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ダバオ通信 ヤン爺のラストライフ・ダバオ
Last Life Shift In Davao Philippines
フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
「団塊 百年の孤独 老いの抗い」
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めがさめる
どこもいたくない
かゆいところもない
からだはしずかだ
だがこころは
うごく あさ
人生の 8割の日々は
おおむね いつもと 同じ
何もない 地味な 毎日
頑張って!
(ハイハイ いつも 頑張って ますよ)
ベストを 尽くせ!
(すでに ベスト なんですが・・)
我慢しろ!
(ずっと 我慢して きましたけど・・)
今日を 必死に
生きないように しよう
誰しも 必死に 頑張ろうとする
一生懸命には ならない って
正気の沙汰では ない?
だって そこまで 深刻に
生きる もんじゃ ない だろ
この選択が どんな結果を 生むのか
これまで なんの ために
頑張って きたん だっけ
「頑張らずに 生きる」
だからネ これは 実験
実験が 失敗に 終わっても
ボーッと 生きてみる だけ だから
何かを 大きく 失うことも ない
あやうく
一生懸命 生きるところ だった
生きて いくって
たいした事 じゃない
この 答えのない
ムダな人生を 楽しんで みる
たまに 年齢を 忘れている
老いたから 遊ぶ
あくせく せず
流される まま 異国に 流れた
南国の 愉快な気分で
フィリピン人の ように
堂々と 暮らしたい
部屋全部を いつも キレイに
なんて 思えば できない
「玄関とトイレだけ」は と きめた
掃除が 終わった
自家製 大根の甘酢漬けを
細かく切って 納豆と混ぜ
軽くあぶった海苔に くるんで パクリ
香りも ビールとの 相性も いい
禁酒令解除 酒の販売が 再開
6ヶ月も 断酒を しいられた
キューッと 冷たい日本酒で 祝う
月は 満つとも
心は 満たぬ 今日 このごろ
自分の機嫌を 自分で創る
「ほろ酔い」という 言葉
お酒は なかなかに 色っぽい
お酒を 飲むと リラックス
アルコールの 効果
それだけでは ない
日本酒は 香りでも 酔わせる
米の芯だけで 酒を仕込む 吟醸酒
澄んだ キレイな 味わいで
ワインから 甘味を 抜いたような
シャープな 味
吟醸酒は 低温で じっくり発酵させる
通常の作り方では 出ない
独特のフルーティーな香り=吟醸香が 出る
じっくり ゆっくり ほろ酔いに ひたる

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持て余した時間は 飲む ばかり
飲酒で 転落した
芸能人のニュースは
人ごとでは ないが
70の ひとり身 だ
止めてくれる 人は いない
体を 壊すのは 自業自得
他に 迷惑を かけないか 心配
江戸の長屋で 居職
樽と桶作り職人の 聡助
「本所深川なら
聡助に 勝てる職人は いねえ」
ひとり身で
仕事場の 板の間脇に
積み重ねた布団が 寝床
朝めしは
長屋の 女房連中が 交代で 拵えた
「聡助さんの おかげで
長屋の みんなが
飛び切り 工合のいい 樽を
暮らしに 使えるん だもの」
お互い様
住人の だれもが 聡助を 慕って いた
寡黙で 仕事ひと筋 女出入りも ない
人柄のよさも 申し分 ないが・・
ただ ひとつ
深酒だけが 聡助の 傷だった

呑むと ひとが 変わる
なんとか してと 女房連中が
長屋の差配(大家)に 泣きついた
「酒癖が わるいと 人は 言うが
あいつのは 癖じゃねえ やまいだ
自分が どうこう できるもの じゃない」
差配の 指図に 従い
酒は 一合までと 長屋中で 見張りした
「病人 なら
長屋で 世話をするのが 当たり前」
長屋 総掛かり
二年がかりで 聡助の やまいを 治した
「深川人情尽くし」に 編まれて いた
アルコール依存症 などの
語句も ない 江戸時代
あれは やまいだと 看破した
長屋差配の 慧眼
深酒
自制できずと 恥じる前に
意を決めて 専門医を 訪れる
毒と薬の 分岐点
古来 酒は 百薬の長
まさに 量に あり
それを 分かって いながら
止められぬ が ゆえ 問題を 起こす
自制が 効かぬは やまい
なにに よらず
依存症治癒には 時間が かかる
受診すると せぬと では
結果への 道が 違う
周囲に 長屋の差配が いない
ひとり暮らし でも
専門医を頼る 決断は できる
酒癖では なく やまい
責めるのでは なく
手を 差し伸べる 社会が
江戸には あった
奥さんを 亡くした 金森さん(65)は
お酒に 飲まれて しまう
その 日々が 続いて いた
ドンドン「・・・さん 金森さ~ん」
医師の 指導も 受けているし 体も 辛い
けれど やめたいのに やめられない
孤独感に 押し潰されていた
「孤独=悪」だと いう
その イメージが 強調される
孤独死は「憐れだ」
「ああは なりたく ない」と
一方的に 忌み 嫌われる
それ 偏った 見方では ないか
孤独を 楽しむ 自立
まわりに 自分を 合わせる くらい なら
一人で いるほうが 愉しく 充実している
成熟した 人間だけが 到達できる 気高かさ
集団の中で
「ほんとうの 自分で いることは 難しい」
「孤独を 味わえるのは 選ばれし人」
「孤独を 知らない人に 品は ない」
「素敵な人は みな孤独」
金森さんは 孤独感に
押し潰されて いたのでは ない
世間から あえて 孤立?
