【アーカイブス】昭和55年の写真から
年末からお正月というのは、休みが続いて、一見、時間がたっぷりあるように思うのだが、何か雑用ができたり、あるいは飲んでいたりして、休みが終わってみると、さて何をしていたんだろう、と思ってしまうことが少なくない。今年の正月休みも、結局、鉄活動をしたのは大阪に行った1日だけであった。しかし、自宅に居る時はTVを見ながら意識的にフィルムのスキャンをしていたので、それだけはかなりの数を処理することができた。
もっともそれらの出来は、というと余り良くなく、少々滅入ってしまった。撮り方がパターン化してきているうえ、この頃からワインダーを使い始めたためか、同じようなカットが多く、久しぶりに見直していても面白みが少ないのである。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、ならよいが、数打っても当たらず、無駄玉ばかりなのはなんとも歯がゆい。じゃあ、現在はどうなのだ、といわれると、あまり当時と変わっていないようにも思えるが・・・。
今、スキャンしているのは昭和55年に撮影したポジである。その中にいくつか、撮影対象について記憶が定かでないものがあった。それらについて、ご存じの方があれば、ぜひ、お教えいただければ、と思う。
まずは名古屋駅で撮影したクモハ40 050。
スカイブルーの国電というと大糸線が思い浮かぶ。ただ、大垣に居た垂井線用の区間運転用のクモハ40もこの色だったように思う。そうするとこの写真は大垣の車輌の工場出場だったのだろうか?
続いて、高山線のひだ。
ヘッドマークのまわりにモールが取り付けられている。ということは、何かのイベントに使用されたのかと思うのだが、これも思い出せない。
ちなみに、撮影は昭和55年11月3日である。
この年には東京でこんな写真も撮影している。
こんな頃でも、東急の本線で単行の荷物電車が動いていたようだ。
この時は、奥沢でこんな写真も撮っている。
検車庫の中に入って撮影している、ということは、東急に詳しい方に案内してもらい、単行の荷物電車もダイヤを教えてもらって狙って撮影したのだろう。
この荷物電車の記憶は全くなく、スキャンして初めて撮影していたことを思い出した。今となっては珍しい写真のようにも思うが、当時の関東の鉄道ファンは結構、狙って撮った被写体なのだろうか?(駅長)