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           ダバオ通信  ヤン爺のラストライフ・ダバオ 
              Last Life Shift In Davao Philippines

     
            フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
                  「団塊 百年の孤独 老いの抗い」  
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バオは 真夏を 通り過ぎ 少し 涼しくなってきた

15年以上経って やっと
ダバオの街にも 暮らしにも 慣れてきていた
慣れ過ぎて しまわないことも 課題だな なんて
そんなことを 考える 余裕も・・

東京で過ごす 60歳からの道と
ダバオで過ごす 60歳からの道は
まったく 違うもの
性格も 物事の感じ方も まるで 変わった

「初老に入った タイミングで
   もし ダバオに出てきて いなかった と したら
   いったい 今 何処で 何を していたんだろう」
よく 思い切ったな あの時を 思う



 

ダバオにおける 自分の変化は 感じている
以前は 自分というものを 持っている べきだと
頑に拘っていた 拘りを 捨てて しまった訳じゃない
ダバオの発している 空気を どれだけ 受け止めるか 

そのことを 優先し 深く考えている

これからも ダバオに 新しい自分を
見ていて もらいたいし
経験したことが ない事に 向かい合って いきたい
自分が 何を 思うのか 何を 成し遂げたいのか
噓を つかずに これからも やっていく

70代 これからの時間の中でも 進化したいと 思う



 

やぁ! みなさん ごきげんいかがですか
あなたの 心と躰 お変わり有りませんか
ヤン爺です 今日も ダバオにいます
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親でもある 初老のダバオ女性と 呑んでいた・・

『元気な 母親の声が 聞こえる町』が いいわよね 
女性が ヒントを 教えてくれた

子どもが  一番 大好きな お母さんが
疲れていて 元気が ないと 

子供も心配して 元気な声なんて 出ない

母親って 横にいて 一番相手に される人
そばにいることを 拒否されたら つらい
そばにいること 寄り添って 過ごすこと・・



 

「元気な 母親の声が 聞こえる町」に しないと 
その意味の話を続けた 酒を吞み 聞き 頷いていた

この人の娘は 洗濯上手で きれいに畳んで 収納する
そんな女(ひと) なんだろうな と 思った

ダバオで「風」を 感じて 気づいた
「愛することのできる人が いることの 美しさ」

NHKの朝ドラ「なつぞら」
戦後の混乱 血の繋がりの無い 人たちが
家族の様な 縁を得て 助け 助けられながら 生きる
フィリピンの家族にも 今 同じ姿を 見ている
血縁の無い子供や 関係ない大人が 混じって
普通に家族を成して 暮らしている ダバオの昭和  



 

「新しい風が 吹く」
停滞した雰囲気に 新しい気風を もたらすさま
この「風」には 脳を解放してくれる力も ある

15年前の 自分の記憶が 蘇ってきた
日本から南下 マニラ経由で ダバオに入った
飛行機の窓から キラキラ光る 海を眺め
希望に 不安に 胸が高鳴るのを 抑えながら
新しい土地に 降り立った

今 その旅路を 東京に逆航している
当時の気持ちが 思い起こされ 哀愁に浸った

日本から ダバオに帰り 空港を出た
強い日差しを浴び 風を感じる 
記憶が すべて飛んで 解放されたような
気持ち良い ダバオ酔い感覚に 浸る

活力が みなぎってきた
日差しや風を 肌で感じることで 触感が 作動し
脳で 考えることを 止めろ そう 言ってないか・・

潮風が 吹くから 自由になれる



 

古いビルが 軒を連ねる ダウンタウンを 歩く
タイムスリップしたような 錯覚に陥る
ベランダから ぶら下がる洗濯物
音楽に合わせ ダンスを踊る 街角のフィピーナ
セクシー! 冷やかしながら 海岸沿いに 出る



 

歴史的にも 日本人には 繋がりの ある街 ダバオ
戦前 日本人の 豊かな暮らしぶりは 資料館で 学べる
ダバオが 熱狂的に 好きな人も いれば
この物騒な フィリピンを 嫌う人も いる

これまで なぜだろうと いつも疑問
風が吹き 解放感を 得られる 街だから か?
自然体で ときに野生的に いられる からか?
頭だけでは 理解できない事を 数多く体験する

歴史を 学ぶのは いつも 面白い
ダバオは「マニラ麻」と 日本人街 そして 戦争

人は ミネラルを 摂取すると 
心身共に リラックスする
そのミネラルは 食べ物で 摂取するか
それ以外の方法で 得るのか
ダバオでは 吹き流れる 潮風からも
そのミネラルを 得ることが できる

ふらり入った スペイン料理の店
かわいらしく 居心地いい店 だったが
フィリピン人が 料理した スペイン風だった
塩加減が 口に合わなかった 

潮風が 吹く場所では
人は 自然にミネラルを 摂取している
料理には 塩を多用せず 旬の素材だけで 十分



 

「風」は いろいろな ところで・・

東京で 自然の風を 感じますか?

