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ダバオ通信 ヤン爺のラストライフ・ダバオ
Last Life Shift In Davao Philippines

フィリピン社会に戸惑う ダバオ隠居物語
「団塊 百年の孤独 老いの抗い」
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道理の通じない相手には 何を言っても無駄
自身痛い目にあって 悟るまで 待つしかないと
道理を説く者は ため息をつく が はたしてそうか
日本はどういう国か 何をしたい国なのか
それが 見えなくなっている
日本政府は 自国を守るために
必要なものが 何かを
包括的・体系的に 評価していない
もう日本には 帰らないと 腹をくくったら
ひとりの自由が 楽しく思えてきた
完全な ひとり暮らしです
でももう 15年もの経験があるから 大丈夫
荒れ果てた生活だけは したくない
ひとりのごはんでも 背筋を伸ばして食べよる
料理もちゃんとつくろうと 決めてやってきた
ひとりでも楽しいけれど 誰かのために作り
一緒に食べる時間の かけがえのなさ
健康について 拭えぬ不安が はりついてる
未来に限りがあることが わかったうえで
生きていること 誰かが そこにいること
自分が ここにいること
この瞬間を 心の底から慈しんでいる
穏やかで 平静でいられる
ひとりの台所は 逃げ込む場所ではない
暮らしを楽しみ 生きていることを 楽しむ場所
もう 十分に わかっている
さて 前号からに つづきの話しを しましょう
皆さん ごきげんよう「老休移住生活者」ヤン爺
今日も ダバオにいます
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38歳 女性会社員
私は 米軍基地の在る町で 育った
戦闘機の轟音は 幼い頃から 苦手だ
不安から 胸騒ぎがし いまだ 慣れることはない
そして今 沖縄では
世界一危険な 米軍基地と言われる
普天間飛行場の移設を 目的とした
新たな基地建設が 辺野古で進められている
私は これに 反対した
普天間は 即時返還が 現実的
沖縄の県民投票が 終わった
普天間の返還 辺野古基地移設反対
その意志が 示された
「反対」に 投票した人の 理由
「普天間飛行場は 無条件撤去すべき」だから
辺野古問題は 県民投票後で 一変した
示された 沖縄の民意を 政権が 無視すれば
本土の人間も おかしいと 考え始める
海外メディアの反応も
『日本は 本当に 民主主義の国なのか』と
否定的な意見も 満天下に 広まっていく
元NHK解説委員で 長く沖縄基地を 取材してきた
柳沢秀夫氏の 投票後の発言を 聞きたかった
自分に置き換えて 本音を語ってきた 人です
古巣 NHKの「あさイチ」で 視聴者に 支持された
今は フリーで 政府に遠慮は いらない立場
もし 北海道に アメリカ軍基地が 集中していたら?
国民は 無関心では いられずに 怒るだろう
彼は 本土の 沖縄への無関心を 叱るだろう
「NHKですから」の 有働アナも
県民投票前 現地に入り 取材を 始めた
今は 民放だから 自分の意見を 素直に話せる
論点は 本土の人の関心は 何故 うすい・・
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県民投票という 大げんか
政府に 喧嘩を売るまでに 変わった 沖縄の民
この けんかは 記録されて 歴史になり
後世に 必ず影響を与える意味を 持つ
そして「本土意識に影響」を 及ぼす
意思表示のけんかを 軽く見て
何もしないのが 最良という 政府の選択も
また 記録され 歴史に残って いく
政府が 県民投票結果の民意を 無視すれば
沖縄だけの問題では 済まなくなる
これまで安倍政権は
散々 沖縄県民を痛めつけてきた
予算を削り 裁判で訴え
県民(日本人)が 米軍被害を訴えても
取り合おうと しなかった
今回の県民投票は 安倍政権が
県民を追い詰めたことで 起きた
署名運動から 県民投票を実現した 県民の動きと
投票結果は 切実な意味が 込められていた
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「沖縄県民は 歴史的な 大成長を 遂げた」
日本へ「同化」しようと もがいた
そんな 時期もあった県民が
「異化」に かわった
「同化」と「異化」沖縄の民性
本土に対する 劣等感から来る 同化志向に対し
独自の沖縄アイデンティティーを 求めるのが
「異化」だとし 抵抗運動は 異化の爆発だ
