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ダバオ通信 ヤン爺のラストライフ・ダバオ
Last Life Shift In Davao Philippines
フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
「団塊 百年の孤独 老いの抗い」
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墓参りで 久しぶりの東京
スカイツリーを 仰ぎ見る 浅草雷門は
大勢の外国人観光客で にぎわい
新国立競技場は 外から見ても 圧巻の存在感
本やの陳列が 異様に綺麗で 多彩
すげ〜 すげ〜と 怪しく呟きながら 徘徊
日常が 暇で 退屈なものだったと しても
本が あれば 退屈じゃない
退屈に抗(あらが)うのは 本次第
コンビニでは 自己申告せずに
イートインを 利用する客の脱税?
消費税を含めると 収入の半分ぐらいは
税金や社会保険で 収めている 間違いない
高負担なのに 安心できない生活
でも 日本一 便利な東京の チグハグ
「金が 正しい」とは 思っても
卑しいと 口にしないのが 大人
世の中「金より 大事なものが ある」
キレイゴトを 言い出して
お金のことを 後回しに してしまった
日本は お金が ない 状況なのに
「お金が大事だ」と 言えない 自己矛盾
景気が 悪くなって
お金がない人が 増えると 治安は必ず悪くなる
国家や社会に 明るい未来が ないのと
個人が 幸せに生き抜くのは 別の話
南の島 フィリピンで 生まれたとする
経済的には すごく大変なのに
住んでいる人たちは 楽しく暮らして いたりする
国家と個人を 必ずしも 同一視する 必要は ない
自分が 思っているより
若者も 高齢者も そんなに不満は ない?
ただ 子供を増やさないと 人口が 減って
大変な状況になるのは 誰もが わかっている
なのに 何の対策も 講じて いない
少子化自体は 40年以上前から 言われていて
40年以上 後回し ですから・・
3歳児から 義務教育という フランスの手本
東京に 限って言えば
これから 全盛期が やってくる
それが 地方に波及することで
地方創生につながる 期待
東京 人口のピークは 2025年
人口が 膨らめば 物価も地価もGDPも
パンパンに 上昇する
ニューヨークやロンドン シドニーのように
家賃が 高すぎて 住めない人が 増加
もともとの住民である 江戸っ子も
東京に 住めなくなり 地方への移住が 促進される
強制的な 人口移動が 起きる
やむなく移住する人が増え 更に加速する
東京に 一極集中することで
地方に波及するという モデルが 描ける
4代続く 江戸っ子も 東京に住めなくなる日が
来るかもしれません
50代以上は 国に期待せず
個人で 楽しみを 見いだしていくしかない?
何でもいいので とにかく 楽しみを見つける
繰り返しですが 国家に 未来がなくても
個人が 幸せに生きることは 可能
自分は 結果オーライ 今のところ・・は
集団に 埋没することで
人は 一人称単数の主語を 失う
その帰結として集団は 大きな過ちを犯す
『個』が弱い 個を 強く持った方が いい
生きてるんだから 苦行は いっぱいある
だから 面白いことをしながら 個が 生きないと
美しさも みんなが「美しい」と
示すものばかりでは なく
自分にしか わからない 美しさも ある
価値観の共有を 受け入れてしまえば
個は 美しさを 失う
せっかくもらった命が もったいない
周りに 気を 取られず
遠くに見える 美しい山を 目指す事で
日々を 個を 過ごしたら どうか
このままだと 個の未来を 見据えて
やらねばならない ことも
やらないままで どんどん 進むんじゃないか
「やぁ お元気ですか?」
ヤン爺です 今日も ダバオにいます
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ふらふらと 東京を 出歩いていた
便利になったなあ とは 思う
PayPayとかいう アプリ
このアプリを コンビニなどで 使う時は
レジで「ペイペイで お願いします」
みたいなことを 言わなければ ならない らしい
正確なイントネーション どう言うんだ