人に 見られずに ひっそりと
自分だけの 時間を 過ごす
視界の 片隅に さえ
他人の気配を 感じないで いる
完全な 金森さんの 居場所
誰かに どうこう 言われたく ない
ひとりだから こそ
味わえる 圧倒的自由!
老いを 大人の遊びに する
愚直に
己の衝動に 従って 生きる 自立
金森さん には それが 心地良くて
不必要に 怖がることも なく
過剰に 情報を 取り込もうと せず
ただ 独り 過ごしていた
それでも ささやかな つながりが
金森さんを 明日へ 向かわせる
「はい 回覧板」
「・・・おう」
たかが 隣人の 訪問
その ふれあいが 金森さんを
明日へと 後押しする
ギャンブル依存
薬物依存 スマホ依存
知る限り 高齢者には
アルコール依存が 目立つ
高齢とも なると
家族や 友人を 亡くすことが 増え
付き合いも 減る 何も することが なく
TV観ながら お酒が 一日中 途切れない
自分だって 一人なの だから
しょっちゅう PCを いじって
寂しさを 埋めてる PC依存症
他人事には ならない
孤独と人生は
切っても 切り離せ ないが
孤立は 自立で 防げる
フィリピンに暮らす 高齢日本人
独り暮らしが 予想外に 多い
金森さんの ように
ささやかな つながりでも
依存症の 回復の 助けに なる
『もう飲みません』
謝罪する 山口達也
元メンバーも
わいせつ事件の 謝罪会見で
『絶対に 飲ませない』と 言った
酒で 失敗した人の 言い訳は 大抵これ
病だから 治さない限り
また 他人に 迷惑を およぼす

◇◆◇ ──────────────────────
「おい おい 嫁さんや
あの娘にも 飽きた だ
なんて とんだ 傲慢 やろうだ」
1日として
同じ表情してる 女なんて いねえ
だからネ
『チクショー! 大好きだ!』」と
声を 張り上げて みたら どうだ
熱量を 女に 持ってる 証拠を
思いっきり 見せるんだよ
大切な人を
大切だって言える 優しさ
それは 男の たくましさ
自分も 長く生き とらわれを なくした
今を あるが ままに 女と生きる
よろこびを 思い出せる 我々 人間は
生きてる 限り 外からの 刺激が 必要
会話だけ で なく
五感で 感じられるもの 全てが 刺激
とじ込もっていた 部屋から 一歩 踏み出し
光を浴びたり 風を感じ 酒を 女と楽しむ時
生きる心地が よみがえる のは
誰にも 共通する 感覚では ないか

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「意識 (アタマ)」は 全て だと
思って いる 現代人
「感覚(カラダ)」 五感で 感じるもの が
大切 ということを 忘れている
「からだに 訊け!」
「具体的に どうすれば いいんです?」
「そう やって すぐ答を 求めるのが
アタマだけで 考えてるって ことだ」
答えが そこに あると 人は 安心する
問に悩む ことだけ 考えたら
「その 問いを すばやく解く答えが
ここに ありますよ」
ヒントを 提示したほうが 喜ばれる
それは 目指す所 じゃない
問いを 与え られれば
考えなければ いけない し
不安定に なる
その 不安定を
受け入れている 人こそ
定義される「大人」
知恵を 蓄え
答えを 見つけること では ない
尋ねるべき 正しい質問を
見つける こと
「正しい 質問の 仕方を
知っている だろうか」
正しい答えで 試験は 受かる
正しい質問なしで 人生の試験に
受かることは ない
テレビでは 何事も 明快に 解説し
「わかった ような 気に させる」
そのことが 求められるの だと したら
その傾向が TVを 面白くなくした
カラダを 動かし 感覚を 磨いてきた
人間は カラダで 進んできた道を
「正解」に しちゃえば いい
「答え」が 必要とされる 中で
あえて 答えが ないものを
商品化する 動きも ある
トヨタが「WOVEN CITY」という
あらゆる モノや サービスが つながる
実証都市のプロジェクトを 建設中
「移動の本質って 何だろう?」
新たな 問いへの トヨタの 答え
