デパートやお店に並んでいる鞄を見ると、あるイヤな記憶がよみがえるんです。
何とか消したくて、この本を選びました。
「イヤな気持ち」を消す技術
1,620円
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気になるキーワード3つ
・人間の脳はマイナスの出来事を記憶する。
・イヤな出来事にとらわれる原因
・イヤな記憶を消す2つの方法
人間の脳はマイナスの出来事を記憶する。
特に強烈な怒りや悲しみなどの情動を伴う経験をした場合、人間の脳はことさらそれを強く記憶にとどめようとします。
この原因は、次に同じようなことが起こりそうなとき、それを避けるようにできているためです。
これは、ネガティブに考えがちな人や、私個人の問題かと思っていました。
本能的にマイナスの出来事を記憶するようにできていることに安心しました。
イヤな出来事にとらわれる原因
人がイヤな出来事に囚われるのは、記憶そのものに原因があるのではなく、どのように記憶が入って、どのように出されるかという点に問題があります。
脳の扁桃体は、記憶を増幅して、海馬に引っ張り出すように指令を出す。
海馬は、増幅した記憶を繰り返し引っ張りだすことで、前頭前野に認識のパターンができることが原因と述べられています。
専門用語がついていけない・・・。
イヤな記憶を消す2つの方法
扁桃体の評価関数を小さくするか、前頭前野のパターンを変えることが有効であると述べられています。
扁桃体の評価関数を小さくする例として、登校拒否が挙げられています。
登校拒否をなおす一番いい方法は、子供を転校させることだそうです。
いじめる相手が目の前から消え、イジメられない状態が続けば、治るそうです。
学校に通うという体験が、イヤなことではないと認識できるようにしてやると辛い記憶は引っ張り出されるものの、増幅されずに扁桃体の評価係数は、小さくなります。
もう一つは前頭前野に働きかける方法で、暴力団に脅された恐怖体験について述べられています。
暴力団に脅された人は、暴力団風の人を見るだけで体が震え始めます。
ところが、近くに警察がいるとわかると急に安心します。
これが前頭前野の介入であると述べられています。
私は環境を変えてもイヤな記憶に囚われているので、おそらく前頭前野に働きかけるパターンがいい気がします。
これで、イヤな記憶が消えたら、いいなー