前回の記事はこちら『④我が家のエコキュートの選定の仕方 〜機能比較〜』前回記事はこちら『③我が家のエコキュートの選定の仕方 〜天気予報と連動〜』前回記事はこちら『②我が家のエコキュートの選定の仕方』前回記事はこちら『①我が家のエ…リンクameblo.jp



エコキュートを昼に沸かすのは分かったけど、太陽光はどれぐらい発電量が必要なのか!?ってことですよね?


電気代の基本料金の内訳なども含めて調べてみます。



  エコキュートの電気代ってどれぐらい?

エコキュートの電気代が分からないと、昼間にエコキュートを沸かすことは難しいですよね?


エコキュートに対して太陽光の発電量はどれぐらい必要か分かりませんよね?



そもそもエコキュートの電気代はタンクの容量だけでなく、給水温度によって変化します。

そしてヒートポンプを採用しているので外気温によっても変化します。


なので冬になればなるほど電気代は高くなります。



  実際に計算してみます

三菱のカタログから引用します。

370Lのタンクの商品で


年間給湯保温効率 4.2

冬季高温最大加熱能力 4.5kW/1.56kW

を参照にします。



1時間の消費電力は?

冬の場合だと1.53kWになります。

そして加熱能力は4.5kWなので、4.5÷1.53すると2.9kWの熱量を生むことになるので。

電気温水器は1kWで1kWの熱量でしたよね?

それと比べるとエコキュートは約1/3の電気代になることが分かります。



タンクに必要な量は?

前の家だと大人2人、幼児2人で同時にお風呂入ったとして毎日必要なお湯の量は300L前後でした。(エコキュートリモコンの表示)


水温が6度と仮定して、エコキュートのタンク温度が80度だとすれば。

(6+80)÷2=43度のお湯ができるので。

タンクの中が300Lあれば給湯温度が43度だと600Lのお湯が作れると言うことになります。



300L沸かすのに必要な時間は?

水道水6度

300Lで90度まで沸き上げ


300L×(90度ー6度)×4.2=105,840kJ

必要になって加熱能力は4.5なので

105,840÷4.5

≒23,520秒

≒392分

≒6.5時間


300Lのお湯を沸かすのに約6.5時間かかると言うことが分かります。

ちなみにこの計算はこちらのサイトからほぼまるパクりしました笑



  これを電気代に置き換えると?

これ関西電力のオール電化プランの深夜料金に置き換えると?

1ヶ月で約4,534円になります。

冬の時期での目安金額になります。


夏場だと2,000円台まで下がるので年間で考えると月平均3,000円前後ですかね?



  太陽光で発電した電力を使うと?

2023年で1kWで16円になります。

差額で言えば0.8円になるのでやる意味ってある?

仮に天気予報が外れて昼に高い料金で払う方がリスク高い気がしますよね?えーん


実はそんな単純な計算だけじゃ無いんです!!




  電気代の計算は?


電気代の内訳は

・基本料金

・電気料金の使用量

・燃料費調整単価

・再エネ賦課金

これ全部理解しています?



関西電力で300kW使用した場合の従量電灯Aの場合で計算していくと


基本料金

341.01円

15kWhまでは基本料金に含む


電力量の料金単価×使用量

2132.55円 20.31×105kWh

(15kWh〜120kWhの105kWh使用分)


4627.8円 25.71×180kWh

(120kWh〜300kWHの180kWh使用分)


合計6760.35円

https://kepco.jp/ryokin/menu/dento_a/



燃料費調整単価×使用量

燃料費調整とは火力発電に使う燃料代で毎月変動します。


504.9円 33.66×15kWh

(0〜15kWh15kWh使用分)


638.4円 2.24×285kWh

(15kWh〜300kWHの285kWh使用分)


合計1,143.3円

※2023年1月

https://kepco.jp/ryokin/seido/2023/202302/




再エネ賦課金単価×使用量

太陽光発電や風力発電の再エネの買取に必要な費用をまかなうお金みたいです。

年単位で金額が決まる。


2022年5月〜2023年4月までは

3.45円/kWhと決まっているので

300kWh×3.45円=1,035円になります。


合計

9279.66円になることが分かる。




考察

ここで考えないといけないのは料金単価、燃料費調整単価、再エネ賦課金の部分は使用量に比例して増えていきます。

今までは料金単価の部分だけが使えば使うほど上がると思っていました。




先ほど

太陽光で売電した金額を16円

オール電化プランの深夜料金プランは15.2円

と言いましたが、深夜料金プランは

15.2+2.24+3.45=20.89円になることになります。

(料金単価+燃料費調整単価+再エネ賦課金)


太陽光で発電した分を使用したとしても燃料費調整、再エネ賦課金はかかりません。



太陽光    16円

深夜料金 20.89円


になることが分かります。


①エコキュートを夜に沸かすと

20.89円で電気を買って、16円で電気を売ることになり。

差額の4.89円で電気を買うことになります。


②エコキュートを昼に沸かすと

電気は買わないので0円

16円の電気を売る利益も無しです。


なので先ほどのエコキュートの電気代は請求時には色々とプラスされて請求されます💦

4,534円→6,232円



次は必要な太陽光の容量なども含めて考えてみます。