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           ダバオ通信  ヤン爺のラストライフ・ダバオ 
              Last Life Shift In Davao Philippines 
 
            フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
                  「団塊 百年の孤独 老いの抗い」  
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海が先か 空が先か
でだしに 悩む
静まり返る ダバオ湾に 
思いを はせれば
やはり 海が先   

「海の青さに 空の青」

天を 見上げる 空の青さは 
残念な社会に おいても 変わらず 
青く 広かった



 

「青天を衝け」そりゃ 無理だよ

もう 東京の人でも ない
東京に 戻っても 60以上では
部屋さえ 貸してくれない

 

自分の場所と いうもの
自分で 作るしか ない 立場

素晴らしき 日本列島を出て
国家の外に 生きると すれば
みずから 狂うのも ひとつの道
その 志を 秘めた 外道

老いは 自然の摂理
万物は 生まれ 盛り 枯れる
肉体だけでは ない
その 底にある 中味まで
枯れさせて いく

そのことに 人は 
気付かぬ 振りを して 生きている
地球そのもの が 老いて いくように
ゆっくり 老いるに せよ
突然 老いるに せよ
人間 いつかは 廃物に なる

老いを 生きる場所を 目指し
縁も ゆかりも無い場所へ 向かった
未知への あこがれ 実際の探訪
これらの ないまぜ が
さびしさの 正体

 



天国…と までは 言えない が
ダバオに 暮らした
段階を 踏みながら
自分を もう一度
目覚めさせて いった

まず 声を かけ 挨拶して くれる
仲良く ならなくても いい から
自分の存在を 認めて くれる

この 街で
ご飯を 食べて 眠る
毎日 くりかえす

一見 奇妙に見える 街
だが 次第に これは
日本人に とって
『よく見た 風景』

 

ひとりの まま 
さびしさが もたらす
意外なほどの やすらぎに 身を ひたす
「恋しい」の ほのぐらい あたたかさ
噛(か)み しめる

濃密な「今」が たちのぼって くる
そこに あるのは 常に「今」だけ
生きること まるで そのもの 
過去も 未来も 必要ない

目の前の「好き」に 没頭
究極の ひとり暮らし
リスクは 多い が
生活は 充たされて いる

今だけ こそが
自分に 欠けていた もの
生活に 根づいた 暮らしの柱
 
老いを 遊ぶ庭
僅かの 残りを ここで 遊ぶ
この上ない 優しさを 感じている

人が 生きていく上で
大切なこと 哲学みたいなもの
戦後の物質的な 発展の中で
どこかに 忘れていた もの・・

哲学の 教えの かけらも なく
本能のままに 生きて きて
自分は 人生に つまずいた
今の 日本の姿と 重なる

自分の ほうが 先に 落ちぶれた

社会が 半ば 止まっている いま
寄り添えるものは なにか
信頼できるものは なにか
それを 探せる時間を
コロナは 与えている

ダバオの風は シェアを 象徴
分かち合う 豊かさの質

けれ ども
この世の ものは すべて 消え去る

すべては いつか 滅して いく

なにも かもは 常ならざる もの
移り変わって いく もの 無常

そんな事 
ふと 思う ように なった のは
67か 68歳 くらい・・の 時

コロナも やがては 消え去って いく
いつまでも こんな世の中じゃ ない

 


◇◆◇ ─────────────────────
57歳 カバンひとつ 
ぶらり 異国に 住まいを 移した

時間を かければ ダバオが
心 落ち着ける地に なった
なか なか 長い道のり だった 
今では 70 気儘な 南国の居候

東京 では
いいギターや ジャケット
物欲を 満たす ことで
一時的な 至福を 得ていた 

ダバオに 来てからの 幸せは
地味だが 日常に あふれてた

生かされて いるの だから 
命と共に 遊ぶ こと
ダバオに まだ 飽きない

スーパーで 買い物を する
海辺を ゆっくり 散歩する

丁寧に 料理を 作るとか
普通の ことに しみじみ

東京に いたときは
スーパーで 買い物する なんて 
時間の ムダ  そう 思ってた

ーー生活レベルを 落とすのは
難しいと 聞くが
ストレスは ないん ですか?

