□□■─────────────────────■□□
         
 ダバオ通信  ヤン爺のラストライフ・ダバオ 
              Last Life Shift In Davao Philippines

            フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
                  「団塊 百年の孤独 老いの抗い」  
□□■─────────────────────■□□

ィリピン気象庁が 発表した 
4〜9月の長期予報では 4月の雨量は 
平年の4割未満になると 予測を発表した



 

深刻な 記者会見なのに なぜ ご飯を食べる

エルニーニョによる 干ばつ
農業や水産業における 被害は 既に 深刻化

ミンダナオ地方 ダバオ市の
4月の雨量も 平年の70%と 予想されている
オオカミ少年の薄曇り そこに 黒い雲が 被さる
降るぞ 降ってくるぞと 雨粒が ほんの少し
痕跡を 消すかように 追い掛けて 乾かす

本格的な 雨期入りした後の
7〜8月は 逆に 平年より 雨量が 増えるようだ

ダバオでは 季節の移り変わりは ゆっくり
店の移り変わりが 早くて あれ! 閉店ポン
日本料理を 看板にする店も 例外では ない

今日まで あった店が 翌日には なくなっている
数日も すれば そこに なにが あったかさえ
みんな忘れてしまう そんなことが 普通



 

ただ ここ 最近で 変わってきた
間違いのない 商売の選択が 出来る 
理性的経営者が 出てきたということか

みなさん ごきげんよう
あなたの心と躰 お変わり有りませんか
ヤン爺です 今日も ダバオにいます
■□■□■──────────────────────

横綱 と 後世に 言われたきゃ
はしっこいことを しないことだ
白鵬は 良くない性格なんだろうなぁ 

残念だ 強さの裏側にある 人間の未熟

三本締めで 三面記事 
いや いや 手締め三本で 三三が9面 
スポーツ紙だって あきれて そっぽを 向いた

世を 生き抜く心得 上杉謙信の家訓
「心に誤りがないときは 人を 恐れない」
「心に曇りがないと 心は 静か」
「心に 勇あれば 悔やむことも ない」

人の弱さ 強さを 考えさせる

謙信 亡き後を 継いだ 
景勝(かげかつ)の 名に ちなんで
「貴景勝(たかけいしょう)」の しこ名

表情を ほとんど 変えない
土俵上での 立ち振る舞いは 若武者
家訓の心 そのもので あるかのように 見える
勝っておごらず 負けて恐れずの 姿勢で つかんだ 春

相撲は 力士として 生きるためのもので
食っていく ため じゃない

大相撲「大関 貴景勝」

身長175センチの 小兵ながら
押して 突いて また 押しまくる相撲で
番付階段を 駆け上がった

選ばれてないときが 選ばれているとき

大関に推挙されるための 大一番を 制した
その頬を つたう ひと筋の光を 見た
この人は「汗」だと いった 
絶対に 泣かない 男は 勝っても 負けても 
泣くものでは ない

世の中が 流転していく中で 新しい才能が 登場した

「努力は ウソをつく でも 無駄には ならない」

必ずしも 報われるとは 限らない
けれど 努力は すべき
稽古してきたことが 全部無駄だった
そういう挫折も あるのか と 想像した

一つの道を 突き詰めていく この人
幸運など 転がり込んでくるものでは ない
そう 思っているのかも しれない

老い人に なれば 人生なんて 知れたものと
あまり 過剰な期待を せずに 物事に 取り組む
壊れると分かった城でも 築いていくようなね

人生は 修羅の巷で 四苦八苦が 満ち満ちている
それが 七苦 六苦に 減っただけでも
ありがたい という 気持ちが ある

自分は 子供のころから よく言われた
人生の花開く春って 爺さんに なってからだって

この人は 登り口に 立っている
多くの人に 評価される その事とは 違って 
自分が 納得して 歩むことなんだろう

努力は 必ずしも 報われない 

でも やらなければ 老いた者だとて 同じ事
日々実践している 自分の躰の養生に ついても
明日 死ぬと分かっていても するのが 養生


石田三成が 処刑される前に 

柿を勧められて 腹を 壊したくないからと 

断った話にも 通ずるものが ある

相撲道 武士道修行というのは
そういう ものじゃないかと 思う
これをやったら こんな いいことが ある
そんな ふうに 目の前に ご褒美をぶら下げて
やるものでは ない 

