
2014/09/13 「思い出のマーニー」
【監督】米林宏昌
【脚本/丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌
【原作】ジョーン・G・ロビンソン『思い出のマーニー』(訳/松野正子 岩波少年文庫)
【作画監督】安藤雅司
【美術監督】種田陽平
【音楽】村松崇継
【主題歌】プリシラ・アーン「Fine On The Outside」
【声の出演】杏奈/高月彩良 マーニー/有村架純
松嶋菜々子 寺島 進 根岸季衣 森山良子 吉行和子 黒木 瞳
あなたが来るのを待っていたの。
あら、もしかして、あなたは今、「それは自分のことじゃない、きっと別の誰かのことだろう」なんて、他人事に思ったりする?
違うわよ、「あなた」と言ったら、あなたのことでしょ?
他の誰でもない、今この画面の前にいてこれを読んでいる、そのあなたよ。
だいたい、ろくに更新もしないこんな場所に来る人って、そんなにいたりしないものよ。、
だけど、あなたならば、きっとここに来てくれるだろうって思ったわ。
そのあなたを、私は間違えたりしない。
私は本当にあなたを待っていたのだし、思ったとおりに、ちゃんと来てくれて良かった。
だからもちろん、あなたがあなただってことは知っている。
私達、とっくに出会っているんだし。
え?、やーね、まさかまだ一度も会ったことないなんて言わないでよね。
たとえば、ここ。
私の感想記の、ここの中。
私は物語を自分のレンズを通し、勝手に自分好みに見たり聴いたり解釈しているわけで、だから私が語っている感想は、ある意味、作品の「パラレルワールドの感想」と言えるかもしれない。
ここは、私の場所。私にとっては夢の中の場所。
その夢の中に、あなたは会いにきてくれた。
さて、そこで唐突にクイズです。
では、ここにいる私は、夢の中の住人なのか、幻か、ただの妄想人か・・・それとも遠い過去の人か、はたまた幽霊なのか?
いやいや、そんな不思議なもんでもなし、やっぱ現実?
答えは、全部が正解。
だけど、まさに今・・・私が書いている今じゃなくて、あなたがここにいる今・・・私が生きてるか死んでるかってわかる?
まあでも、どちらにしろ、いつかどこかで、「思い出の人」として、あなたが私を思い出してくれたら嬉しいな。
だって私、あなたのことが大好きだから。
そんなわけで、この映画はジブリ作品の中では物語の起伏やスピード感がなく、それだけに静かにじわっとくる作品で、そういうところは「借りぐらしのアリエッティ」と同じくくりかな。
そして、観ている間よりもエンディングの歌でじわじわ~っと泣かされてしまったのも同じかも。
言葉(歌詞)がわからなくても、伝わるときは伝わるものなのね。
歌の力? それもあるけど、この映画の力でもあるよね、やっぱり。
Fine On The Outside / プリシラ・アーン 映画『思い出のマーニー』主題歌(和訳付)