質素な生活と いうと
貧乏を 美化した ように
聞こえるかも しれない が
南国生活レベルは 自然と 落ちる

不思議と 物欲が 湧かない
退屈を 感じる ことさえ
なくなって いる
それゆえ それなりの 暮し方

 


◇◆◇ ─────────────────────
家から 十分も かからない 所に
SMという スーパー が ある
ある日 SMへ 行った

買物の篭の中味を 
カウンターの 台の上に 置くと
待ち構えていた 二十歳 そこそこの
女性が 品物を 引き寄せて
手早く 中身を 点検
支払い金額を 算出してくれる
脇に いる 青年が 袋詰めする

お互いの リズムは なかなかの もの
玉子パックを 手に取った
レジの 娘さん いきなり

「これは ダメ」

と いって 玉子パックを 手に
どこかへ 走って いった

走りながら「潰れてる この玉子」
と 叫んで いる

間もなく 彼女は 取り替えた
玉子パックを 持って
息せき切って 戻って来た

玉子のひとつが 潰れていた
まったく 自分は 気が付かな かった
見逃さな かった 彼女
これこそ「SM魂」と いうものか
いや 彼女 独自の職業意識かと
ひどく 感心した

自動清算など 機械化
されて 欲しく ない

老いても 元気な うちは 
みんな が 自分に 敬意を 
払って くれて いた

だが 年を 追うごとに
雲ゆきは 怪しく なって

 

そして この頃 は
「威張りながら 頼る」
何とも 厄介な事態に 立ち到った

買い物の 時間さえ
いい リフレッシュ

街の散策や 近所の散歩など
お金を 使わずに 面白がる

そりゃ お金が たまって しまう

貯金 ですって!

そんなもの ありません
使うべき ところ には
使うべき 時には
使うべき 金を 使ってる

異国の暮らし は 
ハードルが 高ければ 高いほど
下を くぐり やすい

 


◇◆◇ ─────────────────────
『いじめ』って 言葉を
使っている 限り
なくなら ないって

「悪質な悪戯は 確信的犯罪」

「いじめた方が 犯罪者」
フィリピンでも 起きる
大人にも 巣食う いじめ

銃社会では いじめられた者は
黙っちゃ いない 危険物

フィリピン人に 抵抗するなら
危険物取扱い主任の 免許が いる

「いじめ」 
教師は きれいな 言葉で
うやむやに した つもり か 
隠し とおせた つもり なら
なくなら ないよ

学校内 家庭内の暴力が
犯罪化 され にくい
「内」の 問題 だから と
「外」の 中で 秘匿される

いじめという 言葉 事態
軽薄な悪戯 ヤンチャを連想させ
犯罪の真実を ぼかしてる

暴行 傷害 恐喝罪 
そう 言うべき
いじめた奴は 犯罪者

いじめ には 
法の裁きが 及ばない
学校や内輪の関係で 起きる

警察も 介入しない
学内の 問題 だから・・だと
なら ちゃんと 
学内で 落とし前 付けろ
できないから 自死者が でる

人間が 作った
「困った」だから
人間が 作った もので
解決 できない
「困った」なんて ない



 

男子生徒から
毎日のように「パンツ見せて」
「ブラジャー何色?」など と
聞かれて 困っていると いう 女子生徒

「悪ふざけ には
   あなたの『大人』を 見せるの が
   一番だと考えます」
檀蜜さんが 持論を・・



 

「思いきって 男子生徒の
   その手を ぎゅっと握り
   好きな人に しか 見せないし
   触らせないの ごめんね』
そして かすかに 微笑んで みては 
と アドバイス