大関は 高度な 相撲技倆を
常に 一定の力で 発揮できる力士
ときとして そのバランスが 崩れることが ある
激しい稽古を 正しい手順で 行っている はずなのに
勝てない そこから いかに克服していくかを
精密に解析できる たぐい稀な 若者なのだろう

本名 佐藤貴信の名は 父 母が
元横綱・貴乃花と織田信長から 1字ずつ取った

這(は)えば 立て 立てば 歩めの親心
生まれた子が 這うように なれば
早く立って欲しいと 願う
立ち上がれば いつ歩き出すかと 気がせく
子どもへの まなざし


春風や闘志いだきて丘に立つ

土俵に吹いた春風に誘われた
その人は まだ22歳
「平成」後の 来るべき新時代が
ちょうど 満開の季節に あたろう

夏場所 風薫る5月に 新大関の 君を待つ
■□■□■──────────────────────

一杯 気を遣ってあげたい 大切な女(ひと)
気に入りのワインで ゆったり 過ごしたいとき
気分転換を得たい時 食事を 共にする

だからといって 料理が 何かを カバーする?
そう 言いきれるほど 人の人生は 軽く ない

レストランは 出会い 喜びと 別れと ともに

大切な女(ひと)を 支え続けて 
自分の最後は 人に世話を かけないようにと 
整理して 自らの去る準備を いつも考えている

臨終でなく 言えるうちに 感謝を 現したい

老いた 団塊人達の 幸せとは
どんな 瞬間に 宿るのだろうか
それは あえて 言葉に するほどでも ない 
生活の ほんの ささやかな 一瞬で あろう 

夜の客の混雑を避けた 早い夕刻
SMエコラン別館1階に赴いた
先頃 オープンした レストラン
「台湾味道」で 落ち合った 

ちゃんと笑って 現れた



 

前菜からデザートまで
アラカルトのひと皿 味の冒険に ドキドキ
盛りつけにも お洒落の味を 滲ませる
フィリピン人の 好みには 合わせていない 
それが かえって 清い

訪れるたび 甲乙つけがたい
好みのメニューばかりで 迷いに 迷う
前回 訪ねた時は 店で 一番人気だという
蒸し物を 堪能した

テーブルに運ばれ 蓋を開ける
ふわっと 真っ白い湯気が 立ち上がった
たちまち 香ばしい匂いに 包まれる
大きな蒸し籠の中を のぞく
クリーム色の小籠包が 行儀よく並んで
つやつやと輝いている  途端に声を・・

我が家からは 少し遠いモールに ある
ジープで 40分ほど ストレスフリーで 到着

大切な人と夕食 スタッフの案内で 席に着く
店の大きなガラス窓の向こうには グリーンが そよぎ
奥行きのあるフロアーで 客は まばら 静寂な時間

テーブルも食器も 全てが純白で 統一された 清潔感
スタッフは ヘッドセットマイクで 指示を出し合い
テキパキ客の相手を している
この店の会計は 決して 高いものではない
笑顔で 高齢者割引も 受けてくれる

充分に お腹をすかせた「私達」が
レストランで 夕飯を 共にする

テーブルにのせる おかずは 何にする? 

「人類は麺類」などと 冗談を 言いながら
メニューブックを 丹念になぞる

食べたい選択肢は 2つから始まり
4つにわかれ 8つにわかれ 
おかずの皿は テーブル一杯に 広がる
私達だけの料理が 整う



 

