ママんちからあたしは
高校に通ったキラキラ
そして無事に留年することなく
2年生に進級した。

2年になってすぐの頃
部活での人間関係で
色々あって部活を辞めた。
それからも学校には
ちゃんと行ってた。
でも部活を辞めた途端
学校に行く意味が
分からなくなった。
友達と居て楽しかったけど
何だか毎日ぱっとしなかった。
そんな毎日に嫌になってしまったあたしは2年の6月の頭から
全然学校に行かなくなった。

担任の先生が家に来て
話し合いとかもしたけど
あたしの気持ちが変わることは
なかった。

ママと一緒に学校に行って
学年主任の先生と担任と
話し合いをして学年主任の先生には「まだ単位も間に合うし
時間もあるからもうちょっと考えてみな..」って言われたけど
もう決めたことだし迷いは
全然なかった。

ママがその時「本人が決めたことなんで好きなようにさせてあげて下さい」って
言ってくれた。

そこで先生達は渋々納得して
退学届けをくれた。

最後に担任から
「気持ちが変わったら
いつでも連絡してな」
って言われたけど
あたしはもう絶対に学校には
行かないって決めてたから
教室に置いてあった教科書や荷物を全部持って学校を出た。


学校を辞めた理由には
ぱっとしない毎日から
抜け出すため。
それともう一つ..。
あたしには
やりたいことがあった。
あたしがおばあちゃんと
住んでいた家から
ママと洋平が住んでいる
場所まで車で30分ぐらい。

車の中であたしは
ずっと泣いてた。

でもママんちに着く頃には
少し落ち着いてた。

ママんちに着いてから
荷物を降ろして
部屋の片付けをした。

夜にゎ片付けも終わって
ママと洋平と話をした。

そこであたしはママと洋平と
離れていた10年の間にあった
ことを全部聞いた。

何でパパとママが
離婚したのか..
何であたしと洋平が
ばらばらになったのか..

いろんな話を聞いた。

あたしもおばあちゃんと
暮らしてた10年間のことを
ママと洋平に全部話した。

こんなふうに何もかもを
話せる相手なんて
あたしには今まで居なかった。
おばあちゃんにも
自分のことすら話したことなんてなかった..。
でも不思議なもんで
ママと洋平と10年ぶりに
会ったのに何でも話せた。

やっぱり家族って
すごい..って改めて感じた。
どんなに離れていた時間があってもそんなこと感じなかった。
ママと洋平は
あたしにとって
間違いなく家族なんだ
って思えた。

この日ママと洋平と..
やっと家族になれたんだ
って思ったドキドキ
部活の大会が一段落して
一週間の夏休みがあった。

その一週間の夏休みの
最初の日..
ママと洋平とママのお母さんが
うちに迎えに来てくれた。

荷物を車に積んで
ママとママのお母さんと
あたしはおばあちゃんと
少し話をした。
そこでおばあちゃんは
ママに「高校だけはちゃんと
卒業させてやってくれ」って
言ってた。
ママは一言「はい」って
返事をした。
ママのお母さんも
「出来る限りの協力は
しますので..」って言ってた。

時々おばあちゃんと
目が合った。
おばあちゃんは泣いてた。
おばあちゃんが泣いてるのを
見てあたしは一気に
おばあちゃんとの生活が
蘇ってきた。
あたしも自然と涙が溢れた。

10年以上もあたしのことを
本当の子供みたいに
育ててくれて
厳しい面はあったけど
あたしがこんな簡単に
自分の所を離れて行くなんて
おばあちゃんは想像もしていなかったと思う。


話が終わってみんな一斉に
立ち上がって玄関に向かった。
あたしはおばあちゃんの
泣いてた姿を今でも
忘れることが出来ない。

玄関から出ておばあちゃんが
「一生会えないわけじゃないし
いつでも遊びくればいいよ」
って言ってくれた。

この時あたしは
目が真っ赤になるほど
泣いていた。
あたしはおばあちゃんに
たった一言...
「ありがとう」って言って
車に乗った。