日本の 自動車産業は
「安くて 性能のよい車を どう作るか」
その問いを ひたすら 解き続けてきた
それが 時代に フィットしなく なり
そこでは 価値が 生まれ にくく なった
アメリカの テスラは
「人類に とって 持続可能な
エネルギーとは 何か」
トヨタ以上に 大きな問いを 掲げた
多くの人が テスラが 自らの問いに
挑戦する企業力に 価値を 見いだした
だから こそ 22兆円という
莫大な 市場価値が 付いている
自動車業界は
「100年に 1度」とも 言われる
変革期を 迎えて いた
ホンダが 自動車レース
F1世界選手権シリーズからの
撤退を 決めた
電気自動車(EV)や
燃料電池車(FCV)と いった
環境動力装置に 切り替える
トヨタ テスラとも 違う
ホンダらしさの 問い
「時代の変化が 早い」などと 言う
変化が 早い と いうことは
必然的に これまでの やり方では
うまく いかない事が 増える
先人が 解いてきた 問いでは ない
新たな問いを 示すこと
もっと 指摘されて いい
その問い 次世代の若い者が
解いて いけば 新たな社会を
目の前に 導き出す
老いた者は 若い者に 任せる
己が 社会の役に 立っている と
いつまでも 驕っている人 よりも
己の無力さと 無意味さを 知る人
そんな人が 気高い老人
自分も 社会から 距離を置いた が
「何も 役に 立って いない」と
絶望することも なく
冷笑的に なることも ない
今は 異国で
自分を 求めている 女と
向き合って 老いを 生きてる
だれと 時間を ともに するか が
自分の行動を 決め 気分を 高揚させる
注意深く その だれかを 選ぶ
自分の 限界を 超えるよう
刺激してくれる人 だろうか
「だれと つながるか」で
人生の 多くが 決まって きた
隣にいる 女の
いくばくかを いつも 交換している
隣に いるだけで 握手を するだけで
即物的に いくばくかの 菌を 交換
女と話しながら 相手を している
自分で ありながら 同時に
相手の 女の身にも なっている
互いに 少しずつ 何かを 受け渡している

◇◆◇ ──────────────────────
最近 TVに 起用される お笑い芸人
おもしろい わけでも ない
ただ ひたすら 明るく
陽気すぎる人 という 印象
彼 彼女らを 見ていると
日々の 重苦しさ から
ほのぼのと 解放される
芸人の存在は 知って いた
注目したことが なかった
ピンと きて いなかった
テレビの 中と いう
「距離感のある 明るさ」では
取捨選択の主導権は 自分が 握る
コロナの 閉塞感に おいては
いい 明るさ なのだろう
女性芸人に対する いじり
ゼロに なったわけでは ない
今の時代 なら ではの
ゆるい 返し方も 存在する
誰かに
容姿や キャラを いじられた時
即座に いじった相手を 指さして
「はい 出たー
好きな子 いじめる タイプー」
そう 言った
女性芸人が
いじられて いる シーンを 見てきた
このセリフは 旧世代の
お笑いに対する 新世代からの 回答
今の 時代ならではの ポジティブさ
リアクションの “決定版”
小気味いい 明るさを
他に 置き換えると
新庄剛志が 芸人以上
資産管理を 任せていた
知人男性に 22億円も
持ち逃げされ 生活が 一変
バリで 節約生活を 送って いた
新庄剛志 48歳に なった 今
再び プロ野球選手を 目指すと いう
前代未聞の 取り組みを 続ける 宇宙人
最近は よく テレビに 出ている
芸人の ように 話術に
たけている わけでも なければ
初耳の 告白が あるわけでも ない
ただ 底抜けに 明るく 前向きで
世の正論なんか 気にせず
いつも 陽気に 笑いながら
プロ野球選手に なりたい と 言う
そんな 新庄の 整形済みの
黒く 日焼けした顔を 見ていると
思わず 笑ってしまう
実際に 身近に いたら
彼の明るさが 煩わしく 感じる
そんな事も ありそう だが・・
テレビの 中と いう
「距離感のある 明るさ」なら
適量として 楽しめる
新庄の光は コロナに 覆われた
