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           ダバオ通信  ヤン爺のラストライフ・ダバオ 
              Last Life Shift In Davao Philippines


            フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
                  「団塊 百年の孤独 老いの抗い」  
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異国の街を 
懐かしい 日本車が 走る!?

自分が  フィリピン
ダバオに入った 15年前の 景色
メーカーも 車種も 

全て 言い当て られた 日本の個性



 

街に 信号機が 付いた
中産階級は 裕福になり
日本製 新車需要が 高まった
市内は 無個性 日本車の花盛り



 

子供の頃から 馴染んで きた
日本の 電機メーカー ブランドが
モールの 電機売り場で 輝いていた

高品質で 壊れない ジャパン神話
シャープ サンヨー 三菱 パナソニック
今では その全てが 退場して いった

「中国製だけは やめて おくれ」
と だけ 言っておく

国際化が 進むと
やがて Made in OOと いうのは
意味を なさなく なるのか? 
中国製の トヨタ・・・
買う気には ならない なあ 



 

強くなければ 生き 残れない・・
マンダム 栄華盛衰 
安かろう 悪かろう で いいのか



 

華やかし 日本の 家電や車
創業者の こだわり が 
プンプンに くっついて いた

携帯電話に カメラを 取り付け
世界に 先んじて 発売した 日本

癖が ありすぎて 
客の ことなど 
考えて いない くらいに 
その 創造性に 付き合って 
いくこと が 楽しかった

今の ような
マーケティングなど ない
「あなたの ため」じゃ なく
「作っている こっち側の」夢の ため
そのような 日本の ものづくり
どこかへ  いっちゃった 

デザイン ばかりが 主張 しすぎて
使いづらい という 客に 対し
確かに 使いづらい ところは ある
使いこなして やろう と 思える 
何かが ありません か・・

「ライカは ライカ」

「ポルシェは 誰にも 似ていない」

いまや コロナ ワクチンさえ
自国開発 できない ジャパン



 

この国は ものすごく 貧しいよ
とっても 貧しいん だよ
フィリピン じゃないよ
日本の事だ よ



 

土の時代に 優勢だった
財力・生産力 と いった もの が
メインステージから 降り始めた

風の時代 情報 言葉 精神性
そうした ものが メインライトを
浴び 始めている

その 変化が
バックグラウンドで 起きている

世界では いろいろなものが 崩れて
その中には 完全に 土に 戻った ものも
多い はず

システム 制度 事業……

中には なくなる ことは ない と
思っていた ものも 含まれている

時代 自体が 

大きな 新陳代謝を 起こしている

その変化は 致し方 ないこと
過去を 振り返って みても
明治維新に 廃刀令
御成敗式目に 参勤交代に…… と
時代の メインストリームが
変わる 時には 
その時の ライフスタイルも 
根底から 変わる

社会の 変化は
個人の変化が 投影された もの
個人の集まりが 社会を 形成する
ふたつが 切り離されることは ない
社会だけでは なく
個々にも 起こり得る これからの 現象



 

「物心 ついたときには スマホが あった」

そんな 新世代人 
スマホに よって 
どんな 大人に 育てられる 
スマホに よって
どんな ジャパンが 作られる

iPhoneも
2007年までは 存在しな かった
アプリ開発者と いう 職業も なかった
今や 数千万の仕事を 生み出している
仕事が なくなる 以上の スピードで
仕事が 生み出されて いる

ずっと 変わらず
続いていく仕事も ある

自分が 以前 住んでいた 町には
駅前に 手焼きせんべい屋が あった

お店の おばあちゃんに 聞くと
この町で 70年 それ以前に
別の場所に あった 時代も 入れると
100年以上 続いている

駅周辺が 再開発されても
せんべい屋 だけは 残る

「これから 長生きする ものは
   これまで 長生きしてきた もの」

せんべい屋は
長く続いてきた 職業だから
これからも 続く

アプリケーション
デベロッパーの ような
新しい職業は 短命かも しれない

個別の商品にも 言える

コンビニには
たくさんの 新商品が 陳列される
「かっぱえびせん」の ように
ずっと なくならない 商品

ヒンが なく イヤしい と 毛嫌い
いっとき 社会から 抹殺された

今 お洒落に 姿を変え 現れた 
せんべろ 立ち飲み



 