善良な市民が 
リンチに あって いても
見過ごします か

誰もが 経験している こと

許せない

「生きにくい だろ」

   そう言う 生き方

そう 言われ ても
正しいと 思えば
どんな危険も やってしまう

過剰防衛で 

刑務所に 入った 人が いる 

すごく 突き刺さる

警察が 介入しない から

いじめられた 被害者は 反逆
加害者は 直接的な 報復を 受ける

いじめられた 屈辱は
たやすく 暴力に 転化

いじめに 単純な 正義感で
太刀打ち なんぞ できない と

ガソリンを 浴びせ
炎に包まれた 西条に

タケシが 放った
「自業自得だろ」の 一言

すとんと 胸に 落ちた

社会のレールを 
踏み外した人間に 容赦のない
厳しい現実が 立ち はだかる

だが 決してそれだけでは ない

学校を 離れれば
誰もが 暴力や 理不尽と
隣合わせの 社会で
生きなく ては なら ない

いじめては いけない
暴力を 肯定 せず
法によって 
弱い者が 守られる ために
警察は 学校に 介入しろ

「いじめられた から
   あいつを 丸焼きに した 
   レチョンバブイ OKだよ な」

いじめられてる 方が
反発した 時点で 面白がり
相手は 執拗な いじめへと 
姿 形を 変え 止めない

加害者 は
「自分たちは 遊んで あげてた
   それ だけ なのに
   ひどい態度を して きたから」

「芸能人の いじりと
   同じような こと しただけ
   それなのに 怒ったアイツが 悪い」
言い訳する 機会を 与えて いる

まるで いじめた 吉良上野介と
いじめられた 浅野内匠頭
浅野乱心 刃傷 松の廊下

弱い者を いじめる 卑劣
悪意を 放置 はびこらせ ない

『解決』できなく ても
『解消』することは できる

いじめを 
問わなく なるのが『解消』

白河市の 男子中学生
バスケットボール部の 試合で
県外に 遠征した

突き 刺さるような 
言葉を 浴びた「原発帰れ」

東日本大震災と
東京電力福島原発事故が
起きた年の こと

「気にするな」と なだめる
顧問の手は 震えて いた

 


◇◆◇ ─────────────────────
社長が トップ 世間的には 常識

社長を しっかり 陰で操る
会長が いるのが 一般的

その会長や
社長を へいげいする
相談役が いる場合も 多い

さらに そのまた 上には
顧問や最高顧問などの
肩書の人が いると
ブラックジョークに 近い

熟した 老人が
上の方に 君臨すれば
それは すばらしい が・・



 

83歳を いじめる マスコミと市民

五輪委員長を 降板させた

五輪事業の 正統性を
会長自身が 傷つける 発言を なした 
当然の帰結 

誰かが 威張った

女性排除
医大入試の 点数操作も 然り
非人間的な 激務に耐える 男性医師世界に
子供を産む 女性医師は 要らない と いう

日本の 組織の 意思決定者が
「文句を 言わずに 働く
   兵隊しか 要らない」

「男は 兵隊 
   女は 子守か 男のお守り」
性別役割分業は 変わらない

全うな 能力判断を して いない

女で あろうが
男で あろうが
意見の ある者が 意見を 言い
自分が 言ったことに 責任を とる
それが 機能的な 組織

いつの まにか
執行部の 多数が 
女性に なっていた
特に 女性への 仕掛けを
している わけでは ない
性別に かかわらず 仕事が できる人
したい人に 仕事を 任せて いたら
自然 そう なった それで いい 

男だ 女だとに かかわらず
「仕事が できる人」を
採用して いけば そうなる

多くの 業種で
「仕事が できる人」に
男女に関係無く 仕事を 任せる
シンプルな 人事ルールを
採用して いれば
当たり前の 組織に なる

女性蔑視と騒ぐ 勘違い

 

日本に おいて 

西洋を倣った 民主化が 始まって

100年 ちょっと

 

自分たちの 祖父母の時代に

始まった ことで あって

民主主義が 完全に 浸透しきって ない

追いついて いないのが 森さんの発言
 

五輪点火の ギリシャ には

紀元前から 民主主義の理想が あって

みんなで 叶えてこようと してきた

日本の にわか民主主義は 熟して ない  

日本の 多くの組織は
性差別的である と いう だけで なく
能力主義的で さえ ない という 現実
要点は そこに ある

男女比の 割合 合わせ だけで
世界に 姿勢を つくろう 官僚 

会長の 不見識を 咎める
「諫臣(かんしん)」は
一人も いなかった

久しく 日本の組織の 多くは
女性より 男性を
能力よりも 上位者への
忠誠度を 重く見て
人事を 行ってきた

そのような 組織の末路
今 国民は 見た

だが こうも 考えられる
会議している 最中
男性 10人の中で
一人の 女性が 意見するのと
半分が 女性の 会議の場で
意見を 述べるの とでは 
プレッシャーは 違う