こんな 選択のプロセスを 楽しむ展開が 
人生にも 通じている

ゴールが 1つの時も あれば 4つの時も ある
どっちの道に行っても それぞれの 人生の展開が ある
正しい道は 1つではない どっちに進んでも 大丈夫

「道を選ぶ」ことで 
人生に参加でき 自分が 主体者になれる
それが 人生の単純な軌跡を 現している

普通の話で あったら 
人が 生きていたら
何か 良いこととか 起こるものです

人生の作り方の 基本
最後に 山場がないと いけない と
その意識が あると 思うが・・

でも 人生 ゴールに 至るまでの 
道程に ワクワクとか ハラハラとかが
いっぱい詰まって いるもんです
そこを 通過しながら 到着までを 楽しむ

すごく面白いとか 夢中になるっていう
自分を忘れて 没頭できるような 経過の時間

人生の選択に 正解なんて ない
どっちに行っても 間違いじゃない
迷ったと思えば 何回も やり直しも できる

自分だけは 大丈夫 そんな 過信など していない

心も体も暮らしも「リセット」できる
過去なんか 無かったことに することも
だから ポーカーゲームのように
5枚 全取っ替えだって やってしまう

人生の選択が 言葉では なく
あり方として 人生に 込められたとしたら
途中の道程は 大きなものだったと 思う

その過ごしてきた時間が 老い人に なってから
生きる 悦楽のようなもの 苦味から甘味に変わる

2時間が 過ぎていた ゆったり いい時間だった
酒と料理 たどだとしい言葉のやりとりと笑顔

「マハルリカ」の 長い話しも した
このまま ゆっくり老いていくのも いいかな
目が かすんだり 階段で 誰かが 手を貸してくれたり
年を取るって こういうことかと どこか とぼけて

でも その度に いつも まだ終われないと 奮い立つ
常に人間として 進歩していたい
努力を あざ笑うような 今の世の風潮は 悲しい



 

もう 少し 大切な人の話を 聞いていたいと 思った
ワインに酔った いい時間にも酔った
疲労が 体に障ると いけない

さぁ! と 促し 腰を上げた
■□■□■──────────────────────

ィリピンには 冬が こない
キリギリスが 暮らしている国

よくできた 寓話みたいな 話だが
寓話は しょせん寓話でしか ないと 思いますか

「Happiness(幸福)」と
「Blessing(祝福)」が あるとすれば

響きは 似てるけど 
幸福は 状況によって 変わるもの
祝福は どんな状況に あっても 安堵感が 与えられる

フィリピン人は 
『幸福は 神に祝福され 与えられるもの』と 考える
その教えが 植え付けられている 人生は 単純なもの?
苦しみにも 笑いながらやり過ごす なんとかなる
幸せは 何かを諦めないと 手に出来ない?
「そ~んな 大げさなことじゃ ないったら」と
たしなめの声が 飛んできそうだ けれど
貧しくも キリギリス生活を している

そんな キリギリスな国の民を 束ねる 
指導者 ドゥテルテ大統領(74)
「フィリピン」は 宗主国だった
スペインに与えられた 国名だとして
ドゥテルテ大統領が 変更に 意欲をみせた
国内で 議論を 呼んでいる

2月の演説で いつか 国名を変えよう と述べた
貧しい国を 豊かにできたとき 真の独立となる国名
政治に 欠点が あるから 直そうとする 指導者の愛国

3月初旬には フィリピンの国名は
スペインのフェリペ国王に ちなんだ名前だ
具体的な候補名は 出さずに 国名を変える 意欲を 
大統領は 再度 本気で ほのめかした



 

国名候補とされる「マハルリカ」は 
タガログ語で「高潔」

宗主国だった 
スペインや 米国の影響を 排除する意図で 
大統領は たびたび 
マレー系としての フィリピン人の 
アイデンティティーを 強調してきた

国名が マハルリカに 変われば
フィリピン人は「マハルリカーノ」か
「マハルリカス」と 呼ばれる
■□■□■──────────────────────

国の横恋慕 悪影響を 排除しない 
安倍さんは トランプの下僕に徹している

安倍首相 トランプ大統領 金委員長
共通するのが 独裁気質

気に入らないものは 排除する
自分の過ちは 決して認めない
正義や良心ではなく 利己主義に走る

それで 国民が 
苦しむことに なろうが お構いなし
言論統制しても 恥じることが ない
民主主義を 理解していない 偽善指導者 



 

安倍政権下で 日本は 
民主主義国家を 偽装しているだけの 国

官僚機構と軍隊を 束ねたことで
戦前の日本が なし得なかった ファシズムを 完成

近現代 史上最強の内閣官房を 誕生させた
安倍内閣は 内閣人事局を 利用することで
高級官僚のポストも 思いのままにする

文民統制によって 
自衛隊を 総理大臣の指揮下に 置いた
いまや 安倍内閣は 戦前よりも 
はるかに 強権的な力を 行使できる



 

