【アーカイブス】1980年の甲種回送 | 「はなぶさ」に集まる仲間たち

【アーカイブス】1980年の甲種回送

 5月に名市交のN3000系の甲種回送の写真を載せたら、ある方から「え!甲種を撮るの?」というコメントが寄せられた。「甲種があるから、撮りに行こう」とまでは積極的ではないけれど、実は機会があればコソーリ甲種を撮影している。あまり撮っているように見えないのは、平日に運転する場合が多いので、かつてのように休んでまで撮りに行かないからなのだろう。


 前回は昭和51年12月の6000系の甲種をご紹介したが、今回は昭和55年5月の6000系5次車の甲種の様子をご紹介したい。

 この時は、東海道線から撮影に行くのではなく、名古屋臨海鉄道から撮影を始めたようだ。


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 一見、どこかと思わせるような光景。当時は、大江川の堤防から、東レの工場をバックに撮影できた。現在は、手前に大江破砕工場ができたので、こうしたアングルでは撮影できなくなっている。


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 東港駅に着いた6000系。ここで機関車が付け替えられる。


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 東港で折り返して、大江川を渡る。この時は、名電築港の踏切では撮影をしていないようだ。この場所は当時と変わっていないかな。


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 名電築港で機関車を名鉄の電気機関車に取り替え、東名古屋港で折り返して、大江に到着する。この時は、デキ400+デキ600+6000系+デキ370の豪華な編成である。しかし、不思議なことに折り返しの東名古屋港では撮影していない。なぜかな?


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 その編成の後部に連結されたデキ370形。この後、大江の構内でも撮っていないのは不思議である。当時は、走りが中心だったためだろうか?


 今なら甲種にカメラの放列ができる時代であるが、当時は同業者が居たかどうか・・・いずれにしろ、のんびり撮影できたことは間違いない。(駅長)