正しいと 信じて 意見しても
同じ立場の女性が いなければ
気持ちは 揺らぐ
たいていの 人は
そんなに 強く ない



 

「女性は 話が 長い」
笑い声が あがった
そんな中で 異を 唱えたくても
唱えにくい 空気だった
その場の雰囲気 想像できる
異を唱えよう と いう人が
男性だった と しても 
そうだろう

東帝大学病院の 
ワンマン院長・蛭間重勝(西田敏行)が
院内カンファレンスで
患者の治療方針を 発表すると
居並ぶ 医者たちは「御意!」と
一斉に 声を上げ
ボスは 相好を 崩す

・・・と 室内に 響きわたる
「異議あり!」の 女性の大声
大門未知子(米倉涼子)だ

ああ だから 
女は 厄介なんだ
怒りが 院長の顔に
ありありと 浮かぶ

やり手の 女性が 主人公の TVドラマ
女性を 侮辱する 男
目に余る 振る舞いの 末に
ギャフンという 目に遭う



 

多様性と いう
ぴったり 収まらない 日本語
流行り言葉に しては ならない
意識高い系など と からかったり
きちんとした 日本語を 使わないと
民主主義も 人権も 伝わらない だろ

「男女で 違いは ありません」
その 言葉遣いで 解る

人は その人でしか ない
それで いいんじゃ ないか
人間を 個性として 認める

森さん 発言内容も さる事 ながら
83歳という 年齢に しては
老いの深みが まるで ない
熟してない 老人 だから
世間が レッドカードを 突き付けた

長年 培ってきた 知識や知恵
日本の総理を 経験したが ゆえの
国家観や世界観 どこに なくした

元 日本のリーダーだ 賢い はず
森さん 自分の発言が 

女性蔑視 だって? キョトン
本気で そう思って いなかった
だから 誤解だと 言い張る

でもネ

無党派層は 投票に 行かないで
家で 寝てて くれ
ある時 そんな事も 言ってた

政治家は 話を して ナンボ
政治家は 言葉で 立つ
聞くものを 振り向かせ 引きつけ
夢中に させなければ ならない

政治家の訴えが 
響かないのは 恥ずかしい こと
2013年の サッカーW杯予選で
話題に なった「DJポリス」

騒然とする
渋谷スクランブル交差点で
「みなさんは 12番目の選手
   日本代表の ような
   チームワークで 
   ゆっくり 進んで ください」

そう アナウンス
若者を 見事に 誘導した

若者に とって 心地よかった

政治の世界では そうした 発想が 
当たり前に ならない

うわべ だけ
本質を 捉えて いないから
政治言葉を ハズす

時には 反射神経で 飛び出す
軽妙な 語り口も 必要
人を 引きつける のは
地べたを這う 経験と
それに基づく 深い思考と
地域や国民への 限りない愛情

 


◇◆◇ ─────────────────────

「これからが これまでを 決める」

とある お寺の掲示板に 書かれた

定年まで 勤めた
仕事のポストや 実績だけで
その人の 値打ちが
決まるものでは ない

その後・・

老いてから どう 生きるか
晩年の 生き様が
それまで 歩んできた 人生に 
価値を 与える

森さん世代に ある 
昭和初期の 男の心情 
男の根っこ 男尊女卑

それを 老害 差別だと
切り捨てては いかがな ものか
本人に 差別の 意識は ない

おっさんの 常識は
女に とっての 非常識

酒の席で 女性に触る くらい
大した ことでは ない

今では その認識が 
欠けて いれば 犯罪者

「男は 外で働き 女は 家庭を守る」
ちょっぴり 亭主関白な夫と 従う妻

そんなの ゴメンだ!
切り捨てる 女性が いる

性別役割分業意識が
強い男性も まだ 多く存在する
理解している 女性も 案外 多い

「ツナ酢キャベツ」男に 差し出した 
愛嬌ある 女 カワイイ

学校でも
「男子は工作 女子は家庭科」
性別役割分業を 肯定して きた

少し昔の 
アニメやドラマでは
男の子が 女の子の
スカートを 捲って 
下着を 見たり
胸や お尻を 触る

お風呂を覗く といった シーン
堂々と 描かれて いた

男性は 罰せられる どころ か
憎めないキャラクター として
肯定的に 描かれていた

かつての 銀行員は 花形の職業
中でも 大蔵省との 折衝を行う
MOF担(モフタン)は
エリートバンカーの 象徴
もてはや された

銀行員と 大蔵当局との
「癒着」が 明るみに 出たのが
「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件