頭高型で「“ぺ”いぺい」なのか
平坦 に 抑揚なく「ぺいぺい」なのか
はたまた それ 以外なのか
レジを待つ 列 前にならぶ若者は
無言で スマホを 外国人店員に 突き出した
若者の会計が 完了した時に
レジの機械は やけに能天気な声で
「ペイペイ!」と 言った
その イントネーションは
英語の「See You!」と 同じ感じで
もし これが 正解なのだと したら
恥ずかしくて 絶対に 口に出せや しない
「ぺいぺい」のイントネーションを
さぐっている 内気な自分が いる
・・・ 現金で お願いします
コンビは
凝縮された 究極の生活向上日本遺産
フィリピンでは
コイン ジャラ ジャラ
小額紙幣たっぷりが 便利な生活
そして 食べ残しは 持ち帰る文化
背中の痛みは 取れただろうか
ドゥテルテ大統領
天皇陛下の即位の礼に来日
予定を早めて帰国した 74歳
拙宅から 遠くない ダバオ市内にある
大統領の自宅を 以前 目にする機会が あった
普通の住宅地の中の こぢんまりとした家
警備員が
「日本の田中角栄さんは
自分の利益になることを したでしょ
ドゥテルテ大統領は そんなことは しない」
そんな 説明したので 驚いた
周辺では 道路の舗装が 一新された
それでも 大統領宅の前は 質の悪い舗装の まま
それを 引き合いにしていた
角栄さんの評価は 一面的に過ぎる気が するが
大統領の支持率は 8割前後にも上る
玄関前では 市民が
大統領の等身大のパネルと並んで
シャッターを 押していた
型破りの言動の大統領
子どもの頃は 札付きの不良
うそか まことか
「俺は 人を殺したことがある」と 公言する
江戸の火付盗賊改方長官 鬼平を 彷彿させる
麻薬犯罪の取り締まりでは
容疑者の殺害も いとわない
人を 簡単に殺してしまって いいのか
その手法に 欧米から 批判も強い
倫理観を問う声も 少なくない
だが 治安は改善した
ダバオは フィリピンの中で
最も治安が 保たれた 都市
ダバオで 人種差別を 受けたことは ない
国民皆保険や大学の授業料無償化など
貧困層にも 目を向ける 義賊のよう
大統領は 国民を 裏切らないだろう
大統領 残りの任期3年
後継候補に 挙がっているのは
親父のくんとうを 受けた
ダバオ市長を務める 長女 サラ
母国にいるのに 落ち着かない なんでだ
もう いい 魂を 日本に置き忘れないよう
人生の休憩所 フィリピンに帰るぞ

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人間の体 70%が 水
喉の渇きを司る中枢が 麻痺する
それが 老化の始まり
年を重ねるごとに 水分は 減って
体は 小さくなる
1日2リットル飲むと 決めた
そして 飲む時に
「正常な細胞にしてくれて ありがとう」
水に おまじないの 言葉をかけ ゴクリ
体は 良いほうに 向かってくれる
腹を 立てたり
イライラした感情が 水に伝わると
水の組成は 壊れてしまう
ありがとう と 呪文を唱え 水を飲む
人生のステージが 変わる
自分も 考えたことが ない
おもしろいことが いきなり
降ってきたりする
老後を フィリピンのダバオで 過ごしている
豊かな水に恵まれ 生水が飲める 希有な街
本気の老いを 人生の隙間に 丁寧に埋める
島の一日花は なぜ うつくしい
ひとすぢの気持で 本気で 咲いてゐるから
異国での 孤独が もたらす 思い
肩書きは「ダバオの人」で いいよ
「老いに従って ダバオで 何か やるんだから」
20年にならんとし ダバオで やってるから
もうホント ダバオの人に なっちゃったんですよ
何か できるとか 静かにしてるさまとか
イヤな事は しないとか
根っからの ダバオ人に なっちゃった
全てが 「気ままな自由人」
肩の力を抜いた いい加減な感じ
その通り なんだが
力を抜いているように 見えて そうではない
本気だと 見せない ことこそが「自由形」
自分が 本気出したら こうだぜって
ずっと 本気出さないで 語っていたい
本気出したら こうだよ
いつか 見てろよって 言いながら 歳をとる
そんな老いの生き様が いいんじゃない
いつだって 本気だから
「人間なんて 悩みごと工場だし
自分の力で さばいてかないと
出荷が 間に合わないよ」