茨城・取手では 角打ちを
当八(トンパチ)と いう

盛りが 良いから 一升の酒で 
コップ八杯しか 取れぬ

トンパチ屋
外から 中の様子を うかがえる
通りに 面した壁には 大きな窓
正面には 全開放出来る ガラス戸
窓から 差し込む光に 照らされる店内

お洒落な カフェを 思わせる
シンプルな インテリア
ターンテーブルと 大量のレコード

常連は 近所の工場労働者
とりわけ「百姓」の 酔態は
なかなかの もの「居酒屋の聖人」

うちの茄子(なす)は 立派だと か
日本一の ジャガ芋 作りだと か
自分の職域に 関する
気焔(きえん)は 一切 あげない

「近衛を よんでこい」

「総理大臣は 何を しとる」

たちまち 3人くらいの
首相が でき あがり

政策が 衝突して 立ち回りを 演じたり
和睦して 協力内閣が 出来上がったり
議会の食堂みたいな 「トンパチ屋」



 

当時 スランプに 陥って いた

圧倒され ながらも
「トンパチ屋」通いを 続けた

語らいから 生まれる
エネルギーに 触れて いたかった

酒場の魅力は
姿が 変わろう が 変わらない

かき入れ時の 飲食店に とって
今年は 厳しい 年の瀬

忘年会も
中止や 縮小の動きが 広がる

「酒場」に 感覚を 共有する
客たちが やって きて
肩の力を 抜いて
楽しさや 心地よさを 追求する

天下国家を
論じよう と までは 思わないが
1年を 振り返る機会も ないのは 
誠に 寂しい



 

都会は 知らず 知らずの うち
人間を 狂人に 駆り立てる
自分が 何をしてるのか さえ
解らなく なる 都会人

都会で 再現するには 限界が ある
やっぱ あったかい ところに 行って
キララな 娘と
露出を 増やした 衣装が セクシー
などと 勝手な 意欲を 見せよう

酒は 言う 教訓
傍若無人に 気焔を あげるべき
間違つても 聖人などゝ よばれて は 
金輪際 生きられぬ と
せめて 酒場の気概は こう ありたい



 

ちょっと 変わったヤツが 必要
優等生ばかりを 集めて いても
いい酒には なりません
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夢 まぼろしの 1年 
時間を 大損した

来年 もう一度 
西暦 2020年 やり直し
先の 一年は 夢幻 無かった事に
年齢も そのままで 結構  

いいの かい

いいとも

「何を ユージロー シマクラチヨコ」

老いても 
ちっとも 温厚な 好々爺に 
なれない

いくら 吠えよう が
騒動を 起こすほどの
パワーも 牙も ないから

「ほっとけ そのうち ホトケに なる」
なに 無視するか 蟷螂の斧

78歳で 亡くなった
コメディアン 小松政夫さん
細かい気配りと サービス精神
人を 引きつける ユーモア

それは 横浜トヨペットの
セールスマン時代からの もの

車が 庶民には 
高根の花だった 昭和38年
月22台も 売った 熱血サラリーマン
芸能界でも モーレツ人生を 走った
さすがに 異変が きた

つい うっかり 100歳まで
長生き しちゃったら どうしよう

誰もが
「自分の老い」には アマチュア
経験のモノサシが 役に立たない
それが 現代での「老いる」

何歳に なったら こうなる という
平均値も ないし
他人の老いも 参考に ならない

「長生き おめでとうございます」
世の中の 風潮に 対して
「そんな わけ ねーだろ」
そう 言いた  かった

葛飾北斎という 画家
80歳を 過ぎても 
次々と 画風を 変え
90歳で 死ぬ 間際にも
「あと 5年 寿命が あったら」
悔し がった

年取って からの 北斎の絵
うるさく しつこく なった
「意地でも 上手く 描いてやろう」
老人特有の 抵抗心

『冨嶽三十六景』の 北斎
絵師としての 自信が
いい具合に 合わ さって
いい感じに 力が 抜けている
北斎 70歳 だった

自分も 70歳
この先 どうなるか まったく 考えず
「そうか こういう事も 起こるの か」
すべてを 受け入れるしか ない だろ
人生なんて そんな ものです よね