東京では 汐留の大きなビルが 字のごとく 風を止め
銀座や新橋は 2〜3度 気温が 上昇する
「風を 感じることが なくなった」

仕事して 酒を飲んで 愚痴って いても
風を 感じられれば ストレスを 解き放ち
どこかで 希望を 感じて いた はず・・

今 風といえば エアコン ばかり
そりゃ ストレスも 開放されない

自然と共に 暮らしてきた 日本人
自然災害を受けた 東北の沿岸部にも 大きな壁が でき
街で 風を感じることが なくなった 景色も 変わった

壁を作り 街を守ることは 正論
でも せっかく 感覚を 持って 生まれてきたのに
頭で理解するだけで 良いのかとも 考えてしまう

東京のテラス・ダイニング「グランド キッチン」
皇居のお濠に面し 豊かな緑と 水を 眼前に望む
気持ちのいいレストラン 何を食べても はずれなし!
日中から夜まで 心地いい風が 吹き渡る テラス席
東京で 唯一 感じた風
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あの ギョロ目の達磨大師は
「肉体は脳の影 現象は心の所見」
脳には「脳相」が あり 
これが「顔相」に なって 現れる と 言った

これを 受けて 嘉祥大師は
人生を 左右するものは『運』で あり
その運を 支配するのは 顔である
そして その顔を 作り上げるのは『脳』で ある
という 話しを している

人の顔や体は 遺伝子によって 土台が 作られる
脳は およそ 20年かけて 完成する

その人物が どういう環境に 育ったか
どういうことを 学んだか
どういうことを 考えたかに よって
およそ 20年かけて 脳相が 形成される

これが 顔相に 影響を与え 表に現れてくる

小さい頃から「聞こう 聞こう」と
脳が 意識する機会が 多いと
耳の血流が 増え 次第に 耳が 大きくなっていく

え〜 ほんと か?

地獄耳といわれた
松下幸之助さんの耳は 当然 大きかった

幼少期に「人質に 出されるのでは」と おびえていた
徳川家康の耳が 大きかったのも
大人の話に 耳を そば立てて いたからだと 

自己主張が 必要な環境に置かれ 続ければ
多く言葉を 発しようとして 口が 発達する

勉強や 仕事など 何かに 一所懸命 打ち込むと
前頭葉が 活性化し エネルギーが 発生する
額に汗をかき 毛根に ダメージを与え 額が 広くなる

目や鼻 眉の細部に 至るまで
脳の指令が 働いて いないところは ない

顔を見れば その人物の ルーツから
性格や 育った環境 それまでの歩み
今後の運など すべてが わかって しまう のか

いい脳を つくるには
いい顔 楽しい顔を すること
ダバオの潮風を 感じていれば
いい顔を している

「楽しい」は 気分が高揚し 顔に光が 入る

フィリピンで
人のセックスを 笑わない
言葉で 否定して しまうと
人間として 面白みが なくなる

欲望を 満たすためだけの ものでは なく
人と人との関係性を 深め 豊かに 広げていく


 

面白い 性愛に まつわるトピック
いまの社会では タブーとされることも 多い
しかし 性愛は 人と人との関係性に おいて
特別な役目を 担っている
人間の存在理由に 深く関わっている 

顔は すべて脳が 作用する
脳も 顔から 刺激を受ける

恋愛し 明るい いい顔していれば
脳が どんどん 磨かれていく 脳相一致 
脳と顔 両方が ダバオで 一致してくる
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ランス語の「re(再び)」「sortir(外に出る)」 
フィリピンの どの リゾート地を 訊ねても
再び 戻って きたくなるような 自然に癒される 場所
リゾート地は いつでも 戻ってこられる 場所

観光地は 一度行けば 満足する 場所

「re(戻る)」「solt(塩)」とも言う
リゾート地の多くが  ミネラルを たっぷり感じられる
自然との共存 人としての 健康のことを 考えると
ただ ただ 正しいことを 合理的に するのでは なく
自然を感じる 環境を 身の回りに 作ることだろう

自転車くらいの スピードで
日常の景色が 流れていく生活が いいなあ〜 と
自然が そばにある 暮らしのなかに 身をおく
「身体 精神 社会的に より良い状態で いられる」



 

1日の なかで 
ちゃんと 日が暮れるのを 感じられる 生活
毎日を たっぷり 味わいたい
ダバオで「生きる」を 実感

にこやかな 老いた母と その娘 ダバオは 包容力が ある
『元気な 母親の声が 聞こえる町』が いいよね と
ヒントを 教えてくれた 女性
ここなら ふたりで 笑いながら 暮らして いけるだろう
美しい褐色 娘の横顔を 静かに じっと 自分は 見つめた

ゴーギャン と 声にならない 声で つぶやいた

 


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ポーツ界出身の 解説者の言う 言葉には
全く面白みが 浮かばず 評価する 価値が ない