男の 優位性が
保障されない環境に おいて
優位性が 損なわれた と 感じた時
相手に 暴力を 用いて 支配する 男

男は 家庭の資源を 独占
夫の意見は 絶対だと
刷り込まれた 昭和の男

妻子が 従うのは 当然
絶対的存在で あるはずの 家庭で
自分の意見に 従わない どころか
許可なく 行動される ことに さえ
夫の存在が 否定 された なら
危機感を覚え 怒り 暴力を ふるう
ちゃぶ台 がえし 星飛雄馬のオヤジ

家庭暴力の 男の中には
会社では 女性上司や 同僚と
うまく やって おり
女性からの 人望が 厚い
そういう人も いる

会社は 夫らの 
テリトリーでは ない 

夫らが 
独裁者に なれるのは
自分のテリトリー 家庭

犠牲と なるのは 家族
社会的評価と 親密圏の
暴力行動の ギャップ

女性差別など と 
叫ぶ暇が あったら

男の給料を 頼って
女は 結婚できないし
子どもを 産んで 育てる 自立
そんなこと 到底無理だと
仲間を集めて 大規模に デモれ

女性が 真っ当に 生活でき
安心して 子供が産める 社会
それを 丁寧に 日本は 作れ 
それが 政治だろ そう 叫べ 

未来を作る 優先政策 
何故 マスコミも 市民も
もっと大声で 執拗に 諦めず 
その大事を 叫ば ない のか
それが 女性の 利益 そして国益 

税金は 
国民の 生死に 関わることに
使われる べき

森さんを いたぶって いる
場合じゃ ない だろ

権力 すべてを 失った 
森さんも また
男尊女卑社会の 被害者?

「ポスト森」の 後任選び
10人弱の 検討委員会メンバーを
男女比を ほぼ 半々に して選ぶ
情けない まだ 世間体を 繕う
男女半々に すれば 事が 収まる?
それで また 本質を 隠す



 

会長職
実社会で 組織の上に 立って
人を 引っ張ってきた 実務経験
それが ない人は 不向き
付け 加えれば
利益を挙げる組織に いた事が ない
そんな 人では 勤まら ない 経済五輪

森さんは 
台風で 運動会が 中止
幼児の ように
「コロナが どういう形で あろうと
   必ずやる」と 
ひっくり返って 喚き散らして いた

ファイザー社 工場拡張の為
生産量が しばらく 落ちる
市民へのワクチン接種は
6月から開始 3週間待って
2回目 接種は 7月に かかる

命と引き換えに 強行する
それほどの 価値が
五輪に あるのか

森さんの バカさ 加減は
嫌いに なれない
「私の 発言を
   面白 おかしく したいん だろ」

と 自笑した

マスコミは 
森さんを 降ろして
何らかの 利得が あったの か?
ただ 世間を騒がせた 騒乱罪

マスコミの「切り取り報道」
踊らされては ならない
市民は マスコミに あおられた

フィリピンから 見ると
バカじゃ ないか
何を 騒いでるん だ と・・
それで 何か 変わるの か

マスコミの 報道は
ストーリー ありき
「ていへんだ ていへんだ」で 煽る
報道レベルは 低いのに 上から目線

TV番組の リポーターは
カレー専門店で
「辛さ控えめで 女性に うれしい」
家電ショップで
「操作が簡単で 女性に やさしい」
当たり前のように しゃべって いる が
これは「女性は 劣っている」意識の 
裏返しでは ないか
マスコミ自身が NGに 気付いて ない

