都会の秘境駅探訪
日本一終電が早い駅、阪堺電車「住吉公園駅」
ナ、ナント終電が午前8時24分(平日)
あべのハルカスのすぐ横にある「天王寺駅」から乗車します。
大都会から昭和レトロな街並み・帝塚山の瀟洒な住宅街をコトコト走りぬける大阪唯一の路面電車
移り変わる車窓に見とれていたらすぐに「住吉駅」に到着です。
ここで道路の反対側にある「住吉駅」へ。
ここから秘境駅である「住吉公園駅」は約200m先です。
昼過ぎに訪れたので、終電はとっくに終わりロープが張られています。
秘境駅はどこにあるんでしょうか
いくらなんでも線路沿いは歩けないので、大通りの次のブロックの道を入って行くと…
ホームが見えてきました、人影らしいものも見えています。
グルッと廻り込んで、南海電鉄「住吉大社駅」の横というかガード下に見つけました
名残を惜しむ鉄道ファンの先客がいらっしゃったので、
後ろからパチリです。
もちろん終電が終わっているのでホームには入れません。
阪堺電車の中では、かなり立派な駅舎とホーム。
ここは大阪市内ですよね?と思わされる昭和レトロ風。
秘境線は残念ながら2016年1月に廃止になるそうです…。
敷設から60年近く経過し改修が必要となっていますが、莫大な費用が必要という理由での廃止。
最盛期の昭和30年代には1日200本の電車が運行されていたそうです
駅舎が立派なのもうなづけます。
駅舎に入るアプローチは昭和そのものの居酒屋や喫茶店。
「もうすぐこの駅、無くなるねんで」とほろ酔いおじさまが語りかけてきました。
はい、どこでも老若男女に話しかけられます。
廃止後は、約100m少しのところにある「住吉鳥居前駅」の利用になるそうです。
ダイヤモンドクロスが見ることができるのも時間の問題でしょうか
「住吉駅」では、通常の乗降客と撮り鉄くんとがハーフ&ハーフでした。
小さな駅舎、最終日の混雑ぶりがたいへんそうです。
鉄道ブログのトップブロガー「歩王さん」が、住吉駅を題材にまるで鉄道雑誌ののコラムのような格調高い記事をアップされていますので、詳しくはぜひこちらをご覧ください・・・とリンクを貼り付けたかったんですが、上手く反映できませんでした
ほぼ同時期に訪れたのにこんなに知識・表現力が違うのか
さすがのトップブロガーさんです