 

当たり障りのない「いい プレーですね」
誰でもが 言えることしか 説明しない

イヤ!言う訳には いかないのだ と あるOB
「言える訳が ないに決まっている じゃないか」
そう 吐き捨てる 迂闊なことを 言えば
その世界に 居る場所が なくなる 

先の 日本陸上「男子100m」決勝
テレビの前で 固唾をのんで 見ていた

小学校の運動会 徒競走が オーバーラップ 
徐々に 自分の組のスタートが 近付く
鉢巻きを締め直し ヨシ 負けないぞ 
細いももを叩く 気負って 心臓が バクバク

TVに映った 選手登場の ゲート演出に がっかり

自分だけでは なかった と思うよ
フアンを 引きつけるのは そうした事では ない

0.01秒を 争うために 何時間も前から 
ウオーミングアップし 集中している選手

勢いよく噴霧する スモークの中から登場した
時には なかなか 姿が 見えないことも・・

選手のためには 
サラッと紹介 レースに 集中してもらう 
見る方も緊迫し 一層の 緊張感と 期待が 高まる

スモーク演出は 誰が企画し 誰が認めたのか
選手は 文句も言わず 従った かもしれないが
プロレスラーの 興行演出じゃ ないだろ 

走りの限界 その 美しい瞬間こそ 見たい
時折 強い雨が 降る中でも
このレースを 待ち続けた観客や
テレビの前で 待っていた人は そう期待した

「やりすぎの演出 選手には 迷惑だろ」
これから数年 大きな スポーツイベントが 続くが
選手の 邪魔になるような演出は いかがな ものか

ここ一番の 勝負に弱い 
前日本記録保持者の 桐生祥秀が
アメリカ帰りの サニブラウン・ハキームに
惨敗と言っていい 負け方を した

向かい風 0.3 mでは サニブラウンの 10.02秒は
9秒台に入っていた 速さ だったと

サニブラウンと桐生との 走りの差は
アメリカに渡って 教えられた サニブラウンが
有利だったのは 仕方が ない

試合前に サニブラウンが
マッサージを 受けている映像が 出た
おしりの筋肉の 凄い盛り上がりに 驚かされた

大袈裟に言えば 数十センチの 高さが あった

アメリカ式の 
科学的な鍛え方を 経験した サニブラウン
主に国内で 練習を 重ねてきた 桐生に 
おしりの筋肉だけで もう 勝って いた

その根拠 錦織圭は フロリダにある
IMG Academyで 学んだ 成果で 
あの体格で テニス界の 世界ランキング 4位

IMGの教え方は それほど 近代的 且つ
科学的で 合理性が ある

サニブラウンが 留学先に 選んだ
フロリダ大学も IMG式の鍛え方を している
だから こそ あの筋肉が 付いた

アメリカの スポーツ強豪大学などでの 教え方は
トレーナーが 部員に それぞれ 何処の筋肉を
どのような方法で 鍛えるかを 指示して
各人は ウエイトトレーニングを 消化して
十分な 態勢を 整えてから 練習に参加する

サニブラウン 父親から受け継いだ 
アフリカ系の 優れた素質の上に
アメリカ的練習法の下で 過ごしてきた

 

レース後半の加速で 桐生を抜き去った スピードは 
時速42km に 達していた
美しいフォームで そのまま ゴール

日本では 上から押し付けるだけの
『昭和の指導』が 根強く残って いないだろうか
昔の 成功体験だけを よりどころに
指導している者は 選手を つぶすかも しれない

サニブラウンに せよ
NBA入りした 八村塁に しても
天与の素質を アメリカで 伸ばした 
テニスの錦織圭も また 然り

常に 酷評される 
責任逃れの 華麗なパスワークを 展開し
暇さえあれば 後陣に 戻してしまっては
相手に デイフェンスの備えを 固めさせてしまう
そんな サッカーを いつまでも やっていれば
南アメリカや ヨーロッパに 対抗出来る選手は 育つまい

ウィンブルドン選手権の 女子シングルス
初出場の15歳が 3回戦進出を 決めた
世界ランキングは 313位のコリ・ガウフ(米)
アメリカ式 トレーニングから 新生が 生まれた

 

 

野村克也さん 増田明美さんの 解説なれば

スポーツを 数倍 楽しませてくれる

アメリカと日本における
スポーツと その選手たちの 在り方は
色々な意味で 大いに異なっている
その点に 自分は これ以上は 触れたくない
微妙な要素が あると フィリピンで 思っていた
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6月も 終わり 1年の折り返しとは
6月30日でも 7月1日でもなく 2日の正午
なんていう 無粋な・・ 

日数計算は さておき

バカンスに突入さ 大きく息をして 息を吐いて
脳を解放して フィリピンで 自由になってみては どうか



 

ダバオでの 暮らし 自分も そうですが
それぞれが やりたいことを やれる場所
老いることを 怖がらなくても いい場所
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