意見の 一部を 切り取り
「ていへんだ」で 煽る
典型的な マスコミ手法

同じ頃 英国BBCは
ウイグル 人権問題を
きちんと 取り上げて いた

真実を 突かれた
中国政府は 2月12日
英国BBCの 国際放送に ついて
中国で 放送することを 禁止した

この措置に 英米政府は
ともに 強く 非難した

その ころ
同じ 公共放送の NHK
ていへんだ ばかり だった

ウイグルに ついて BBCは
中国の 駐英大使に対し
スタジオで ビデオを 見せながら
厳しい追及を していた

NHKには
そんな報道は 望めない 
NHKとBBCの 間には
報道機関としての
質的な 大きな差が ある

五輪招致の際 
安倍晋三が 世界にコメントした
福島原発事故 後 安全で ある 
堂々の嘘に 呆れた 悪党

小さな五輪
当初の発表から 嘘 
4倍以上に 膨れ上がり
3兆円を突破した 予算

竹田恒和JOC前会長の贈賄容疑
新国立競技場設計の迷走
エンブレムのパクリ騒動
当初から 一貫して 嘘と汚辱 
金に まみれた クソ五輪

森さん は 
その責任を 身に引き受け
我を曲げず 辞任を 拒否
五輪が 中止に なるまで
暴走を 続け
五輪中止の 後始末
キッチリして ほしかった

開催に 向けての
引き出しさえ 見えない 状況
大多数の 人の心と
五輪の距離は 縮まら ない

マスコミに 煽らされ
逆上している人を 目に する と

この 人は
「日本」に ついて
「伝統」に ついて

さら には 
自分自身の 内面に ついて
どれだけ 真剣に 考えて いる

ちょっと 冷静に なれば
森さんに 腹を立てる 代わりに
自分自身に ついても
自国の文化に ついても
もっと 深く 重層的に
理解できる はず なのに

批判に対して 同調し
感情的になる と いうのは
自分に 自信が ない こと

自国なり 文化なりの 価値に
自信が 持てて いない
肚の底から 自信が あるなら
怒ったり 相手を 攻撃したり
幼稚な ことに
時間と エネルギーを 使う 代わり
熱く かつ 冷静に 政策対話が できる

助け合い 日本人の精神
実行 できるの が
人間の 最大の特徴

他人を 助ける行動は
人間社会の 生き残り 戦略
そこに  性の違いなんて ない

日本人の 優しさ
日本人の 和の精神 
言葉尻を 捉え どうの こうの 
最低の 世の中に なった
もう 悲しさ だけ
 
今度は テレビが 
やめるのが 遅すぎる などと 騒ぐ
そんな 激情 最低だろ

言葉狩して 叩き のめして
哀れな老人が 忸怩たる 思いで
悩んで いる

サディストの ような 日本人

日本の 和の精神 
美しい自然を 愛する心 
それが『惻隠の心(情)』  

相手の心情を 深く理解する
親が子を 思う心と 同じ
相手の 立場に立って
ものごとを 感じとる
感覚上の 自然の性格の発露

今や 日本も 世界も
叩くものを 求めている
連帯して 叩けたら
それが 矮小な 正義と なり
満足する と 言う もの

恐ろしい 魔女狩り

83歳の ご老人を 痛めつけて
何が おもしろい

日本は 老人に 優しくできない
社会なのでしょう か

あなたは「技能五輪国際大会」を
ご存知 でした か

 


◇◆◇ ──────────────────────
何かを 背負っていた 30代

40歳に なって みても
精神は 20代の まま
止まって いた
体力だけが 衰える

40年間の 記憶は
かき集めても
3日ぶん くらい しかなく
ただ ぶざま だったな
その 印象だけが 残ってる

40歳という 節目は
なり たかった 自分に 
なれ なかった あきらめ

「まぁ 自分で 決めた ことだ」
「後悔しない」を 自分に課す

後悔する とか 悩む とかは
時間の無駄

後悔は 自分を 
慰めているだけの 時間 だから
悩みに 出口なんて ものは なく
そんな ところに いつまでも いたら
悩みから 出てこられ ない

失敗した ときには
仕方が ないって 思う
仕方ないときは 仕方ないんだから
仕方がない と 思える よう
自分を 持って いく

若い世代は やるしか ないよ
この話は 40歳を 超えたらの話
若いうちは 適当でも いいから
何でも やって 苦しめって・・ 

何も 経験しない うちから 
悟れっこ ない
40過ぎて うまいこと
できないん だったら
もう しょうが ない

若いときは
いろいろやって 失敗も する
小さい子供が よく 走り回って
転んで 怪我して 泣く
でも だんだん 転ぶことも
なくなって 怪我する ことも
少なくなる