官房とは ヨーロッパの皇帝が
独裁的に権力を 行使できるように
あらゆる情報を集め 操作した 部屋のこと

内閣官房を 組織し 肥大化させてきた
諸官庁の人事権まで 手にしたのだから
日本近代史上 最強と言える

戦前のファシズムは「未完」に 終わった
安倍内閣は 官房を「完成」させた
戦前と 似ているどころの 話ではない
はるかに 超越している



 

ついてこれない国民は 置き去りに
日本は どういう国か 何を したい国なのか
それが 国民には 見えない

残酷政治が 人を大切に していない
この政権の 唯一 卓越した ところは
メディアを コントロールし 国民を騙し
一部の 気付いた国民を 諦めさせたこと
国民総洗脳 いつになったら 覚めるのか

陛下は この国の平和を 望み
我々のことを 考えてくださるのに
安倍さんは 陛下の お言葉を聞いて
なにを 思うんだろ 

 

あ! なにも 感じないから
今の 安倍さん なのか・・ 

もともと 陛下と安倍首相は 考え方も違う

生活環境が 危うくなると
国民は 強いリーダーを 求めたくなるもの
客観的に 正しい政策をやる 政治家よりも
口先だけ 威勢のいいことを 言って
夢を見させてくれる人に ひかれてしまう

それは 強いリーダーとは まるで違う 独裁者

甘い言葉に 先導され 一体化すれば
苦しい現実から 逃れることが できる
そんな錯覚を 作り上げている

その意味では 安倍政権とは
国民に 政治を諦めさせることに 成功した
特殊な 長期政権

国民生活の疲弊と政治不信
諦めが 今の 安倍政権を 支えている
そうやって 国民が 進んで
権力に 隷従するように なれば
独裁が ますます加速していく



 

政治が いつも 完全無欠とは かぎらない それは 分かる
より良い方向を 目指しているならば
遠回りでも よしとするべきではないか そう思う 
だが 間違ったままの事が 正しいこととして

通用していくことは 見過ごせない 

老いた団塊人 仕事からも 解放され
もう 一度 自分に立ち返りたいと
若い頃 かなえられ なかった夢に
再挑戦したりしながら
身の丈に合った 生活を している

だが そんな 経済的に恵まれた 団塊人は ほんの 一部
生活のため 老いた躰で 今も 仕事を せざるを えない人

隠居したら 誰もが 何の心配も無い暮らしが 送れる
そんな国で あって欲しい 団塊の仲間たち ちがいますか?
■□■□■──────────────────────

成の終盤
スマホという怪物が 爆発的に普及し
暮らしと市場を 揺すり 一変させた
アップルは「ライフスタイルを作り 売った」

携帯大手や日本メーカーは 必死で 追いかけた
世界の変化とスピードに 日本は ついていけず 
もう 追いつけない程 離された 何故?

日本経団連 正副会長19人の構成
全員が 日本人男性で 最も若い人で 62歳
起業や転職の経験者は ゼロ

経済は 凋落し 国民生活は 苦しくなった
日本は 世界から置き去りにされた

携帯なんか 影も形もない頃 
セゾン代表 堤 誠二 は 
今でこそ 当たり前になっている
「ライフスタイルを売る」と いうことを
日本で 最初に提案し 具体化した

日本が衰えても 元気な 若い人は いた
海外にターゲットを置いて 仕事を したり
海外で 生きていく術を 見つけている

若い人には 軽トラに乗ろうが 
ベントレーに乗ろうが 目的地には 行けるし
かっぱ寿司で 食べようが 
高級寿司店の久兵衛で 大トロ食べようが
お腹いっぱいになる そんなに 変わらない

金持ちには ホテルを 単に寝る場所というより
「ライフスタイルを 試着する場所」に 変えて
ホテルのイメージを つくりこんで 見せた 若い才能

日本が 得意としてきた モノ真似 製造業資本主義

世界は もっと 資本効率の良い 金融業やIT産業が 
経済のメイン 様変わりしていた

日本衰退の原因は「人的資源の劣化」
日本の凋落 その一つが「教育の誤り」

日本の教育システムと人材育成は 
世界の流れに 食らいついていけなかった

たとえて 映画の世界の人材育成
国際的な 映画プロデューサーを 育成する
『釜山アジア映画学校』が できた
アジアの 若い人たちが
目を キラキラ輝かせながら 講義を受けている
釜山市の出資で 授業料は 全額タダ 授業は 英語

