県置藩」を 断行し
地域文化圏で 何でも 決断し 

実行できる ように すれば いい

非科学的な 部分で 
被災者に 寄り添った つもりの
美辞麗句の 慰めは
建設的では ないから いらない

「廃炉の仕事」は 破壊

世の中の 仕事は
「新たなものを 生み出す」
ことを 求めている

「破壊する」作業に
毎日 4000人もの 人々が 当たり
そして その破壊作業には
100年もの 歳月が かかる

今 破壊に 関わっている 人は 
誰も 廃炉完了を 見られ ない

会津は 戊辰戦争で 負けた
官軍(政府) に 今でも 遺恨が・・
会津人には 今でも 心穏やかに
向き合えない 政府なの だろう

ならぬ ことは なりませぬ
会津の言葉

会津で スマートシティが 

成功している 光景

(旧)会津藩の くくりで

展開したから よかった

県という 単位だと 成功しなかったね

 

昔の会津藩の 大きさが

ちょうど 住民の生活圏

文化圏と ぴったり 合っていた

 

デジタル化を

推進するに あたって も

価値あるサービスに 役立つと 納得すれば

住民が 家族 医療などの

個人情報を 進んで 公開している

大地が 人間に 抵抗した日
亡くなった人を 哀悼し
生き残った 人々を 祝福する

時計の針を 目で追う人が 多かった
2・4・6の 数字が 並んだ 時
慰霊の黙祷 行く末 広がりを 願う 

生きる力を もたらす
その 問いかけに 答えた 人は
世界中に まだ 一人も いない

こころが ひろがる
うたを こえに だすと
からだが よろこぶ
うみ やま ゆうやけ ほしぞら
うたは いいけしきの ように
いきるちからを あたえて くれる
ふしぎな もの

生きることは 自然と 合一する
自然に なるには 遊ぶのが よい

変わらないように 見えるのは
変化が ゆっくり と 少しずつ しか
起きない から で

その 小さな変化の 積み重ねに よって
ある日 大きな変化が おきている
そのことに 気が つくことに なる

 


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電池切れ 
心配しない 生の書籍

本を読む
1冊を 読み通さなく ても 
同じページで ずっと
1年間 立ち止まって みても

1日 1ページしか 読めなくても 

1行だけ 読んで
その言葉について 考えている
そういう 読み方も ある

読み始めて 数行の ところに
衝撃的な一文が 待って いた

個性は 大事と 人は 言う が
学校以上に
「個性を 尊重すること 伸ばすこと」
その事に 向いていない 場所は ない



 

笑うときは 大声で 笑う 
笑って いられる
そんな 世の中が いい な

「……笑わなくないっ すか? 人って」

前から 不思議に 思って いた
1人で テレビを 見ている時
人は いくら面白く ても
声を 出して 笑うことは あまり ない

同じ テレビ番組でも
それを 誰かと一緒に 見ている と
面白いと 思ったら
すぐに 声に出して 笑ってる

身の回りの人と
雑談している時の 方が
よく 笑って いる

テレビ画面の中で
繰り広げられる
お笑いのプロの話に 比べたら

自分たちの 雑談なんて
明らかに 笑いのレベルは
低い はず なのに
雑談の時の方が よく笑う

「笑うこと」と
「面白いと 感じること」
似て 非なるもの なの だろう

声や 表情に 出して
笑うという 行動が できる 人間 

笑うは 人間関係に おける
コミュニケーションと いう 側面

ほとんどの 笑顔や 笑い声は
目の前で 話している 人や
隣で 一緒に

話を 聞いている人に 向けて
その場を 盛り上げたい
楽しい気持ちを 共有したい
こちらの好意を 伝えたい

 

様々な 理由で 無意識で
わざわざ やっている 

無意識で わざわざ なんて
自分でも よく わからない けど

「笑う」に ついて 考えさせられた

 



「すごく 大きな 質問ですね」

人の どこに 価値を 見出すか?

『優しさ』が 
いちばん しっくりくる

いい人に 会った 時
『あ この人は いい人だ』って
感じるものが ある

きらめき みたいな…

安心 できて 
その人の 近くに いられて 嬉しい
いい人には 特別な 優しさが ある

訓練しなければ そういう
人間には なれない

 


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