More than enough is too much | *きっとキミに恋してる*

*きっとキミに恋してる*

残念なフリーター の日記

More than enough is too much


ネットで直訳するとこうなります。


「過ぎたるは及ばざるが如し」


たとえ良い事だとしてもやり過ぎは 足りていない状態と変わらない


何事もやり過ぎはよくないので、控えめにしましょう的な言葉・・・なはず。



両方、正解かどうかは不明。




とりあえず。



一番最初に浮かんだ感想がこれだった。







ネタバレというほどではないのだけれど、ネタバレ注意。





市の図書館に貸出されていた本


著:高樹のぶ子 「少女霊異記」




日本霊異記を通して、重なる古代と現代の謎

奈良の薬師寺で働く明日香のもとには数々の不思議が訪れる。

古代と現代をつなぐ謎を『日本霊異記』から読み解く、著者の新境地。

(Amazonより参照)


図書館でふと気になって借りてみた本


特に内容も、作者に関する知識も無く読んでみた。



先入観はタイトル以外にあり得ない。


「霊異記」が何かを私はその時、存じ上げなかったので


なんとなくファンタジーっぽい!っていうそれだけでレンタル。



目録を読んでみて、あれ?っとなる。




飛鳥 西大寺




そうです。作品の舞台は奈良です。


奈良内(最後は大阪も出てくるけど)で起こる


不思議を『日本霊異記』をもとになぞ解きをしていく


奈良県内の地名や寺等々が数々出てくる



主人公 明日香は地名から謎を解くのが大好きなので


地の者にはそれなりに楽しめるんだと思う。




感想は色々あるんだけれど。


まず言いたい。




作中で使われているのは大阪弁寄りであって奈良弁ではない。そして関西弁でもない。はず。


奈良の人間はあまりこういう喋り方をしないのではないだろうか。


もちろん例外はあるし100%ではないけれど、作中でてくる人間皆が大阪弁寄りなのは気持ち悪かった。


もちろん異論は認める。


私は奈良の中でも中央寄りの喋り方の人間であって、奈良の中だけでも方言は様々で


もしかしたら奈良の左上の方々は大阪弁寄りの言葉になる可能性は大いにあるのだけれど



なんか違う・・・。


高校が奈良上部に近かったため、上部に住んでいた知人も多かったけれど


あまりこういった喋り方の人間は記憶にない。



だから、なんか違う。



なので世界観に入り込むのはすごい違和感で、これは「奈良の話」であるはずなのに


登場人物は皆、他所から来た人間に感じれて仕方なかった。

(主人公は名古屋に住んでいたこともあるし、母も然だから強ち間違いではないのだけれど)


それが原因なのか、作者はあまり奈良を存じないのではないかと疑心暗鬼にさえなりそうだった


最近、京都や奈良などを舞台にした小説が多く、人気が出るだろうと便乗したのか…と思うくらいに。


まぁ、さすがに飛躍しすぎだと思うのだけれどね。



でも、資料がありました。それをもとに書いてみました。


取材で得た知識をもとに書いてみました。


そんな印象が強くて…どうも好きになれそうにありません。



もちろん話しの展開は先が気になるし、面白いのだけれど。


奈良県を前面に出している癖に、世界観の情景が薄いと感じたのだもの。


あくまで私が感じただけで、事実は違うでしょう。






作中の感想についてですが、前半は重い内容でありながらも面白みがあったのですが


後半になると全ての流れが事務化されていて、微妙でした。



最初は自分には何も力が無いとしておきながら、不思議が起こって動揺する。


でもその描写も心境もあまり伝わって来ない。


そしていつの間にか主人公は当たり前の様にそれを享受していて・・・


ん?ん?んん?ってなる。


あ、私が読解力が無いからか。




で、何故 過ぎたるは及ばざるが如し と感じたのかと言うと。


これは本当に私の好みに関する話しになってしまうのだけれど。


私は適度な不思議が好きな様で、過度の不思議はそんなに好きじゃないらしい。


あくまで私の好みでは、主人公はいつまでも不思議に対して疑心暗鬼であって、それを日常にしようとはしない。



もとの世界観が不思議な世界観なのであれば良いのだけれど


一度現実主義的なリアルを推進しておきながら、それをすんなりと受け入れ日常にするのは違和感だ。


それは主人公が、いろんな葛藤やらなんやらを乗り越えてやっと受け入れるのだ。


そして主人公は謎を解いたり解かなかったりしながら、不思議で幸せになったりする。


不思議は不思議として、受け入れる。


不思議を日常にしてしまった時点でそれはもう不思議ではなくて、


コナン君が事件をさも当たり前のように受け入れて、殺人事件の連続に違和感を抱かないことに読者が突っ込みを入れたくなるくらい


いあいあいあいあいあ、となる。



あ、何がいいたいか自分でもわからなくなってきた。




とりあえず。


面白い作品であるし、「日本霊異記」にとても興味がそそられたし


読んでみたいなぁと思える作品でした。



もう3:30だわ。。。寝よう。