暗い球界には 貴重だろう
新庄が 阪神に 復帰したら 大騒ぎ
コロナも 忘れて 興奮できる
新庄剛志が 甲子園で 大ブレークした
1992年も 阪神は 暗黒時代の闇に いた
だから 新庄 救世主たらん

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自分は 元気では ない
元気な わけが ない
年齢の割には 元気かも しれないが
六十代に 比べたら はるかに 弱った
動くと いう「いいこと」が
これまで 通りに できない
相模原十九人殺しの 犯人なら
じゃあ 死んじまえ と いう だろう
『楢山節考』に 引きずり 込まれれば
自分は おりんばあさんと 道連れ
とうに 雪に埋もれて 消えている
それが まだ 生きていて
太平楽の ごたくを 並べている
いろ いろ あったと しても
いい時代 なんですよ 現代は・・
でも どうすれば いいんだ ろうね
そう 嘆く人も いる
ニュースでは ひっきりなしに
感染者数とか 重傷者 死者の数
「死」を おろそかに
書きたてて いて 憂鬱に なる
脅かされる死と いま 自分が
とりあえず 生きている ことには
大きな 隔たりが あるように 感じる
価値観を 情報に 応じても 変えず
頑固に 自立 成熟するしか ない
それが 日常を 生きる
生きる価値は どこに あるか
哲学にも 思想にも 頼らな ければ
自分が 作る 日常を 頼る
すでに 構築されたように 見える
社会システムに 寄り かかっても
いい けれど
それなら そのシステムと
共倒れの覚悟が なければ・・
とは 言え 社会が 決めた
行動規範通りに 行動することで
今まで 生きてきた 我々は
暗記は 得意でも
自分の頭で 知識を使って 考え
常識を 疑うことが 苦手
身の周りのもの すべてに
「なぜ だろう」と 疑問を 持つ
今 身の周りで 不満な ことや
窮屈なことが あれば 見直して みる
「なぜ だろう」と 考える
その 積み重ねが ワクワクさせ
ドキドキする 人生を 作り上げる
個の ドキドキ人生 その先に
社会集団が ワクワク していく希望
自分で 問い 自分で 考えなければ
好きなことさえ 見つから ない
戦時下の日本
一億玉砕 本土決戦
でも 多くの 国民に とって
それは 本音では なかった
終戦 一夜 明けたら
平和と民主主義
世間の標語は 社会主義でも
なんでも いい けれど
日常に 戻って いった
日常とは 強力な もの
脳ミソが なにを 言っても
気にせず 躰が 平然と 動く
民主主義でも 社会主義でも
食べなければ 腹が すく
眠くなったら 寝なければ ならない
寝たら 意識は 消える
意識に 振り回されれば
日常が 茶飯事 些事に なる
意識的行為の方が 偉い
意識は そう主張し
日常を 支配しようと する
理解は 向こうから やってくる
あッ! わかった と いうのは
「向こうから」来る
それは 感覚
感覚に対して 行動は 決まる
部屋に 飛び込んだ スズメや 虫
明るいほうに 飛んでいき
ガラスや 網戸に ぶつかる
出られないから やり直す
これを 繰り返す
とりあえず 感覚で やってみて
ダメなら やり直す 行動
人も その段階から
それほど 進化して いない

◇◆◇ ──────────────────────
安全保障や 国家とは 何かを
コロナのおかげで 考えた
国民が 必要とする 時
必要なものを 供給する
それが 国家
戦前は
「お国のために」は「死ぬ」
生命を 含めて 国家とは
ひたすら 奪うもの だった
戦中 戦後は
命を奪うと 命を救うが 同時
国家は 国民に 必要なものを 供給した
食料の 配給 懐かしい言葉
コロナで
日本に 住む人は 現金の配給を 受けた
フィリピンで 自分は 米と缶詰 袋麺
現物配給を 受けた
配給 若い世代は 知らない
団塊の世代が やっと
記憶しているか どうか
コロナ感染が 生じて
国内で 処理する 能力が ない国
それは 発展途上国
医療水準が 低いと いうが
人工呼吸器に しても
マスクの供給に しても