沖縄の心とは の問いに
『やまとぅんちゅに なりたくても
なりきれない心』と 述べた
そう思っている人たちが たくさんいる
スポーツ 文化や芸能面からは
80年代に ウチナーグチで
お笑いの舞台を展開した「笑築過激団」
歌手の喜納昌吉 照屋林賢らが 脚光を 浴び
ボクシングの 具志堅 用高
その後 90年代に
安室奈美恵 MAX SPEEDが 登場
「USA」の DA PUMPも
先日 両陛下の前で 歌った 三浦大知
みな 沖縄県民としての個性を アピールした
これまで 沖縄出身か と
下に見られていた 劣等感が あった
彼 彼女らの活躍に 県民の異化意識は
引き上げられていった
「安室=沖縄=かっこいい」と 変えた
2000年代の 連続TVドラマ「ちゅらさん」
県民は 沖縄の文化に自信を持ち
「異化作用」は 更に 自信を得た
若いの世代の意識には
本土と沖縄の区別は 薄まっていた
一方で 政治的に「異化」が 浸透したのは
95年 米兵による 少女乱暴事件を機に
いつまでたっても 変わらない
米軍基地の存在と 米兵による被害が
度重なるように なったからだ
同年 当時の大田昌秀知事が 県民大会を
翌年には 県民投票を実施した
基地の整理縮小や日米地位協定改定を求めた
県民投票では 9割が 賛成した
この要求に 政府から 未だ 何の応えもない
急速な「異化作用」の 充実
2014年の 翁長雄志知事の誕生
「イデオロギーよりアイデンティティー」
翁長氏の その言葉は「異化」 に 影響を 与え
県民の意識は 大きく変容していった
政府の「辺野古が 唯一の選択肢」
県外・国外に 普天間の代替施設を
検討さえしない 米国追随一辺倒
県民は 我慢の限界を 越えた
日本政府に そこまで 主権 独立性がないとは
日本の中に 自治の及ばない土地がある 居座る米国
政権が 何を考えているのか 見えないし 分からない
薩摩の侵攻 琉球処分 戦前の皇民化教育
米統治下からの 日本復帰など 本土との間で
同化と異化に 揺れてきた 沖縄県民
沖縄に 辛抱 我慢の言葉は もう いらない
「大成長」を 遂げた 県民の異化
これまで
何度も 研究されてきた 琉球国の独立
琉球の自治は 琉球で守る
異化が 膨張すれば 琉球建国が 実現する
全ての米軍は 排除され 土地が もどってくる
これまでの問題は 全て 解決する
小国の独立 世界の歴史に刻む 沢山の例
沖縄には 自立できる経済力が 既に ある
ハブ那覇空港の 利便性 港湾の整備
南国観光立国としての展望も開ける
だから 今「常夏の沖縄だね」と
本土の者が 笑ってて いいのか
座り込んで 抵抗している人が いるのに
笑って いられない 自分も 沖縄のために
何か しなきゃ いけない
何が できる と 考える
でも「沖縄のため」というのは
傲慢で独りよがり ただ 沖縄を思う
この空の下 青い海で 南の島 ダバオにつづき
そして 自分に つながっている
その 思いを寄せる所から 始る
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平和憲法の国で
反対する住民の声を無視して
軍事基地建設が 強行されることは
憲法の危機 民主主義の危機 平和主義の危機
沖縄は 十分に努力した
後は その沖縄の心に 応えるべき
本土の 私たちの責任
昨年末 東京都小金井市議会が
辺野古の建設工事の 即時中止や
普天間飛行場の運用停止
代替施設の必要性について
国民的議論などを求める 意見書を可決した
同じ地方自治体として
本土の各地方議会が やるべきなのは
「辺野古新基地の強行建設反対」
その声を 上げて欲しい
まもなく 統一地方選
あなたに 身近な 地方議員選候補者に
辺野古新基地建設の 是非についての議論
公約として 求めては どうか
本土も「沖縄の民意を活かせ」と
全国的意思表示をする 沖縄と一体選挙と成る
沖縄は 太平洋戦争で
本土決戦準備の 時間稼ぎのために
大きな犠牲を払い
70年以上 たった 今も
重い基地負担を 背負わされてきた
沖縄戦は まだ 終わって いない
「普天間飛行場を 返してもらうために
なぜ 新たな基地を
差し出さなければならないのか」
沖縄が 発しているのは 極めて穏当な
当たり前の 問いにすぎない
これは 無謀であった 先の戦争の総括
「最善の方法は 平和解決」必ず収束の道を 見つけられる
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たった 1人の反乱で 沖縄を 動かした
若者たちが まぶしく 心強い
昨年12月14日
法的手段の応酬にまで発展し 泥沼化した対立は
とうとう 辺野古への土砂投入 強行された