それでも 上手に できないって?
方向性が 間違っている
別の道を 探せ

どんな道を 選べば いいんだ
それは 単純な ことで
楽し そうだと 感じる 道

「人生は 出来る限り 楽しく」
目の前の現実を 楽しい と
受け取める ため には
この現実を どう 解釈すれば
いいの かな? と 考える

自分は 外出なんか しないで
快適な 自分の部屋で
女と過ごすの が 好き

自分の部屋が
楽しいって 心から 思える
女と居て そう 思えるのは
女が 楽しそうに してるのを
見るから

他人を 通すことで
他人が 物の価値や 楽しみ方を
教えてくれる

そうやって 女に 影響を 受けて
物の見方が 変わっていく
目の前の つまらない と
そう 思っていた 現実だって
女 次第で 楽しい と 思える

自分の能力で
たどり着ける 場所で
楽しい に 手が届いて しまえば
人生は ハッピー だろ
そんなふうに 考える 癖が ついた

「今」という瞬間に
集中できる 技量を 持てた

50代は すごく 若い 
60代にも 明日が ある
80歳に なると 先が 見えた
腹も くくれる

70歳は なんだか 中途半端

日々の やり直しは できても
人生や 仕事を
ゼロから やり直す なんて
できない 年齢

それで
今度 生まれたら
○○に なるんだ と 
思うんです よ

いや 生まれ 変われる のは
生きている うち だけだろ

これまで ずっと 
背負って きた ものが 
一気に パッと なくなった 70歳

ホッと して 落ち着いて
地に足が ついている
ふと 足下の 可憐な暗紅色の花

吾亦紅 か・・

われもこう 
こう ありたい と
はかない想いを 込めて 
名付けられた という 小花
その花に 女を見た

自分が 楽しいと 思える ことを
丁寧に 面白がり たい
面白ろ がれれば 未知の ものを
発見できる そんな 気が してる

よく やりたいことが あるなら
いくつ からでも できる と いう

ナニ いい やがる 
できるわけ ない
いつも 腹を 立ててしまう

70の 自分が
今から ボルダリングが 
できる かって

老いて 新しい ことを
いちから やるのは 違う
これまで あったものを 磨く

ナニ やる気は 今でも ある
頭が 機敏に ついて こない

なに 先の無い 老人の悪たれ 
ひとつ 大目に 見て欲しい

自分の 欠点は 
おなごと 酒が 好きな こと
美術工芸品に おぼれる こと
だから 大成しな かった
それで よかった

天下国家を 動かす 人間より
おなごば 抱いて
美しか ものに
溺れとる時の 方が
なんぼ 生きとる 心地が するか



 

おなごも 絵も 工芸品にも
本物に 目がない方 だが
自分自身は 偽物たい

ワシは 俗物で
美しいものへの 欲
未だに 断ち切れん
多分 死ぬまで そうじゃろ

誰の作品か なんて 知らないで
美しか 絵や 工芸品に 没入し
ただ うっとり
喜悦に満ちた 幼児的な 叫びを
静かに あげる

アーアー よか よかねえ
おう ほんなこて うつくしか



 

好色で 小悪党
狂気と善性の 両面を
色濃く持つ 複雑な 老い人

自分に 近寄るのは 
もっとも 敬遠したい
そんな タイプの 老男

欠点も 余すとこなく 表に出す
だが 人間としての かわいげは
失っては ならない と
それが 老いの魅力 だろ
都合良く 人を 引き付ける 愛嬌

むきだしの肌を 
ぶつけ 合うように 生きる
野生のような 気合い 

自分の対岸には いつも 女が
機会ある 毎に 女を 抱いた

美男では ない 
優れた体躯も 持って いない 
数多い 機会に 恵まれた のは
無類の優しさ 人の好さ か
心の安らぎを 与える 物腰
そう だった かも しれない



 

大石内蔵助や 志村けん
坂本龍馬も 女に 殊の外 
優しかった そう 聞いた

この いのち 70超え たのだ 
まもなく はかなく 終わる
常に 覚悟した いさぎよさ が
女を 引きつけて きたもの か

だが 女の機微に 付いては
未だ わから ない



 