PCR検査機に しても
国内で 供給が 満たせないと すれば
国家は 急場の 役に 立たない
中国は あっという 間に
武漢に 病院を 新設したが
そのためには 建設能力と
医療関係者の 供給能力が
伴わなくては できな かった
ラオスの知人が
この間に 病気に なったが
治療の ためには
タイに 行くしか なかった
ラオスは まだ 国家の体を なして ない
国家とは 政治体制では ない
実質的な 供給能力の 総和
安全保障の根幹は 供給能力
日本国の場合も フィリピンも
最大の問題は エネルギー
昭和天皇では ないが
あの戦争は
「石油で 始まり 石油で 終わった」
その状況は いまだ 変化して いない
エネルギーが なぜ 必要なの か・・
「意識という 秩序活動」が
要求する から
明治政府は 富国強兵という
スローガンを 掲げた
強兵は 敗戦で 消えた
富国は 残った
軍事と経済は
「ああ すれば こうなる」
予測と統御の 典型
予測と統御は
意識の特徴的な 機能
日本の「近代化」とは
意識化 都市化 だった
それには 無秩序の 排出が 必要
具体的に それを 担ったのが
エネルギー
石油を 消費して 世界を 統御する
世界には 秩序が 成立するが
同時に 無秩序が 排出される
それが 公害 地球温暖化
悪の理屈に 合っている
どうすれば いいのか
いい加減に 秩序的に
世界を 動かすことを
諦めたら いかが
無政府とか 無秩序を
勧める わけでは ない
ヒトの 一生は
「起きて半畳 寝て一畳」
理想の日常を 超えて
欲を出し いろいろ やろうと する
とてつもない 供給能力が 必要と された
果たして それが いいこと なのか を
人類は 自問自答してみれば すぐ解る
「もう 覚悟を きめるしかない。」
今夜 寝るところが あって
夕飯を 食べられたら
それで いいんじゃ ないか
その覚悟 ありますよね
コロナ問題は
すでに 落ち気味だった
グローバリズムの評判を
更に 落とした
グローバリズムの 銭ゲバ意識を
肥大させた 経済活動が
地球人類に 必要で 有ったか
答えは NO
ほど ほどに すべき だった
国内に 目を向け 地に足を 降ろし
腹八分目の 企業活動での 富国
コロナの後は Oベースで
企業を 再構築しないと
これからを 生きられ ない
イタリアは
多数の 感染者を 出して
医療崩壊に 陥った
病院を 減らし
ベッド数を 減らしてきた
緊縮財政の ため だった
政府が 医療から 手を引いて しまえば
グローバル企業に 都合のいい 状況を 生む
国営か 民営か 国民の意見が 分かれる
この問題を 表面に 浮かび 上がらせた
日本という 国家は
はっきりした 将来の不安を 抱えている
今世紀 半ばまでにと 予測されている
東南海地震と いつ来るか わからない
首都直下型地震
それらに 対応する 能力は
果たして 十分なのか
災害対策は グローバル企業に
任せて おけるのか
問題を そう設定 すれば
解答は 言うまでも ない
日本は 自国主義に 向かう はず
グローバル企業は 経済原理で
災害対策は しない
余分な 医療供給能力 なんか
準備する はずが ない
経済的利益に 資するもの 以外
手を 出さない
日常を 生きて行くときに 排すべき
コロナによる 死亡者 何名という
神様目線
神様目線が 生存に 有効に なるような
社会を 構築すべき なのに 成って ない
神様目線の対極は 文学の目線
伝統的に 花鳥風月を 主題と した
花鳥風月は 人では ない
コロナが 終わった 後に
国民の中に 対人の 仕事を するより
対物の仕事をする 傾向が 育つ
職人や 一次産業 従事者
あるいは 田舎暮らし
そういう ことが 可能で あれば
国=社会の将来は 明るい
対人の グローバリズムに 問題は 多い
対物の グローバリズムに 問題は 少ない
自然科学は 対物グローバリズム
物理法則は 言語や文化で 変化しない
対人より 対物で 生きる方が
幸せだと 感じる人は 多い
生まれつき は 格差の元凶
いい家に 生まれ
苦労の くの字も 知らず
楽々と 一生を 送る人も いれば