玉城デニー知事は
「胸をかきむしられるような気持ち」と 天を仰ぐ
玉城県政の誕生を 後押ししたのは
若者達の力だった それ故 希望が ある
市民グループ「『辺野古』県民投票の会」
シールズ琉球の「元山 仁士郎」代表で
県民投票そのものの 仕掛け人
1991年 宜野湾市に生まれ
東京の国際基督教大学 在学中の15年に
安保法制に反対する シールズの立ち上げに参加
その後 一橋大学大学院に 進んだものの
辺野古をめぐる状況に 危機感を抱き 休学
故郷に戻って「辺野古県民投票の会」を 結成
昨年5月に 県民投票のための
条例制定を求める 署名集めを 始めた
9月までに 予定を上回る9万筆以上を 集め
県議会に持ち込み 県民投票実施が 決まった
今年1月になって 県下5市が 不参加を表明
それでは 全県で行うという趣旨が 損なわれる
元山は それこそ たった1人
宜野湾市役所前で ハンガーストライキを 敢行
その姿を見て 県民世論が 大きく動き
24日の投票結果に たどり着いた
30歳前後という 若さ
それでいて 若者には珍しい
たった1人で 乱を起こす
発想力と 決断力と 行動力
「沖縄のかたち」を 再確定するために
自由な議論が 必要だと 多くの人が 感じている
若者の力で 沖縄を 動かす
理路整然と語る 彼らの表情が まぶしくて
こんな 青年が 全国に 10人もいたら
日本は 違った国になる 心底思った
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沖縄の民意を 受け止め
政府に求められるのは 工事を停止し
トランプと現実を 協議する
強引な手法が 反発を招き 問題を こじらせている
辺野古一辺倒の悪循環から 抜け出す 解決案がある
日本は 米国との交渉理由を 県民投票で得た
本当に辺野古は 移設先として
「唯一の解決策」なのだろうか?
そこに 立ち返ってみる
公表された 辺野古の軟弱地盤は
海面下 90メートルの深さまで
達していることが 分かった
「マヨネーズのような」と 称される
工費は 政府が言った 2400億円では 済まず
10倍以上の 2兆5500億円を 要し
工期も 13年以上は かかるだろう
大浦湾の地盤改良は 技術的に不可能
辺野古の新基地建設は 頓挫する
辺野古に 新基地は できない
普天間が そのままになる 許されない
米国との 膝詰め会談は 必須
なに! 再交渉 かったるい めんどくさい
誰だ 今 言ったのは 官僚か 出てこい・・
悪行を重ねてきた アベ総理
始めで 終わりの 唯一の政治善行
アベ トランプの普天間返還交渉
これまでの 政治家としての汚点は
交渉締結で 全て御破算に成り
歴史には この善行が 刻まれる
何より この問題は 米国も「沖縄の心」に
真に 寄り添わなければ 最終的に 解決しない
アベ トランプの 直接交渉しか ない
橋本龍太郎首相が 成し遂げた
普天間基地返還合意の 23年前 当時と
今では 東アジアを巡る 安全保障環境も
諸般の国際情勢も 大きく変わった
当時 正しかったことが 今 正しいとは限らない
その事は 2006年 米国の方から
在沖縄海兵隊 8000人グアム移転が
検討 提案されたでは ないか
それは 北朝鮮のミサイル能力の向上に伴い
海兵隊を 沖縄の前線に 常置しておいて良いのか
抑止力や反撃能力のことを 考えれば
むしろ 後方のグアムに 配備した方が
今日的戦略に かなうの声だった
沖縄の米軍基地の必要性 その役割
機能等を巡っても 今日の視点でみれば
日本政府にとって こうした変化に 適応すること
米政府もまた 変化に適応する用意が あるだろう
海兵隊の即応能力や機動性等を確保する
県外移設でも 十分に それが 担保されうる
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沖縄という地域を超え
全国で議論が深まることに 期待を寄せる
自分たちのまちで 同じような問題が 持ちあがり
政府が 同じような 振る舞いをしたら
自分は どうするか そんな視点で
辺野古問題を 重ね合わせて 考えてみる
沖縄の声を どう受けとめ 向き合うか
国民に問われている 国のありよう そのもの
安倍政権は
このまま 瓦解しても おかしくは ない
住民の基本的支持が ない
外国軍隊の基地を 既に基地が集中する沖縄で
美しい海を汚して造るのだから
政府にせよ 裁判所にせよ
今度こそ「本土」の 側が
キチンと事態を 受け止めなければ
これから先に 吹き出してくる
「琉球独立論」は、今までとは
全く違う次元の 強烈な勢いを
持った ものになる












