201.ラストラン??「日本海」+雪鉄 2013/1/6
メンバーの皆様は今年はどのような正月をお過ごしになられたのでしょうか? 駅長様は京阪3000系で今年の撮り初めを終わられたようですが、自分的には今年の正月は昼間から酒を飲んでも叱られないのをいいことにお屠蘇にどっぷりと浸かって、結局、鉄活動は行わずじまい、家族に言わせれば何とも平和な正月だったようです。とは言うもののいつまでもこんなストレスのたまる状態が続くわけもなく、5日(土)か6日(日)のどちらかで撮り初めをしようと密かに画策していました。天気は5日の方がよさそうだったので、行くなら5日かなぁと思っていたところ、直前になって5日は家族運用が舞い込み×、選択肢としては6日のみとなってしまいました。ところが、名古屋近辺では撮りたい列車もなく、どうしようか悩んでいたところ、各方面で「日本海」は今回の年末年始限りの運転で以降は設定がなくなるとの情報が飛び交っていました。もし、これが本当だとしたら上りの「日本海」は5日の青森発が最期となるので、今更とは思いながらも衝動的に福井方面に向かって車を走らせました。
【2013.1.6 南今庄~今庄】(電車運転士)
【2013.1.6 南今庄~今庄】(電車運転士)
この後は敦賀での機関車交換の時間を利用して「日本海」を追っ掛け、後続の「トワイライトEXP」を撮り、湖西線か新疋田のループあたりで時間を潰すのが定番ですが、今シーズン初めての本格的な積雪を見たこともあって無性に雪鉄がやりたくなり、「日本海」の追っ掛けは捨ててクルマを逆方向に走らせていました。気象庁HPのアメダスの積雪深を確認したところ大野付近の積雪は30cmとなっていたため、目的地はえちぜん鉄道としました。写真はアップしてませんが、マスコットのテキ6は勝山の構内で屋根付きの場所が確保されており、大切に保存されていました。
予想どおり、日陰の部分は雪が解けずに残っており、クリスマスツリー状態も維持されていたため、とりあえず定番アングルで1枚押さえておきました。
【2013.1.6 発坂~比島】(電車運転士)
さすがに日当たりのいいところは木々の雪は解けてしまっており、イマイチ中途半端な感じでした。えちぜん鉄道はほぼ終日30分間隔の運転で、空き時間が少なく、効率よく撮影ができます。
【2013.1.6 小舟渡~保田】(電車運転士)
えちぜん鉄道の車両は白基調のため、雪原だと風景に同化してしまうため、バックが黒っぽいところで狙う必要があります。ポイント選びには思ったよりも苦労がともないましたが、普段は何の変哲もない風景も雪景色となると新鮮に見えました。
【2013.1.6 発坂~比島】(電車運転士)
発坂にはポイント部分にスノーシェッドがあり、雪国らしいアクセントとなっていました。何とかうまくまとめたかったのですが、残念ながら思ったより引きがなく窮屈なアングルとなってしまいました。
【2013.1.6 発坂】(電車運転士)
おそらく、えちぜん鉄道では最も乗降の少ない部類に入るだろうと思われる比島です。案の定、期待した乗降はありませんでした。京福電鉄時代とは車両が変わり、待合室も白く塗られるなど変化はありましたが、全体的な雰囲気は変わっていないように思いました。
【2013.1.6 比島】(電車運転士)
このままえちぜん鉄道に留まることも考えましたが、同じような写真ばかりになりそうだったので、どこかいいところはないものかと時刻表を見るとロケーションのいい越美北線の越前大野から奥で1往復撮れそうだということが判明しました。それじゃあせっかくだからということで、迷わず車を九頭竜湖方面へ走らせます。
九頭竜湖行の下りは国道からの定番アングルで待ちました。車両的にはレールバスもどきのキハ120オンリーなので、面白味はまったくありませんが、ロケーションが補ってくれます。できればタラコ色のキハ120に来てほしかったのですが、やって来たのは開業50周年を記念したラッピング車でした。
【2013.1.6 柿ヶ島~勝原】(電車運転士)
返しの九頭竜湖からの上りはトンネル飛び出しポイントで狙ってみました。もう少し木々の着雪が残ってくれていればよかったのですが、思いつきで立ち寄ったこともあり、贅沢は言えません。
【2013.1.6 柿ヶ島~勝原】(電車運転士)
このポイントはほんの少し徒歩移動するだけで柿ヶ島を挟んだ反対方向も撮ることができました。先程の山深い風景とは対照的に長閑な平野が広がり、同じ列車でまったく違う雰囲気を撮ることができるおいしいポイントでした。柿ヶ島停車中にいきなり雲の切れ間から太陽が顔を出したようで、幸運が味方してくれたと思いきや、陽が当たったのはトラス部分の左のワンスパンまでで、ギリギリ許容範囲といったところでしょうか。
【2013.1.6 下唯野~柿ヶ島】(電車運転士)
ここまで来てしまうと帰りは九頭竜湖→油坂峠経由で美濃白鳥へ出て、長良川鉄道沿いに行くのが近道になります。油坂峠は路面にも雪が残っているだろうとそれなりの覚悟は決めていましたが、幸いにも取り越し苦労に終わり、スムースに峠を越えることができました。
美濃白鳥へ降りて来た時にはバックの雪山が夕陽に赤く染まっていい感じになっていたので、長良川鉄道にも寄り道してみました。時間的に上りの美濃白鳥の発車が遅かったため、タイミングがずれてしまい、イメージどおりの写真にはなりませんでした。
【2013.1.6 郡上大和~万場】(電車運転士)
結局、この日は名古屋→今庄→勝山→九頭竜湖→白鳥→名古屋という周遊ルートとなり、随分遠回りしたように思いましたが、距離的・時間的にも単純な福井往復とそんなに差はありませんでした。今まで想定していなかったルートですが、今後はこのパターンもありかなということを感じました。