北アルプスの女王様と呼ばれる美麗な山・・燕岳に登ってきた。
あまりの感動に書く事が多すぎて困るので4回に分けて書こうと思う。
第1章 合戦尾根と感動の燕岳
第2章 夕暮れの北アルプスと燕山荘
第3章 北アの女王「燕」と高山植物の女王「コマクサ」
第4章 下山とまとめ
第1章「合戦尾根と感動の燕岳」
約1ヶ月前から計画していた「北アルプスデビュー・燕岳・山小屋初体験」
好日山荘で購入したDVDやガイドブックを見るたびに気持ちは高ぶっていたが、仕事や天候の問題でなかなか実行することができずストレスが溜まってきていた。
ようやく仕事が落ち着いたのは7/29。この時点での週間天気予報によると8/4,5で行けそうな雰囲気であった。
会社には休息日とするため8/6の休暇届けを出しておいた。
8/4,5で燕岳を楽しみ8/6は自宅でのんびり過ごすというスケジュールだ。
しかし週半ばには憎憎しい台風5号の接近により天気は悪化傾向。台風通過後はスカっとするのかと思いきや不安定になるという非情な予報となっていた。
(# ゚Д゚) ムカー
3日の天気予報チェックで4日出発は諦めた。4日はどんよりとした空を恨みつつも、明日行けたら行こうと僅かな望みをかけていた。
4日の23時頃、最終決断を下すべく天気予報をチェックする。
無常にも安曇野の予報は
8/5 曇り時々雨
8/6 曇り
であった。夕方チェックした時と差もなく、今回の山行は諦めた。
orz
これは惰眠を貪るしかないなと思い、少し夜更かしして1時頃就寝する。
早朝4:30相方に叩き起こされる。
「天気良くなるみたいだけど、どうする?」
「??」( ゚Д゚) ハァ?
半信半疑だったが起きて天気予報をチェック。確かに素晴らしい天気に様変わりしていた。
あとは時間的問題だけである・・・眠たい頭で計算する。
5:30出発で10:30頃到着できれば11:00スタート。
そこから4Hで15:00小屋着・・・当初の予定より2時間遅れだが、何とかなりそうなので決行することにする。
5:30中房温泉を目指し家を出発。3時間30分しか寝ていないので居眠り運転の懸念があったが、楽しみにしていた山行にテンションが上がりまくってせいか、まったく眠気は感じなかった。
330kmを難なく走りきり、10:20頃中房温泉に到着。第3駐車場に車を停め登山口へ向かう。
車の温度計によると外気温は26℃だったが湿度が高い。蒸し暑く登山者カードを記入するだけで汗がポタポタ落ちてくる。
10:50登山者カードをポストに投函しスタート。
いよいよ北アルプス3大急登のひとつである合戦尾根の登りに取りつく。
いきなり情け容赦ないキツい急登が始まる。約2ヶ月のブランク(怠け期間)で足はすっかり鈍ってしまっている。
それに加えて寝不足・暑さ・温泉の硫化水素臭。悪条件が重なったせいか登りはじめて20分程度で吐き気を覚えてきた。一時は蹲るような状態だったが第1ベンチに何とか辿り着いて休憩すると、大分調子が戻ってきた。水場で水を補給する元気も出てきた。
第2ベンチまでは「いつもの自分」のペースで登れた。
第3ベンチ手前で足に激しい疲労を感じるようになる。ハンパな疲労感ではない。
第4ベンチから合戦小屋の間で足が痙攣を起こしはじめた。両足がつる場面も数回あった。2ヶ月のブランクは大きいなぁ・・我ながら情けない。
合戦小屋では昼食も兼ねて長めの休憩を取る。合戦小屋で食べたうどんは美味かった。でも高すぎる。
十分疲労回復したと思い合戦小屋をスタートするも、少し進んだところですぐに足の痙攣が始まる。
立ち止まっていても何をしても痙攣が治まらない。どうせ治まらないなら・・と兎に角前進した。
足がつったまま歩行するというのは人生で初体験だ!ワリと歩けるので自分自身ビックリだが、相方はもっと驚いていた。
相方に励まされながら前進を続け、ついに燕山荘に辿り着く。
自分の情けなさから標準タイムよりかなり時間を要してしまったが
・・・そんな事は一瞬でどうでも良くなってしまった。
燕山荘玄関前からの燕岳の眺めに息を飲む。
荷物を降ろすのも忘れ、見とれてしまった。
しかし、この感動はまだ序章に過ぎなかった。

