第1話 乃木坂、世代交代うまくいってるようで実は危ない説
今日、東京ドームはすごい熱気に包まれている。
乃木坂46の東京ドーム公演。
そして、梅澤美波キャプテンの卒業コンサート。
平日の木曜日にもかかわらず、東京ドーム周辺は、紫色の熱量でいっぱいになっている。
キャプテンの卒業。
3期生の大きな節目。
そして、乃木坂というグループが、また一つ次の時代へ進んでいく日。
こういう日に、あえて書きたい。
乃木坂の世代交代論を、久しぶりにやりたい。
たぶん4年ぶり、いや5年ぶりくらいである。
その間に、景色はかなり変わった。
1期生はいない。
2期生もいない。
3期生も、ほとんどがいない。
そして今、グループの中心には5期生がいる。
いや、いるどころではない。
5期生、働きすぎ問題である。
井上和を中心に、五百城茉央、一ノ瀬美空、池田瑛紗、菅原咲月、小川彩など、5期生の存在感はかなり大きい。
強い。
普通に強い。
ただ、ここで一つ思う。
本来、ここまで5期生に背負わせる予定だったのか?
という話である。
もちろん、5期生が悪いわけではない。
むしろ、よくやっている。
ただ、チーム編成として見ると、少し気になる。
本来なら、3期生が抜けていく。
4期生が中心になる。
5期生が伸びてくる。
6期生を迎える。
この流れが一番きれいだった。
ところが今の乃木坂は、4期生が「面」で支えるというより、遠藤さくら・賀喜遥香の両エースに、5期生がかなり早く合流している形に見える。
野球で言えば、本来は中堅が打線の真ん中を支えて、若手は下位打線で経験を積ませたいところである。
でも今は、若手がいきなりクリーンナップを打っている。
打っている。
打ってはいる。
ただ、少し早い。
世代交代は、若いメンバーが出てくれば成功、という単純な話ではない。
大事なのは、順番である。
今の乃木坂は、バトンを落としてはいない。
ただ、4期から5期への受け渡しが、少し早送りになっている気がする。
梅澤美波の卒業は、3期生の時代が大きく区切られる象徴的な出来事である。
だからこそ、今あらためて見ておきたい。
乃木坂の世代交代は、本当にうまくいっているのか。
それとも、うまくいっているように見えて、実は少し危ないのか。
この連載では、そのあたりを野球の戦力分析っぽく、ゆるく考えていきたい。
次回は、4期生について書きたい。
遠藤さくら、賀喜遥香という両エースはいる。
でも、4期生はなぜ「面」で主力になりきれなかったのか。
ここが、今の乃木坂を考えるうえで、かなり大きなポイントだと思っている。
