こんにちは。
連日絶賛更新中のBさんです。
いや、ただ・・・
家にいても暇なだけなんです。
そういえば、先日初めて『いいね!』が付きました。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
初いいね!ありがとうございます!
そして・・・
なんと!
なんと!
フォロワー申請を頂きました!
ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
こんなおっさんですみません!
本当にありがとうございます!
拙い文章ですが、重い内容の時もそうでないときも少しでも楽しんで読んで頂けるように、そして少しでも長く続けられるようにボチボチ更新していきたいと思います。
★★★★閑話休題★★★★
前回からの続きです。
2017年7月19日
自宅に病院から電話が掛かってきました。
『細胞診の結果、悪性が認められました。次回診察時に精密検査を行いたいのですが宜しいでしょうか?』
その時私は仕事中だったため、この電話を受けたのは妻だったのですが、その時の心労は相当なものだったと思います。
妻から私の母にそのことを伝えてもらった後、私の携帯に連絡をもらいました。
その時妻と話した内容をあまり覚えていないのですが、二人とも上の空な感じで、事務的に淡々と悪性だったこと、精密検査をすることを伝えてもらったと思います。
運命の日
2017年7月26日
その日は妻も仕事を休んで一緒に病院へ。
先生:本日は奥様もご同席ですね。先日の細胞診の結果ですが、電話でもお話ししました通り、悪性が認められました。
B:悪性が確定したということですか?悪性の可能性があるとかではないのですか?
先生:細胞診の結果をⅠ~Ⅴのクラスで分けるのですが、Bさんの場合はクラスⅤでした。また、がんの種類は『乳頭がん』でほぼ間違いないと思います。
クラスV:悪性と断定できる異形細胞がある
『がん』の告知
事前に連絡をもらっていたので覚悟はしていましたが頭の中が真っ白になりました。同席していた妻も同じだったと思います。
先生:ネットで調べて頂いても分かるかと思いますが、甲状腺乳頭がんはがんの中でも比較的穏やかな性質を持っていて、進行具合も遅く、若い方のほうが予後が良いがんです。これから他に転移がないか精密検査を行い、今後の治療方針を決定したいと思いますが宜しいでしょうか?
事前に甲状腺がんについて調べていた私は、乳頭がんがどのようなものかだいたい分かっていましたが、妻はただうつ向いて聞いているだけでした。
B:・・・お願いします。
そして今後の治療方針を決める精密検査が始まりました。
●精密検査内容(少し曖昧です)
・採血(4本だったと思います)
・検尿
・レントゲン
・造影剤CT
・肺活量測定
全ての検査に妻が付き添ってくれました。
造影剤CTの後、ふと妻の顔見ると目が腫れているのに気付きました。
ケンカをするとすぐに感情的になって泣いてしまう妻
子供が大会で頑張っている姿を見て感動して泣いてしまう妻
パニックになるとオロオロして泣き出してしまう妻
韓ドラを見て号泣する妻
そんな普段は涙もろい妻が、その時だけは私を不安にさせないように私の前では涙を流さずに堪えてくれていたのだと思います。
本当にこの人が私の妻で良かった。
最愛の人のためにも、そして最愛の人との間に授かった3人の子供達のためにも絶対に治そう。
と、あふれる涙を堪えながら心に誓いました。
全ての検査が終わり、再度診察室へ。
先生:尿、血液、肺活量に問題はありませんでした。レントゲンを見る限り、肺に異常はなさそうです。
(スクリーンにCT画像が映し出される)
う~ん・・・造影剤CTの結果ですが・・・左側の甲状腺腫瘍から少し離れた場所に小さな塊のようなものが見えます。リンパ節転移かもしれませんので念のため追加でエコー検査をしますね。
ここまで来たら、しっかり診てもらって悪いところを全部治してもらおう。
グリグリ カチッ!
グリグリ カチッ!
先生:うん。大丈夫そうですね。エコー検査の結果、特に問題となるようなものはありませんでした。
B:他には何もありませんか?
先生:そうですね・・・(CT画像を1枚1枚確認し)、他は特に問題ないと思います。放射線科からの所見もこれ以外は特にないですね。
B:今後の治療はどうなるのでしょうか?
先生:腫瘍の位置と大きさを考えて、手術で左側の甲状腺のみを切除して、右側の甲状腺は残すのが良いと思います。
病院から電話をもらってから今回の診察・精密検査までの間、何度も何度も夫婦間で話し合いをして、良性であっても悪性であっても不安要素がある以上、手術して腫瘍を切除してもらおうと決めていました。
B:手術をすれば治る病気ですか?
先生:先ほども申し上げましたが、甲状腺乳頭がんは、若い方のほうが予後が良いがんです。Bさんはまだ若いですし転移もなさそうですので予後は良い方だと思います。ただし、10年間は経過観察が必要になりますので定期的に通院して頂くことになります。また、新規に保険には入れないと思ってください。
私たちはその言葉を聞いて『がん告知』という重苦しい雰囲気から少し解放されたような気がしました。そして、先生の治療方針に従って、腫瘍のある左側の甲状腺のみを手術で切除してもらうことを決めました。
その時は誰も気付いていませんでした。
CT画像には、甲状腺から離れた場所に白い影が写っていたことに・・・