『赤炎』 4ノ2
それから3日ほどが経った頃。
レイディンはまだアサリーの元に居候していました。
例の、通り魔がまた出現し始めたので、その正体を見極めるためと、数日の中で知ったアサリーのあまりにもな生活力の無さに、涙が出そうになったからでした。
「いいわねぇ、朝起きて温かい食事が出来てるなんて」
レイディンは呆れ顔でキッチンとダイニングを往復しています。
「いっその事、うちの子になる?私が養ってあげても良いわよ」
「何言ってんだよ。二人分の食費も出せないくせに」
「あはは、そうだった。ごちそうになりまーす」
笑ってアサリーは朝食に食らいつきました。
実際、レイディンの持ち金の方がよっぽど一日の生活費としては役に立っているのです。
とは言え、シェイヴィアからの資金にも果てが無いわけではありません。
しかも、いったん資金が尽きるとシェイヴィアの住む西の山に戻らなくてはならないのです。
できれば、あの場所には帰りたくない、と言うのがレイディンの本音でした。
「なぁ、今夜も遅くなんの?」
ここ数日、帰りの遅いアサリーにコーヒーを注ぎながら、レイディンが訪ねます。
「ん。仕事たまっててるから、もしかしたらそうかも」
「迎えに行こうか?最近また物騒なんだろ?この辺り」
コーヒーカップからアサリーが視線をあげてレイディンを眺め、微妙な表情をしました。
「なんだよ」
「病上がりの年下の男に、しかもそこらのゴロツキにぼろぼろにやってたヤツを、頼って良いのかしらねー、と思って」
アサリーの目が弓なりになると、逆にレイディンの漆黒の瞳が少々険悪になります。
でも、アサリーとの売り言葉に買い言葉はさんざん参っているので、それ以上の反撃はしませんでした。
そして、その夕方、レイディンは一抹の不安を胸に、アサリーを迎えに出たのでした。
『赤炎』4ノ3へ
********************************************************
……ボランティアなのか
ヒモなのか分からん生活の始まりがコレ。w


↑ ↑ ↑ ↑
私の勇気が出るボタン
レイディンはまだアサリーの元に居候していました。
例の、通り魔がまた出現し始めたので、その正体を見極めるためと、数日の中で知ったアサリーのあまりにもな生活力の無さに、涙が出そうになったからでした。
「いいわねぇ、朝起きて温かい食事が出来てるなんて」
レイディンは呆れ顔でキッチンとダイニングを往復しています。
「いっその事、うちの子になる?私が養ってあげても良いわよ」
「何言ってんだよ。二人分の食費も出せないくせに」
「あはは、そうだった。ごちそうになりまーす」
笑ってアサリーは朝食に食らいつきました。
実際、レイディンの持ち金の方がよっぽど一日の生活費としては役に立っているのです。
とは言え、シェイヴィアからの資金にも果てが無いわけではありません。
しかも、いったん資金が尽きるとシェイヴィアの住む西の山に戻らなくてはならないのです。
できれば、あの場所には帰りたくない、と言うのがレイディンの本音でした。
「なぁ、今夜も遅くなんの?」
ここ数日、帰りの遅いアサリーにコーヒーを注ぎながら、レイディンが訪ねます。
「ん。仕事たまっててるから、もしかしたらそうかも」
「迎えに行こうか?最近また物騒なんだろ?この辺り」
コーヒーカップからアサリーが視線をあげてレイディンを眺め、微妙な表情をしました。
「なんだよ」
「病上がりの年下の男に、しかもそこらのゴロツキにぼろぼろにやってたヤツを、頼って良いのかしらねー、と思って」
アサリーの目が弓なりになると、逆にレイディンの漆黒の瞳が少々険悪になります。
でも、アサリーとの売り言葉に買い言葉はさんざん参っているので、それ以上の反撃はしませんでした。
そして、その夕方、レイディンは一抹の不安を胸に、アサリーを迎えに出たのでした。
『赤炎』4ノ3へ
********************************************************
……ボランティアなのか
ヒモなのか分からん生活の始まりがコレ。w

↑ ↑ ↑ ↑
私の勇気が出るボタン