年末ジャンボ宝くじはいかがでしょうか | ペルペルペルナンドのシンシンシンジャポーン!

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元シンガポール駐妻のペルナンドです。私のくだらぬ日常と、時々愛すべきシンガポールネタ(回想)を織り混ぜてお送りしております。よろしくお願い致します。

ハローエビバデ

 

今年も残すところあと3日。

 

そんな年の瀬

 

「宝くじ販売の呼び込み」という興味深いアルバイトを経験したので

 

リポートしたいと思います。爆

 
実は帰国して半年も経つのに
 
何の仕事をしようか迷い散らした結果、未だ定職に就いておらず
 
派遣会社から頂く仕事をたまーにやってみるという
 
人生迷子生活を送っているペルナンド。
 
まさか32歳の自分がこんな働き方をするとは思ってもみませんでしたが
 
今まで経験したことのない仕事がやってくるので、意外と楽しんでおります。
 
渡星前まではOLでしたし、学生時代のアルバイトでも「呼び込み」は未経験
 
宝くじの知識はほぼゼロ。
 
もちろん派遣会社から基本のマニュアルは受け取っていましたが
 
当日教えてくれる人がいるわけではないし、1人だし予習しておこうと思い
 
前日に宝くじについていろいろ調べまくる32歳。
 
その中で初めて知ったワードが
 
一粒万倍日。
 
文字通り、一粒のモミが万倍にもなるという大変縁起の良い日なんだそうな。
 
なるへそ…これも呼び込み文句の材料になるのか。
 
ユニフォームはこんなド黄色のデカいジャンパー。(2日目は赤い法被笑)
 
手には看板を持ち
 
売り場の前で約6時間ひたすらシャウトするという地味に過酷な仕事。
 
拡声器やメガホンはなく、腹の底から声を出さねばなりません。
 
1日中叫び過ぎてもんたよしのり寸前。
 
(出典:ORICON NEWS)
ダンシンオールナイ。
 
必殺「一粒万倍日」は絶大な効果があり
 
一度通り過ぎた方も、この言葉を聞いて戻ってくること山の如し。

そしてこういった仕事の醍醐味はなんと言っても
 
人間観察。
 
まず驚いたのは宝くじを買うご婦人方の財布の色。
 
凄まじき確率で
 
黄色オレンジゴールド
 
金運アップ系カラー。
 
しかしそんな財布を持っている人に限って
 
毎年買うけど当たらないのよねぇ…
 
と声をかけてくる悲しい現実。
 
当たるヤツちょうだいよ?
 
とか
 
もう買った。
 
とドヤ顔してくるじいさんばあさん多数。
 
宝くじを買った後
 
ほんとに当たる?
 
と聞かれ
 
あ、当たるぅ〜…かな?!
 
と愉快に回答したら
 
おいおい!ほんとかよぉ〜う!

的なテンションでどさくさ紛れに思いっきり尻を叩かれ
 
なぜか
 
ありがとうございまーーーす!
 
と颯爽と去って行くセクハラじいさんに礼を言う謎のシチュエイション。
 
からの宝くじ買う人生き急いでる説。
 
窓口は3つあれど、それぞれに並んでしまうと通行の妨げになってしまうので
 
1列に並んで欲しいのに
 
お次の方奥の窓口にどうぞ!
 
と呼ぶと2,3人一緒についてきちゃう
その後ろの人が「ここの窓口もいいんでしょう?」と真ん中の窓口に勝手に移動しちゃう
列崩壊
 
そして焦るあまりインド人並みに前の人に近づく。
 
近すぎて抱いてる犬が前の人の髪の毛嗅ぎまくってとるやないか。
買うかどうしようか迷いまくって、ずっと店の前を行ったり来たりしているおじさんの愛くるしさ。
 
磁石でもついとるんか
 
とツッコミたくなるくらい、吸い寄せられるように戻ってくる滑稽さときたら。
 
自転車で颯爽と宝くじ売り場に乗りつけたじいさんはベスト変人賞受賞。
 

大きな声で何やら話かけられたので近づいて行くと
 
あにょなぁ、×◉☆$ちゅう議員は家に1億円隠し持ってたんだってにゃ!ああん?!ありゃぁしょうもねぇヤツにゃ!
 
喋り方が中川家礼二がやる通天閣のおっさん。
 
しくった
 
これはまともに話を聞いてはいけないパティーンのヤツだった。
 
てかじいさん
 
歯がねぇし根本が真っ黒じゃ。
 
あにょ〜、あしょこにょショッピングシェンターにできたシュテーキの店にゃ、うまいじょ〜!行ったか?ああん?ありゃにゃ、前はここの角曲がったとこにあってにゃ、そん時はにゃ…
 
凄まじい勢いで1人喋り散らかすじいさん。
 
お、おいおいおいおい
 
このまま一生喋るんか。
 
仕事にならないので、途中で一か八か
 
ご、ごめんお父さん、私仕事しないと怒られちゃうんだよねぇ…
 
と言ってみたら
 
ああああ!ハハハハ!しょうキャー!しゅまんにゃ〜!はいはいはいはいがんばってにゃ〜!
 
と意外と素直に去って行きました。
 
夕方には各地域に必ず1人はいるブチギレじいさんが登場。
 
んだーー!コラテメェー!バカヤロウ!
 
とかなんとか1人で怒鳴り散らかしながら通りをウロウロ。
 
絡まれたらひとたまりも無いので、じいさんが近くを通り過ぎる時は沈黙を貫き
 
看板のフリ。
 

しかし街の人にとってはブチギレじいさんも日常の風景なのか、誰も無反応なのが滑稽でした。
 
ということで無事、害を被らず1日が終了。
 
長時間立ちっぱなしの叫びっぱなしはなかなかにエゲツなかったですが
 
ネタの宝庫と呼ぶべき興味深い仕事でした。
 
思っていたよりもはるかにたくさんの人が年末ジャンボ宝くじを買っていて
 
そしてあの1枚の小さな紙に大きな夢を抱き
 
発表日までのワクワクドキドキを楽しんでいるんだなぁと
 
全く知らなかった宝くじの世界を垣間見ることができていとをかし。
 
何でも経験ですな。
 
こんな日常ですが、日々小さなことでもいろんな経験を重ね
 
マイペースに自分の生き方を模索していこうと思います。
 
人生において無駄なことはないのです
 
と言い聞かせて。
 
そんな年末ジャンボ宝くじバイトのお話でございました。
 
最後までお読み頂きありがとうございます。
 
それではシーユーネクストタイム。