色里の女は 己の心を 語らず
男に満足を 与えるのみに 尽くす
口は かたく ない

袖触れ合う縁で 結ばれた
後家や年増女は 割り切って
後に 思いを 残さない

町家の 若い女は 口がさが ない
心の機微を 忌憚なく 話す
小鳥のさえずりを 聞く 思い

うちは・・・ 
ややこを 生みます さかい


「なんじゃ と!」

 

そりゃ めでたい 
そう 聞いては 
吞まずに いられる かい
酒の用意を・・

恋も性も 
生きている 間だけの もの

若い頃は 一途に 女の躰を 求めた
いつしか あやうい 会話の方が
楽しく なった

年を とるとは こういう ことか

深夜 わずか 一 二本の酒を
酌み交わし 語るだけ が 
精一杯の 秘事
きわどい 会話を 楽しむ

70歳でも 不惑に なり切れ ない
盲目に 好奇心が あった
谷崎潤一郎『春琴抄』
フィリピンの女に 
話を してあげた

「自分は 酒食と 女
   美術品と 読んだ もので 
   出来て いる」

 


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ダバオの ど真中
広がる ロハス大通り
夜の帳が 下りる頃に なる と
三々五々 店ができ 商いが 始る

一夜の 繁華街

昼間は 車が行き交う 道路
夕方には 封鎖される
大規模な ダバオ夜市に 様変わる

数年前に この夜市
爆弾テロの 標的に なった
何人か 亡くなった

今 コロナで 開いてるか どうか

生活雑貨 衣類 靴 玩具 
古着などが 売られる
屋台でなく 商店の店構え

マッサージ も 客を 待つ

あちこちで 煙 もう もう 
風が 臭いを 振り撒く BBQ 
ダバオらしい 総菜
路上に テーブルとイス

沢山の客が 往来する
所々には 死の軍隊が 警護する

客を 呼ぶ声が
四方八方から 飛び交う

イカ 鶏の足 ソーセージ
串に 刺した 魚団子 など
種々雑多な スナックを 食べ ながら
夜の 数時間 だけの
摩訶 不思議な 空間に 浸る

そんな 喧噪の 片隅に 
ポツンと ひとりの 老人

食べ物屋の 中で
顔なじみに なった のが
天ぷら屋の オヤジ

天ぷら屋と いった ところで
屋台などを 構えている
わけでは ない

店が 立ち始める頃に なると
どう見ても 手製としか 思えない
粗製乱造気味の 台車に
商売道具の 鍋 七輪 
廃材を 小さく切り刻んだ 燃料
油 うどん粉 水などを
乗せて やって くる

車道と歩道の 境目辺りの
定位置に 七輪を 置いて
火を熾し 廃材を くべる 

鍋の油の 温度が 
上がるのを 待ちながら 
干しエビや 刻んだ菜っ葉類を 
放り込み うどん粉を 水で溶いた

油が 適温に なった頃
オヤジは やおら 立ち上がり

両足を 厚手の紙で 包み
何カ所 かを 紐で 縛った

それから 腰掛に 座って
天ぷらを 揚げ始める の だが
熱せられた 油の入った 鍋は
体の正面で 両足の間に 位置する

厚手の紙が 足を 守った
飛び跳ねる 高温の油滴から
身を 守る カバー だった

硬めに溶いた うどん粉を
右手で 取り
油で ギトギトになった 鍋肌に
10cm 20cmほどの 大きさに
塗り付ける

しばらく す ると 
鍋肌に 付いた面が 揚がり
熱された 油の中に
ズルッ と 全体が 滑り落ちる

そこで パチパチと
油が 足に 飛び跳ねる が
厚手の紙に 守られ
火傷すること は ない

練った うどん粉を
右手で 鍋肌に 塗り付け
左手で 揚げ あがった
天ぷらを 取り出す

紙に 包んだ
アツアツの天ぷらを 肴に
冷たいビールを 口にする 

オヤジの
寸分の隙も無い ワザに 見惚れる
商売繁盛 鍋から立ち上る 油で 
黒光りした オヤジの顔は
明るく 輝いて いた

夜市に 沸き立っ て いた
生きることに 対する
ガムシャラな 活力

この エネルギーも また 
ダバオを 象徴して いた

あれだけ あった 店が
跡形も無く 消えた

 

道路には 通勤客を 乗せた
ジープが 行き交っていた 朝

 


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