花で人気の横山岳へ。
高速を木之本ICで降り、白谷登山口を目指す。
余談だが木之本IC~白谷登山口まではコンビニが一軒(国道沿いのファミマ)しか見当たらなかったので、弁当を買っていない人はここで購入しよう!
広々とした白谷登山口駐車場には先客が10台ほど。
駐車場にはトイレ(紙無し・女性専用表示)も整備されている。
「山菜採ったら罰金30000円」の警告を眺めながら、準備運動をして白谷コースを登り始める。
しばらく谷沿いを登っていくが10分くらい歩いた所で予期せぬ分岐に遭遇。
ガイドブックでは谷を一直線に登る道が書かれているが、看板は谷から離れる方向へ進むよう指示している。
疑問に思いながら看板に従う。
30分ほどで林道に出てると左(西)に進む標識。
そこから林道を歩いて橋のところから白谷を登るワケだが、その橋が思いのほか遠く、行ったり来たりでタイムロス。
結局後から来た人が、思ったよりはるか遠くにある橋を発見してくれた。
情けない我々。地形図見れば判るだろ!
本当に情けない。
白谷を登り始めるとイチリンソウ・ニリンソウ・ヤマブキetcが群生。
被写体には全く困らない状態だが、写真を撮りながらの前進なのでペースは下がる。
我々の知識の無さもこれに拍車をかける「家で調べるから、とにかく撮る」これではナカナカ前に進めない。
太鼓橋から約1時間で経の滝。
↑経の滝↑
更に40分登り五銚子の滝に到着。ここでザックを下ろして大休止とする。
休憩中先ほど道を見つけてくれた人達が追いついてきた。
男性の方からドーナツを2個頂いた。
お返しに虫除けスプレーを分けた。
登山者同士のコミュニケーション。嬉しかった。
ここから谷と別れての登りである。
ガイドブックでは
「五銚子の滝からの急登を登りきると横山岳山頂である」
という感じで、実ににサラリと書かれているが、
この登りかなり恐ろしくキツい。今回の登りの殆どがココだと思って間違いない。
とにかく長いのである。
ガイドブックにこう書き加えて欲しい。
「五銚子の滝からの、永遠に続くのかと思うような長く果てしない急登を半死半生で登りきると横山岳山頂である」
(下りには使わない方が無難だと思うくらいの急登を1時間20分登るんでつ)
山頂に近づくと
「あと300m」の標識。
「標高差が300mなのか、直線距離が300mなのかハッキリせんかい!!ボケェ!!」
と標識にキレながら登り続ける。
もう着くだろう・・・と思ったら
「あと200m」の標識。
工エエェェ('д`)ェェエエ工
100mしか進んでいないの?・・・
orz
とガックリ膝を落としたくなる。
カタクリが咲いているのを発見したが、撮影の為にしゃがんだら足がつること間違い無し。ということで撮影できなかった。
そして、やっとの思いで横山岳山頂に到着。
弁当を食べた後、デザートとして先ほど貰ったドーナツを頂いた。
本当に美味しかったです。ご馳走様でした。
昼食後は見晴らしの良い稜線を歩き東峰へ向かう。
霞んではいるが素晴らしい見晴らし、足元にはイワナシが群生していた。
「花の廊下を空中散歩だね」
とテンションが上がりまくる。
↑約180度のパノラマ合成。東峰(左)と西峰(右)。ネコ耳に見える
東峰はこじんまりとした山頂。ここは休まずに通過し、東尾根コースの下りに取り掛かる。
この東尾根コースが素晴らしい。イワウチワや自然林が美しい程よく整備された登山道を楽しみながら下る。
「一生ここを歩いていたい」
と思うほど快適な道である。
東峰から1時間30分ほどで林道に辿り着く。林道直前の切り開かれた斜面はまさにお花畑である。花を眺めながらゆっくり降りた。
駐車場まで林道を2キロほど歩かなければならないが、その間も花を楽しむことができる。林道沿いは山菜も豊富だが
「採ったら罰金30000円」
手を出せない・・
せめて現地で販売してくれたらなぁと思ったりした。
8:09 白谷登山口駐車場
8:22 分岐
8:50 林道
タイムロス
9:24 太鼓橋
9:36 経の滝
10:14 五銚子の滝
10:26
11:34 横山岳山頂
12:02
12:27 東峰
東尾根コースを下山
13:48 お花畑の斜面
14:02 林道
14:51 白谷登山口駐車場