これは私が高校に入学したばかりの話。
中学の頃の同級生K君から電話がありました。
「実は相談したいことがあるんだけど。。。」
このK君は、中学時代に特別仲が良かったわけでもなかったのですが、
当時の私はそんなこと気にも留めずに
「どうしたの?」
と声をかけていました。
よくよく考えてみたら突っ込みどころが多かったですが、
私の脳内では自身に都合のいい解釈が次々と出てきました。
・なぜ私の携帯番号を知っていたのだろう
⇒わざわざ私の番号を誰かに聞いて連絡してきた
・なぜ仲の良い人ではなく、私に相談をしてきたのだろう
⇒きっと身近な人には話しづらい内容なのだろう
一体どんな重い相談をされるのか、
不安と好奇心、そして謎の使命感を抱きながら話を進めようとすると
K君は含みのある物言いで
「うん。ちょっと。。。電話じゃ言いにくいことだもんで、直接会って話せないかな?」
と言い出しました。
では、週末にしようかと私が提案すると、
K君はもうすぐ最寄りの駅に着くと言いうので、私は自転車を20分ほど漕いで駅まで行きました。
この時夕方の16時か17時頃だった気がします。
K君と合流すると挨拶もほどほどに
「ここじゃなんだから移動しない?」
と言われ、どこに移動するのかと思って付いていけば
なぜかロータリーに。。。
え?車?
ん?誰?
そのにいたのは知らないおっさん。
「ちょっと知り合い。よく相談に乗ってもらってるんだ。」
「今日、車出してくれるもんでこれで少し移動しよう。」
K君怪しさ100点満点だよ。
でも、当時の私バカ。
きっとK君の知り合いなら、多少怖い目に合っても殺されはしないだろう。
K君もこのおっさんが問題の原因なのかもしれない。
そう思って。。。車乗っちゃったんですよねー。。。
そして車に揺られ40分くらいだったでしょうか、、、
当時はガラケーでしかも白黒だったと思うのですが
車の中で自分の母親に定期的に自分の居場所をメールしながら、
「窓は割れるかな?」
「ドアは蹴破れるかな?」
「最悪、相手を失明くらいさせても正当防衛かな?」
など、中2病を引きずった考えをめぐらせていました。
車を降りると、知らないおっさんは
「知らない人を連れてはいけない。名前と住所、生年月日をこの紙に書いて」
と言い出しました。
私「話が違う。K君と話しに来た。知らない場所に行きたいわけじゃない」
おっさん「じゃあ、俺とK君はこれから本部の集会にいるから、君はこの外で数時間待ってるかい?」
私「何しに行くの?とりあえず家に帰りたいです」
おっさん「もう集会の時間。送ってる時間なんてないよ」
こんなどこかもわからない場所に数時間いるのも怖いし、
とりあえずK君いるし、ついていくことにしました。
名前は漢字をごまかし、住所は番地を変え、生年月日も少しずらして記入。
普通のアパートの一室に通されました。
何人か人数が集まり定刻となり、
おっさんが神棚の前に座り、みんなは手を合わせ。。。
めっちゃ野太い良い声でお経読み始めた!!!
私はすっごいテンションが上がりました。
(゚∀゚)ファー------!!www
たぶん、想像した数倍低くて野太い声!
さっきまで話してた声なんなの?www
吹き出すのはなんとか堪えたけど
南無南無タイムが終わるまで終始ニヤニヤしてたと思います。
何分そこにいたのかわかりませんが、、、
とりあえず無事帰ってこれました。
帰りに「真っ白いモフモフのついた数珠」「お経の書いてあるやつ」の2つを渡されたので
数年引き出しの奥に保管したあとに捨てました。
で、結局K君の言いたかったのは
・拝むことで、成績も上がった。希望の高校に入れた。
・拝むのをサボると結果が伴わなかった。
・俺の弟も同じで、信仰することで全てがプラスに運んだ。
・他の人にもお勧めしたい。
ってことでした。
「結果が伴ったのは神様のおかげで、結果が伴わなかったら自分のせい?
その神様って会社に一人はいるようなクソ上司みたいだねwww」
って言ったら結構真面目に怒られてビビった記憶があります。
とりあえずK君には
「結果が伴ったのはK君が頑張ったから。
結果が伴わなかったのはK君より頑張っている人がいたからだと思う。
私は自分の結果の良し悪しは他人の成果にしない。
そうじゃないと誰かを恨みそう。
あと、人の成果を【良いとこ取り】するような神さまは私には要らない。」
と伝えて、その後は音沙汰がないですね。
怖かったり、おもしろかったり、
結構ドキドキした一日でした。
これが過激な人だったりしたらひどい目に合ってたかもしれない。
ほんとに今になって考えると怖いことしてたなぁと思います。
ちなみに、車移動中に母に送っていたメールですが、
数日後に母から
「あんたこのメール何?」
と聞かれました。
何かあったら色々と間に合ってなかった可能性が高いですね。。。
みなさん、
清く 正しく 美しく
楽しみましょう。