今 アジアで 面白い映画が 次々と 生まれている

このスクールには シンガポールから 

100人もの生徒が 来ている
英語が ネックで 日本からは 

4~5人の応募者しか いない
 

作って 育ててという 哲学

苦言を言い続ける 必要が ある
自分は もう そういう年頃なんです

答えが 見つからなくとも
自分で 問いを立て 自分で考える
自立的に ものごとを考え
自ら 行動を起こせる人材を 育てる
その教育が 必要だった

「坂本龍馬が 教科書から 消えた」
薩長同盟の締結 大政奉還に貢献 とされてきたが
歴史学的に 否定された
龍馬は 何も 結果を 出していない と・・

学ぶのは 龍馬の実績では なく
龍馬が 何をしようと 自分を 動かしたのか
何のために 同志を どう 動かそうとしたのか

幕末の縦社会に 当時 初めて 横の動きをした 龍馬
だが なぜ 彼は それを 達成できなかったのか 
そこを 考えること 歴史を 学ぶとは そのこと

結果が すべてでは スマホで 検索して
自ら何も考えず 答えを得ようとする 態度

社会という 人間関係やルールの
しがらみを 断ち
龍馬は 孤独に なるからこそ
常識破りの発想と行動が できた

龍馬を 教科書から 消すのは たやすいが
人間の背景に 何が 横たわっているのか
そこを 想像したい

経済が 崩壊するのは 
非常の才を 起用できてないから で
平時に 力を発揮する エリートは
記憶力がよく 段取りも いい
けれど 独創性を 発揮できる力は ない

常識など 非常時に 役立たない
慣習に囚われない 独創的な発想は
孤独からしか 生まれない

人材を 作るには 10〜20年の時間が 費やされる
まったく 新しい日本が 作られるのは その後
自分は 新生日本を 見る事が 出来ない
■□■□■──────────────────────

い頃から 常識やしきたり 
同調圧力に 押し込めようとする
日本社会に 馴染めなかった

ある ホステスさんが

生活保護を 申請に行ったら
 

区役所の窓口で
『女だし きれいなんだから いくらでも
   稼ぐ方法が あるだろ』と 言われた

その後 彼女は 自殺した

そのときの 区役所職員の対応を 
告白した 

彼女の 録音テープが 残されている

以来 何かを 見るときに
ちょっと 待てよ という意識が 働く

自然が きっかけで 知った ダバオ
とにかく自由な 地方都市に惚れ込み
長居して しまっている

自分には 日本は 息苦しく 窮屈だった
退職し 安住の地を求め 海を渡った
迷いながらも 異国を歩き 海に突き当たる



 

海は 誰のものでもない
どこえも つながっている
海は いいな 暴れるときもある
しかし まてば 必ず 穏やかになる
まるで 人の心のようだ
怒りや恨みは そうやって消え
悲しみは 静かな波音の中で 癒される

海辺の街 ダバオで  ひとり暮らしを してきた

孤独であることの 最大の利点は
自分に向き合い 冷静に 考えることができる
孤独を噛みしめ 自分の 老いだもの
いかに 歩むかを 考えていた

もう 僅かであるから
惜しむ様な 年月を どう生きるか
答えは 自分の なかにしか ない
孤独な時間とは それを見つける
かけがえのない機会となる

いかに生きるか 孤独は 心の鍛錬

孤独に 追いつめられ
潰れてしまう人も いるけれど
潰れなかった人間は そこで 強くなれる

此処ダバオに 慣れ親しみ 
心静かなる 今の 自分にとって
ここで つつがなく 死ねるだろうか?
老いて死ぬ事は なにも 怖くは なくなった
自分を守る 自力も まだ 少し残っている
他力 ライフ・パートナーも 居てくれる

この国 フィリピン人との 結婚は
自分に 新たな異物を 取り入れるようなもの

老いたのだ 結婚願望は ゼロでは ないにしろ
それで 今の暮らしが 乱されるの だったら
しないほうが いいと 考えている

酒と読書 強烈な太陽 海 癒す風 贅沢とは これか 
金が無いから 悠々自適という わけには いかないが 
お一人様は どうよ このまま 老いを 続けていくのか
または ライフ・パートナーと 支え合って いけるのか

 

別れと 感謝は できるときに しておけばよい

海を超えた 本音で生きる自分流は まだ もう少し続く



 

あなたは 今 何を 考えようと していますか?