右を 見たら 転ぶ
左を 見ても 打たれる と いう
運の 悪い人も いる
世の中が 矛盾していることは 覚悟し
その中で 少しでも 努力が 報われたり
ラッキーな 事が あったり したら
心から 喜べば いい
「明日 死ぬと わかって いても」
するのが 養生 一つの覚悟
「夜には 死ぬという前提での 日常」
コロナは 死という 生の前提を
各人の目前に もたらした
これで 人と物が 構成する 社会が
成熟して いかなければ おかしい
それを 期待している

◇◆◇ ──────────────────────
だれしも「きれいだったとき」は ある
巷に あふれるのは
若者のように
元気な老人の イメージ ばかり
偽りは 気色 悪い
建前を いっさい排した 本音
本音を 受け止めて くれる人
あなたの 周りに 居ます か
生身の相手を 見つけるのは
難しい・・
いつまでも 恋を して
人生を 楽しむ 不良老年になる
気持ちが 元気で いることが 全て
自分は ラッキーな 地で 生きている
誰しも 吐き出したい 言葉や 思い
考えなど 本音を 抱えて いる
ため込んだ ままで いると
どん どん 苦しくなって いく
ブログでも SNSでも
文字を つづる こと
本音は 紙が 受け止めてくれる
書くという行為は 自分との対話
暴走老人に 成る事から 逃れ られる
見た目は 若くても
体や内臓は やはり
年相応に 劣化している
裸になれば 老人の体
年を とって 若さや 健康なんか
ひけらかす もんじゃ ない
なにが 起こるか
わかった もんじゃ ない
他人からは 賛同を 得られず
あくまでも 主観的で
自分史上 限定では あるけれど
どんな 老人にも それぞれ あった
「わたしが 一番 きれいだった とき」
「おれが 一番 かっこよかった とき」
青春時代は
激しい ジェットコースターの よう
若い自分には 窮屈に思えた
常識を 次々と 打ち破り
やがて どん底に 行き着いた
不毛な 恋愛関係を 終わらせて
自分の車に 住んでいた 頃
その時 ようやく 真の自分に 気づき
家族や 束縛する パートナーや
過去のトラウマから 離れた
何も 持って いなかった けれど
自分の足で 立った それで 十分だった
老人に なった 今
もはや それは ない
皮膚は たるみ 干からび
シミや しわが 出ている
肌は ハリが なくなり
体型は 崩れている
髪は 抜け落ちた
しかた ない 自然の摂理
だが 意識は より 内面に向かう
社会から 引退し 所有する物を 手放す
瞑想や 他人への奉仕に 時間を 費やす
自由な 解放感は 子どものような
エネルギーを もたらし
長い人生経験で 積み重ねられた
知恵が 加わる
自然な 概日リズム
日の出と ともに 目覚め
日没と ともに くつろぐ
その 暮らしを 充実させ ながら
他人に 奉仕する
心から 満足するには ただ 委ねて
自分が サポートされていることに
気づき 感謝する
年を とる と いうことは
外面は 汚くなる
それは 受け入れる しか ない
それ以上に 汚い老人が いる
精神の醜さを 露呈してしまう老人
身体や 容貌の衰えは
自分に 責任は ないが
精神の醜さを 振りまくのは
あくまでも 自分の責任
数年前から 目立つ 暴走老人
老人による 高速道路逆走や
アクセルとブレーキの 踏み間違い
人身・物損事故が 起きて いた
それ以外にも
老人による 犯罪が 多い
ぶどう泥棒79歳 万引き76歳
60歳代の 社長や 地方政治家の
パワハラに セクハラ
最近では
熊本大学の 女子研究員を
67歳の男が 殺害
16歳の 孫の女子高生を
86歳の祖父が 殺害
「酌を してくれ なかった」とか
「きつく 言われて 腹が立った」
そんな 供述 まるで 痴童
健康器具詐欺
ジャパンライフ会長 78歳が 逮捕
遊ぶ金 欲しさに
連続タクシー強盗を やった 53歳男
こいつらは もう
ろくな 老人には なれない
犯罪老人は 言うに 及ばず
問題を 起こすのは
あちこちの スーパーや
コンビニ デパート 病院などで