考えられる 生きる こと
せいぜい 今日と 明日くらい か
その先の ことまで 思い悩んでも
ロクな ことは ない
ゆる ゆると 成り行き 任せ

憎まれっ子 
世に はばかること なく
クソヂヂイは 妄想世界で
ラッパのマークの
「征中丸」を ばらまきる

 


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1年 考える時間ばかり だった
漢字一文字「考」と 表したい
そう 思った が・・ バカバカしい

やはり「愛」だろ
普遍な 一文字 全てを 包み込む



 

ASEAN OPEN 2020 
ベスト キュート・リアクション賞

フィリピン娘の 頭上に輝きました



 

フィリピン娘の 受賞理由
さぁ 審査委員長の さんまさん
ズバリ! どうぞ・・

「仕草と 笑顔が 愛らしく よろしい」

かわいさ 満~点  ボン キュッ ボン



 

目が 合うと ニコリと 笑い
チャ チャッと 手を振り
オジさんにも 小首を かしげる
その 絶妙なる タイミングと 
間合いで 連携する 絶妙さ

「炊き立て ごはんに
   卵と しょうゆを かけて
   窓から ドーン! 栄冠です」

「フリーザー!!」
「愛の不時着」ピエ~ン



 

アイドルの
センターを はって いても
不思議 ない ダバオの娘たち
素顔と魅惑的肢体の アンバランス

そういう 事を
冗談ぽく 司会者が 言うと 

ダバオ娘
「やめて ください~」アハハ
明るく笑うのも 加算点

ニコニコして
それで いて しっかり者
見ていて 眩しい



 

「悩んでも 憂鬱に なるだけ
   だから いつも 笑って いるの」

笑顔に勝る 化粧なし



 

男女関係は
相手の 知りたくない ことは
知らなくて いい
全部を 知ったら
あふれ かえっちゃう よ

一人 一人 違う種を 持つ
その花を 咲かせる こと だけに
一生懸命に なれば いい

土地を 耕し

滋養分のある 土を 作り

種を 蒔き 水を 撒いたりといった

世話を して いくと

あるとき「ポン」と 

黒々とした土から つるんと 輝く

緑の新芽が 顔を出す

あの“萌芽”の 瞬間に 酷似している

心が 地面に 根を張り
しっかり そこから 芽を 出している
土地に ひも付いた 本来の姿
そんな ことを 思い浮かべ ながら
「ダバオの娘」って いいよな と



 

変わり続ける ことを 変えない
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南国の夕 
小腹を すかせた 男

道で 卵売りから
「夢たまご」を 買い求めた

変哲もない ゆで卵
食べれば 夢を 見られると いう

殻をむいて 口に運ぶと
男は さっきの 卵売りに なっている
当人に なりきり 帰宅すると

気が 利く 女房が
酒や肴(さかな)を 出して くれ

すっかり いい気分に

夜 2人で 同じ布団に
入ろうと した ところで
かの 卵売りが 登場
殴られて われに 返る

すると そこは 先刻の道で
卵売りの 後ろ姿も あった

一瞬の 白昼夢 だったと
余韻に浸る 男の脇で 

卵売りの声が 響く
夢 たまご~~

なんぼ 夢の中でも 
して 良い ことと
悪い ことが あるぞー

ダバオの 年の瀬 落語 
歳末は 心 ウキウキ いいなぁ~

 


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