あたしにとって高2の夏は
忘れられない。

あたしはいつも通り
学校から帰ってきて
家に居た。
突然家のインターホンがなった。

あたしは覗きあなから
誰が来たのか確認した。

外には2人の男の人。
でも1人は確かに
パパだった。
パパとはあたしが
おばあちゃんちに
住み始めてからは
何年かに1回ぐらいしか
会ってなくてこの日も
何年ぶりかにパパは
帰ってきた。


とりあえずパパということが分かったのであたしは
玄関をあけた。
この時点でもう1人の人のことはまったく分からなかった。

あたしは玄関を開けて
さっさと自分の部屋に戻った。
パパ達はおばあちゃん
と話をしてる。

するとあたしは
おばあちゃんに呼ばれた。
「まなみ..洋平だよ」

一瞬あたしは時間が
止まったようなきがした。

覗きあなから確認した時
パパの隣に居たのは
弟だった。

そりゃぁ分かるわけがない。
小さい頃にばいばいしてるし
当然背は大きくなってるし
顔だって大人になってる。

あたしは慌てて
おばあちゃんの所に行った。
内心ちょっと怖かったけど
そんなことより会いたい
って気持ちの方が強かった。

あたしは洋平の顔を
じっくりと見た。
確かに洋平だと思った。
洋平はパパにそっくり
だから見た瞬間に分かった。

でも何も話すことが
出来なかった。
何から話したらいいのか
分からない。でも
話したいことは山ほどある。

あたしはその場に
じ~っと座っていた。

パパがいきなり
「まなみと洋平をご飯食べに
連れて行ってくる」と
おばあちゃんに話した。

そしてあたしと洋平は
パパに連れられて
近くのファミレスに
行くことになった。
ファミレスに向かう道中
洋平が電話をしてた。
「今パパとまみと居る」
ってことしか聞こえなかったけどあたしは電話の相手が
きっと..ママだと思った。


勉強は全然ダメだったけど
部活だけは頑張って
やっていたことで
部活推薦って形で高校には
入学することができました。

高校に入学してからも
周りの目ばかりを
気にしながらの生活でした。

知らない人ばかりだし
不安でいっぱいの毎日でした。
でもだんだんと友達も
出来てきて不安はあったけど
それなりに楽しく
過ごせてましたドキドキ
小学校卒業間近になって
あたしは最終手段に出るしか
ありませんでした。
それはカツラをつけること。
本当は嫌だったけど
仕方なかったんです。
おばあちゃんが
10万円近くするのを
買ってくれました。
それより安いのだと
髪の毛が抜けてしまってる所が
全部隠しきれなかったんです。おばあちゃんには本当に
感謝してますドキドキ

中学校に入学してからの
あたしは人の目ばかり
気にしながらの生活でした。

1年生の時の担任の先生に
話して先生がクラスのみんなに
話してくれました。
みんな何も言わず今まで通りに
接してくれたし心配してくれた
友達もたくさん居ましたドキドキ

中学校は規則が厳しかったので
規則の中の一つに
髪の色も入っていました。
カツラは人毛で出来てるので
太陽に当たることによって
本物の髪と同じように
茶色くなっていきます。

でも知ってるのは
同じクラスのみんなだけだったし
2年生になるとクラス替えがあったけど1年の時のクラスのみんなしか知らなかったので
他のクラスのみんなからは
何であいつはあんな茶色いのに
許されてるんだょ..。
って目で見られてたし
髪茶色いねって言われて
髪を触られたりもしました。

そんな毎日を送ってました。

部活でも先輩同士の陰口を
聞いちゃったりもしました。

でも負けたくなかったから
学校に行き続けました。

ただ負けたくないという
理由だけであたしは
中学校を卒業しました。