大声を出して 荒れる 老人たち
ジジイが 大声で 怒鳴り散らして いた
日本だけ じゃない フィリピンでも
醜い 日本の老人を 見た
『レジが遅い 人を呼べ 客が 大事だろう』
閉店間近な店内 列も 出来るし
店員が 少ないのは 当たり前
怒鳴り散らされた
若い女性従業員
なにも いえなかった
「何故 自分は
行動を 起こせな かったの かと
ひたすら 後悔している」
10年以上も 前から 顕著なった
こんな 行為
いわれた当人 だけで なく
その場に いた 周囲の人々を も
不快に させた
また こんな事実を 聞かされ
読ませられ 見せられた 人も
不愉快に させる
老人は 先が 見えないと 不安を 感じ
その不安は 怒りの炎を 燃え上がらせる
エネルギーに なる
普段で あれば
たいして 気にならないことも
気になり 許せなく なって しまう
老人ホームの 食堂
自立の入居者が
認知症の入居者に 対し
「うるさい」
「わめくな」
「静かに できないのか」
ののしってる 老人の姿
「明日は わが身 ですよ
おばあんちゃんも 好きで 病気に
なった わけでは ないの だから
私たちは 運よく 病気に なって いない
ただ それだけ では ない ですか?」
そう言って 入居者を 諭している
自立してる 入居者の おばあさん
いつも いつも 自分のスタイルで
介護職員に 非が あるときは
介護職員に 対しても 容赦なく
注意が 飛んでくる
不快老人は いくつに なっても
子どもの ままの 自我だけが
残っている
なんのために 50年以上も
生きてきたのだ と 思うが
ただ 馬齢を 重ねただけで
なんの 人間的成長も なし
思い通りに ならない 世間に
敵意を もっている
老人には 年を重ねた
人間の 美しさが ある
気品が 備わり
人間的な 深さが 出てくる
そういう 老人に なるのは 難しい
大半の人間は そうには なれない
八千草薫や
吉永小百合は 美しく 気品が ある
樹木希林も そう感じさせる人
彼女は あきらかに
老年に なってからの 方が
人間的魅力が 高まった
作家の佐野洋子も そう だった
世間に まったく 媚びること なく
言動に 筋が 通っていた
孔子の
「七十に して
心の欲する所に 従えども
矩を 踰えず」が できてた 人
欲が 少なかった から だろう
欲が 少なければ 少ない ほど
人間の振る舞いは 美しくなる
だから 我々 老人は
欲を 少なくして 生きよう
他人は 動かせ ない
自分だけが 変われば いい
自分 ひとりで
ああ おれは それで いこう と
決めれば いいだけ
そういう生き方が 好きだから と・・
人間的な 美しさや 深さは
意識的に 作ろうとしても
できない もの だろう
できない 難しい こと より
簡単に できることは ないか
養老孟司が 年寄りは
いつも ニコニコして いれば
いいんですよ そう いった
その通り!と 膝を 打った
いつも ニコニコして いる のも
やって みると 案外 難しい
自分は 10年ほど 前に
だれに 対しても「ありがとう」を
言って なかった な と 気付いた
それから 意識的に いおうと 決心
今は サンキュー
まだ ちゃんと できて いるとは
いえない
オジさんたちは
ちょっと ズレてるけど
抜群の 安定感が あって
熱いけど 荒っぽくって
やさぐれ感も ある
子どもの頃
大人たちが 何かに つけて
「女は 年をとると羞恥心が なくなる」
口にするのを 耳に してきた
自分の 耳には こびりついて いるが
最近は あまり 聞かない フレーズ
つつましく おしとやか だった
若い女性が 年を とると
図々しく ガサツに なる
良い イメージでは ない 言葉
昔は こうも いった
「女は 年を とったら
悪い方へ 変化する」
「どん どん ステキでは
なくなって 終わって いく」
女性へ かけられる
呪いの言葉が たくさん あった
ある 60代の女性は こう言った
「羞恥心が なく なった」なんて
もし 誰かに 言われたら
全力で 抗議したい




























